継承のタイミングで紙カルテから電子カルテへ移行
前医院時代からの患者もしっかりサポートしていきたい

医療法人社団 幸真会 皆川クリニック
皆川 真吾 医師
  • 皮膚科
  • 泌尿器科
導入時期
令和2(2020)年2月
導入の背景
事業継承
令和2年、前医院である『水野医院』を継承する形で開業。泌尿器科・皮膚科の2つの診療科を標榜している。泌尿器科では、頻尿や尿漏れなどのトラブルを気軽に相談できるクリニックを目標に、日帰りで受けられるボトックス膀胱壁内注入療法や、最新のFotonaレーザーを用いた日帰りでの低侵襲レーザー治療なども積極的に導入。皮膚科では、ニキビ、アトピー性皮膚炎、湿疹をはじめとする一般皮膚科の保険診療のほか、美容皮膚科の自由診療にも対応。前医院からの患者もよりしっかりとサポートしていくために、電子カルテへの移行を決断した。
導入前の課題
  • ・継承元が紙カルテだったため電子カルテに切り替えたかった
  • ・院内にいないときは患者のデータを確認できなかった
  • ・理想のカルテのイメージはあっても、その理想を共有および実現してくれるパートナーがいなかった
導入後の効果
  • ・自宅からでもタブレットで患者のデータを確認したり細かい作業をしたりできるようになった
  • ・タブレットで撮影した画像をそのまま電子カルテに取り込めるようになった
  • ・サーバーの容量を気にせずデータを取り込めるようになった

クラウド型のメリットは「出先からでもデータを見られる」「プログラムの更新や新機能追加がスピーディ」

電子カルテベンダーを探された経緯を教えてください

当院は、令和2(2020)年2月に、地域のみなさんに長年親しまれていた医院を継承する形で開業したのですが、前医院が紙カルテだったため電子カルテに切り替えたいと思っていました。そのため、紙カルテから電子カルテへの移行の手続きがスムーズにいくかどうか、そして時間的に間に合うのかどうかを考慮しながらのベンダー探しとなりました。

具体的には、継承の半年前から探し始めたのですが、移行手続きと時間的な問題以外に、「クラウド型」「Mac対応」の譲れない条件も2つあったことから、最初から候補は4社に絞られていました。

なぜはじめからクラウド型を希望されていたのですか?

紙カルテから電子カルテに移行するメリットである、「紙が不要になってどこからでもデータを見ることができる」を最大限享受したかったからです。端末さえあれば自宅からでもデータを確認できるので、勤務時間内に終わらなかった処理を空いた時間におこなうこともできます。

加えて、プログラムの更新や新機能の追加がスピーディなこともクラウド型の大きなメリットなので、仮に現状は「もっとこうなればいいな」ということがあっても、早い段階で実現する可能性が高いと思うんです。その将来性込みで期待しているし、自分自身、積極的に開発に関する希望を伝えていきたいです。

反対に、クラウド型のデメリットはどんなところだと思いますか?

稀に、サーバートラブルで止まってしまうことがあることです。そうなると診療が止まってしまうので、トラブルに備えて紙カルテも用意しておくようにしています。大抵は10分から20分で復旧しますが、その間、患者を待たせてしまうことにならないよう、対策を取っておくことは大事です。

ただ、最近はCLIUSにもバックアップ機能が追加され、いざというときでも、カルテの内容は確認できるようになりました。診療を止めずに続けられるようになったのは大きな改善点です。

CLIUSの選定理由を教えてください

画面構成がシンプルでわかりやすくて、使い勝手がよかったところに好感を持ちました。しかし、一番の決め手は担当者の対応です。レスポンスが速いし、何でも相談に乗ってくれます。その姿勢は導入後も変わっていません。導入当初、ORCAとの連動に関してうまくできないことや、マスターの登録方法についてわからないことがあってメールや電話で質問した際も対応が迅速でした。しかも、導入当時に要望を出していたことが既にいくつか新機能として追加されているので、開発のスピードも速いんだと思います。

それと、継承半年前にベンダー探しをスタートしたもののなかなか決めることができず、時間だけが経過していくなか、「これ以上時間がかかったら開業までに間に合わないので早く申し込んでください」と急かしてきたベンダーもあった一方、CLIUSの担当者にはそういった圧も感じませんでした。

導入後、よく使っている機能はありますか?

皮膚科での診療では、撮影した画像データをそのまま取り込める「画像・ファイル登録」機能はよく使っています。撮った写真を直接電子カルテに落とし込めるので重宝しています。

皮膚科の診療に役立つ「画像・ファイル登録機能」とは?CLIUSの機能/料金が分かる資料はこちら
▶︎製品資料を無料ダウンロード

泌尿器科での診療に関しては、現状はまだ検査機器をネットワークで接続していないのですが、接続した暁には簡単にデータを取り入れられますし、クラウド型なのでサーバーの容量を気にしなくていいことが大きいですよね。

CLIUSの導入は、クリニックにどんな変化をもたらしましたか?

「紙カルテから電子カルテへの移行」の大きな目標を達成した後は業務を効率化できるとわかってはいましたが、導入から半年くらいは、診察と並行して紙カルテからの移行作業も進めなければならなかったので、時間的にも大変でした。しかも、前医院時代から何年も通っていらっしゃる患者さんがたくさんいたので、患者データを打ち込むことに膨大な時間を割くことになりました。

しかし、クラウド型なので診療中には手が回らなかった作業を自宅で空き時間にこなすこともできますし、入力そのものにも徐々に慣れてスピードアップしてきたように思います。

これからもCLIUSを活用することで、さらに地域のみなさんの役に立てるクリニックになっていけたらと思っています。

実際にCLIUSに触れてみる

他の記事を見る

  • あや内科クリニック 篠原亜弥先生
    あや内科クリニック

    篠原亜弥先生

    • 外科
    • アレルギー科
    • 呼吸器内科

    クリアスは電子カルテを超えたデジタルセクレタリー

    もっと見る
  • 筒井医院 筒井理仁医師
    筒井医院

    筒井理仁医師

    • 外科
    • 内科
    • 皮膚科
    • 乳腺外科

    IoTの積極的な導入で空いたリソースを患者コミュニケーションに

    もっと見る
  • うるおいクリニック 宮内賢医師
    うるおいクリニック

    宮内賢医師

    • 心療内科
    • 精神科

    コストもデザインも機能も満たせる電子カルテCLIUS

    もっと見る

かんたん登録でCLIUS(クリアス)をお試し