【2024年版】クリニックが選ぶ、電子カルテのシェアランキング!

電子カルテのシェアランキングはいくつかの媒体が発表していますが、そのなかでも注目度が高い、「ITトレンド」「日経メディカル」「m3.com」のランキング結果を参照しながら、2024年のトレンドを解説していきます。

「ITトレンド」「日経メディカルOnline」「m3.com」のランキング比較

まずは、3社の最新シェアランキングの1位から10位を表で確認しましょう。

順位ITトレンド日経メディカルOnlinem3.com
1位CLINICS(メドレー)1位MedicoMシリーズ(ウィーメックス)1位M3 Digikar(エムスリーデジカル)
2位CLIUS(DONUTS)2位BrainBoxシリーズ(ユヤマ)2位MedicoMシリーズ(ウィーメックス)
3位MedicoM-HRf Hybrid Cloud(ウィーメックス)3位Dynamics(ダイナミクス)3位Qualis Medical Station(ビー・エム・エル)
4位M3 Digikar(エムスリーデジカル)4位M3 Digikar(エムスリーデジカル)4位BrainBox VIII/ BrainBox Cloud(ユヤマ)
5位BrainBox V-IV(ユヤマ)4位Doctor’s Desktop3(エムスリーソリューションズ株式会社)5位HOPEシリーズ(FUJITSU)
6位AI・CLINIC(アイネット・システムズ)4位Hi-SEEDシリーズ(富士フィルムヘルスケアシステム)6位Dynamics(ダイナミクス)
7位BrainBox Cloud(ユヤマ)4位HOPEシリーズ(FUJITSU)7位SUPER CLINIC(ラボテック)
8位セコムOWEL(セコム医療システム)8位TOSMECAventyシリーズ(キャノンメディカルシステムズ)7位movacal.net(NTTエテクトロニクステクノ)
9位Medicom-CKII(ウィーメックス)8位SUPER CLINIC(ラボテック)7位CLINICS(メドレー)
10位Blanc(JBCC株式会社)10位Qualis Medeical Station(ビー・エム・エル)10位TOSMEC Aventyシリーズ(キャノンメディカルシステムズ)

 

ランキングの結果を見たらわかる通り、1位から10位までにどのメーカーの電子カルテがランクインしているかは、調査媒体によって大きく異なります。

その理由として、電子カルテは「オンプレミス型かクラウド型か」「どんな機能がついているのか」などの仕様によって、「どの診療科に適しているか」「病院向けかクリニック向けか」が異なってくるため、媒体が調査ターゲットとしている層によって、選ばれるものも異なってくるためでしょう。

そのため、上記表にランクインしている電子カルテはいずれも、なんらかの仕様や使い勝手において優れている点があるといえます。

 

【2024】医師に人気の電子カルテの特徴は?

続いては、上記ランキングにランクインした電子カルテそれぞれの特徴をみていきます。

製品名メーカータイプレセコンとの連携方法初期費用月額費用対応OS
Medicom-HRf Hybrid Cloudウィーメックスハイブリッド型(オンプレミス型からクラウド型に切り替え可能)一体型要問合せ要問合せWindows、iOS、その他
M3 Digikarエムスリーデジカルクラウド型レセコン一体型・ORCA連動型0円〜[レセコン一体型]19,800円/月[ORCA連動型]9,800円/月Windows8.1、10、11 Mac OS X Yosemite 10.10 以降、Linux Ubuntu14.04以降(64bit)、iOS、 AndroidOS
BrainBox Cloudユヤマクラウド型レセコン一体型957,200円(標準販売価格)357,200円(1ライセンス)35,000円~Windows
Dynamicsダイナミクスオンプレミス型一体型220,000円※その他、オプションあり11,000円Windows
CLINICSメドレークラウド型一体型要問合せ40,000円Windows、Mac
Qualis Medical Stationビー・エム・エルクラウド型分離型630,000円(標準販売価格)38,000円ソフトウェア単体での販売は不可。契約時に周辺機器も納品される
HOPEシリーズFUJITSUオンプレミス型、クラウド型一体型要問合せ要問合せWindows
Hi-SEEDシリーズ富士フィルムヘルスケアシステムオンプレミス型、クラウド型W3 EXは一体型要問合せ要問合せ要問合せ
SUPER CLINICラボテックオンプレミス型一体型要問合せ要問合せWindows
CLIUSDONUTSクラウド型分離型※カルテとレセコンのサポートをワンストップで提供するプラン「CLIUS Pro」も用意200,000円~12,000円Windows 10 Pro(64bit)、Windows 11 Pro(64bit)、macOS 10.14 Mojave 以降(64bit)
Doctor’s Desktop3エムスリーソリューションズ株式会社オンプレミス型分離型要問合せ要問合せ要問合せ
AI・CLINICアイネット・システムズオンプレミス型完全一体型要問合せ要問合せWindows
Movacal.netNTTエレクトロニクステクノクラウド型分離型200,000円50,000円Windows、Mac
TOSMEC Aventyキャノンメディカルシステムズオンプレミス型医事会計/電子カルテ一体型要問合せ要問合せWindows
セコムOWLセコム医療システムクラウド型分離型要問合せ要問合せWindows・Mac・iPad/iPhone・Android
BlancJBCC株式会社クラウド型一体型要問合せ要問合せ要問合せ

 

 

操作性とスピーディな診療を追求した「Medicom-HRf Hybrid Cloud」(ウィーメックス)

ITトレンドで第3位にランクインしたのが、ウィーメックスの「MedicoM-HRf Hybrid Cloud」。

日経メディカルOnlineでは1位に「MedicoMシリーズ」、m3.comでは2位に「Medicom-HRV」がランクインしていますが、2024年2月時点において、ウィーメックスが取り扱っているクリニック向け電子カルテは「Medicom-HRf Hybrid Cloud」となるので、ここではこのモデルについて解説します。

ちなみに、ITトレンド第9位にランクインの「Medicom-CKII」は病院向け電子カルテとなります。

【Medicom-HRf Hybrid Cloudの特徴】

「直感的操作でスピーディに入力できる」「多彩な機器と連携可能(約170社の機器や検査などと連携可能)」「デバイスなどを選ばないため訪問診療に使いやすい」の3点にこだわって開発されたモデルです。施設内サーバだけでなく、クラウド上にもリアルタイムでデータを保存できるハイブリッド型なので、通信環境を問わず医療サービスの継続が可能です。

参照: Medicom-HRf Hybrid Cloud(ウィーメックス)

 

低価格で高機能「M3 Digikar」(エムスリーデジカル)

ITトレンド4位、日経メディカルOnline4位、m3.com1位にランクインしたのは、エムスリーデジカルの「M3 Digikar」です。

【M3 Digikarの特徴】

2024年2月時点で導入件数5,000件突破。人気の理由は、コストパフォーマンスのよさと機能性のよさで、最新AIによる自動学習機能でカルテ入力時間を削減することができます。また、レセコン一体型か連動型かを選べる点も特徴的。既にORCAを導入している場合は連動型を選ぶなどするとスムーズかもしれません。

参照: M3 Digikar(エムスリーデジカル)

 

AI機能によるクラウドのインサイト・サポートが充実「BrainBox Cloud」(ユヤマ)

ITトレンド7位、m3.com4位にランクインしたのが「BrainBox Cloud」です。

ちなみに、m3.comのランキングでは「BrainBox VIII / BrainBox Cloud」となっていますが、最新バージョンが「BrainBox Cloud」です。また、ITトレンド5位にランクインの「BrainBox V-IV」は同社のオンプレミス型電子カルテです。

【BrainBox Cloudの特徴】

AIが電子カルテから得られる数値データを分析して、提案や予測を行ってくれるほか、日々の運用で蓄積されたデータを分析・予測して有用なインサイトを導き出すことで、迅速な経営判断や医療の向上を手助けしてくれます。ま

た、患者の薬歴やオーダー歴、最近の出来事などを画面にまとめて表示できるため、診察開始時の操作ステップをひとつにまとめることが可能です。

参照: BrainBox Cloud(ユヤマ)

 

開業医が開発した「Dynamics」(ダイナミクス)

日経メディカルOnline第3位、m3.com第6位にランクインの「Dynamics」は、開業医が開発したレセコン一体型電子カルテです。

【Dynamicsの特徴】

RS_Baseをはじめ50社以上の製品と連携可能、セット登録が簡単、シェーマ画像をスムーズに記載できる、動作が軽快など使いやすさが追求されています。また、ユーザー同士が意見を交わすことのできるユーザーコミュニティが活発に動いているのも、この電子カルテの特徴です。使っていてわからないことなどを医師同士質問し合うこともできます。

参照: Dynamics(ダイナミクス)

 

カルテ基本機能も会計機能も充実「CLINICSカルテ」(メドレー)

ITトレンド第1位、m3.com第7位にランクインしたのが「CLINICS」です。

【CLINICSカルテの特徴】

テンプレート・セット登録やシェーマなどのカルテ基本機能が充実していることに加えて、会計や帳票出力、決済履歴、レセプト出力といった会計機能も充実しています。オプションでレセプトチェック機能も使うことができます。

参照: CLINICSカルテ(メドレー)

 

往診・在宅診療に対応可能な機能搭載「Qualis Medical Station」(ビー・エム・エル)

m3.com第3位、日経メディカルOnline第10位にランクインしたのが「Qualis Medical Station」です。

【Qualis Medical Stationの特徴】

契約時にはパソコンも納品されるため、手持ちのパソコンで使うことはできませんが、一方で、往診・在宅診療に対応可能な機能が搭載されているため、手持ちのパソコンやタブレットなどから院内のQualisにアクセスすることは可能です。

参照: Qualis Medical Station(ビー・エム・エル)

 

災害対策も万全「HOPEシリーズ」(FUJITSU)

日経メディカルOnline第4位、m3.com第5位にランクインしたのは「HOPEシリーズ」です。クラウド型電子カルテシステム「HOPE Cloud Chart」、中堅病院向け電子カルテシステム「HOPE Life Mark-MX」があります。

【HOPE Cloud Chartの特徴】

万全な災害対策・セキュリティ対策が施された富士通のデータセンターにおける運用であることから、セキュリティ面を重視したいクリニックにはおすすめといえます。機能面に関しても、カルテ・オーダ・看護のデータベース統合化によって、リアルタイムかつ正確な院内情報共用を実現していることなどから、ユーザーに高く評価されています。

参照: HOPEシリーズ(FUJITSU)

 

レセプトチェックシステム標準搭載モデルも用意「Hi-SEEDシリーズ」(富士フィルムヘルスケアシステム)

日経メディカルOnline第4位にランクインしたのが、「Hi-SEEDシリーズ」です。院内サーバの設置が不要な「Hi-SEED Cloud」と、院内サーバ設置型(オンプレミス型)「Hi-SEED W3 EX」があります。

【Hi-SEEDシリーズの特徴】

レセプトチェックシステム「べてらん君collaboration Plus」を標準搭載した「Hi-SEED W3 EX」は業務の効率化を求めるクリニック向け。より気軽に導入したいなら、クラウドタイプを検討してもいいかもしれません。

参照: Hi-SEEDシリーズ(富士フィルムヘルスケアシステム)

 

ハイレベルなカスタマイズが可能「SUPER CLINIC」(ラボテック)

m3.com第7位、日経メディカルOnline第8位にランクインしたのがSUPER CLINICです。

【SUPER CLINICの特徴】

診療科や診療内容、経営コンセプトに合わせてシステム環境の提案を行ってくれます。各種テンプレートやセット内容、文書書式関連などの、通常であると準備に長時間要するものでも、経験豊富なインストラクターが個別にカスタマイズした内容を完成させてくれます。「自院が使いやすい仕様」にとことんこだわりたいクリニックにはおすすめといえます。

参照: SUPER CLINIC(ラボテック)

 

ユーザーの要望を常に反映し続ける「CLIUS」(DONUTS)

ITトレンド第2位にランクインしたのが「CLIUS」です。

【CLIUSの特徴】

Do入力、セット登録、AI入力などの基本機能はもちろん、これからのクリニックのIT化を支える項目も随時リリース。ユーザーからの要望に応えて機能を開発することも大切にしており、常に進化し続けています。

参照: CLIUS(DONUTS)

 

使う人へのやさしさを追求「Doctor's Desktop3」(エムスリーソリューションズ株式会社)

日経メディカルOnlineで第4位にランクインしたのが「Doctor's Desktop3」です。

【Doctor's Desktop3の特徴】

隅々まで操作性を追求して大幅な作業効率UPを実現することによって、患者と接する貴重な時間を増やすことを目指した「使う人にやさしいシステム」です。「やさしく使えるシステムは、医療の未来をやさしくできる」のコピーにぐっとくる人も多いのではないでしょうか。

参照: Doctor's Desktop3(エムスリーソリューションズ)

 

マニュアル要らずの簡単操作「AI・CLINIC」(アイネット・システムズ)

ITトレンド第6位にランクインしたのが「AI・CLINIC」です。

【AI・CLINICの特徴】

オーダー、診察、会計、レセプト業務まですべて「AI・CLINIC」で完結。患者の実質待ち時間0分を実現してくれます。また、スタンプを押す感覚でオーダーや処方の入力が可能なことや、クリニックの運用に合わせてオプションを提案してくれることなども特徴です。

参照: AI・CLINIC(アイネット・システムズ)

 

在宅医療に特化した機能が満載「movacal.net」(NTTエレクトロニクステクノ)

同じくm3.com第7位にランクインしたのが「movacal.net」です。

【movacal.netの特徴】

地図表示機能、スケジュール機能、グループウェア機能、医事文書作成・管理機能、多職種との情報共有機能をはじめ、在宅医療に特化した機能がとにかく充実しています。外来+訪問診療の診療スタイルのクリニックにもおすすめです。

参照: movacal.net(NTTエレクトロニクステクノ)

 

画像診断機器と連携OK「TOSMEC Aventyシリーズ」(キャノンメディカルシステムズ) 

日経メディカルOnline第8位、m3.com第10位にランクインしたのが「TOSMEC Aventy」です。

【TOSMEC Aventyの特徴】

画像診断機器とDICOM MWMで患者基本情報を連携できることや、オーダーアシスト機能がカルテ入力を強力サポートしてくれることが大きな特徴です。また、患者の基本情報、当日カルテ、過去カルテなどを一画面で確認できるなど、見やすさにもこだわって開発されています。

参照: TOSMEC Aventy(キャノンメディカルシステムズ)

 

在宅クリニック・無床クリニックに特化「セコムOWL」(セコム医療システム)

ITトレンド第8位にランクインしたのが「セコムOWL」です。

【セコムOWELの特徴】

在宅クリニック・無床クリニックに特化して開発されているため、外来・訪問診療・在宅医療に最適な仕様となっています。また、データセンターセキュリティ、通信セキュリティ、カルテセキュリティともにハイレベルな安全・安心設計です。

参照: セコムOWEL(セコム医療システム)

 

ユーザーインターフェースにこだわった「Blanc」(JBCC株式会社)

ITトレンド第10位にランクインしたのが「Blanc」です。

【blancの特徴】

全国200施設以上で利用されている電子カルテ「Ecru(エクリュ)」の多彩な機能はそのままに、よりわかりやすく、使いやすいレイアウトが採用されたモデルです。シンプルな画面構成のユーザーインターフェースに仕上がっているため、直感的に使うことができるはず。

参照: Blanc(JBCC株式会社)

 

導入前にはよく比較検討することがおすすめ

今回は、電子カルテシェアランキングにランクインしたメーカーのものをピックアップして紹介しましたが、電子カルテはこれ以外にもいくつも種類があります。

気になることがあればメーカーに問い合わせるなどしながら、自院のニーズに応えてくれるのはどの電子カルテなのかを考えることが大切です。メーカーのなかにはデモを用意しているところもあるので、妥協せずに納得いくまで比較検討することをおすすめしますよ!

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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