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電子カルテの機能やデザインは、メーカーによって異なります。
「カルテを記入する」というメインの目的はどのメーカーのものを選んでも達成できますが、UI/UXがメーカーごとに異なるので、使用感には大きな違いがあります。
また、業務効率向上のために独自の機能を搭載しているものもあれば、機能自体は少ないもののシンプルで使いやすいというものもあるなど、細かな違いを挙げるとキリがありません。
そのなかから今回は、電子カルテを選ぶときに特にチェックすべきポイントを説明していきます。
電子カルテは毎日使うものです。そのため、ぱっと見の第一印象はとても大切。
これは、毎日使うスマホやパソコンを思い浮かべるとイメージしやすいですが、初めてのスマホを手にとったとき、パソコンで新しいブラウザを開いてみたとき、直感で「好き」「嫌い」に分かれるはずです。
「最初はあまり好きじゃなかったけど使っているうちに慣れてきた」というパターンも無きにしも非ずですが、直感的に印象がよくなかったものは、慣れるまでにも時間がかかるかもしれません。
電子カルテには、Windowsにしか対応していないものもあれば、Macでも使えるものもあります。
たとえば、弊社「CLIUS」の電子カルテはPCの推奨スペックを「OS:Windows10・11Pro(64bit) Mac OS X BigSur以降(64bit)※Google Chrome 最新バージョン」と定義しています。それ以外にも、CPUやメモリ、モニタ解像度についても推奨スペックを提示しているメーカーが多いので、クリニックで使いたいパソコンが決まっている場合は、これに関しては必ず事前に確認してください。
「操作しやすい」「誰にでも簡単に使える」を謳っているメーカーはいくつかありますが、実際に使いやすいかどうかは各ユーザーのITスキルや感覚にもよるので、一概にメーカーの謳い文句が正しいとは限りません。
では、操作性がよいかどうかはどうすれば確認できるかというと、実際に自分で触ってみるしかありません。ほとんどのメーカーはトライアルを用意しているので、気になるメーカーがある場合は、実際に使ってみることをおすすめします。
もしくは、該当の電子カルテを使っているクリニックに話を聞きに行ったり、触らせてもらったりするのも一手。
実際、購入前に、目当ての電子カルテを導入済のクリニックに見学に行くドクターは一定数いますが、見学をきっかけに医療に関する情報も交換できる間柄になるなど、メリットが大きいようです
電子カルテを各種検査機器や受付・会計周りの機器と連携できるかどうかで、業務効率のよさは大きく違ってきます。
たとえば、弊社の「CLIUS」は、予約システム、受付システム、問診システムとの連携で患者の待ち時間短縮に寄与しているだけでなく、各種検体検査結果取り込みや、PACS、オンライン診療システムとの連携によってスムーズな診察フローを実現。
また、診察券発行機などとの連携によって会計・決済フローの効率化をサポートしています。
電子カルテ操作中に不明点があるとき、メーカーにすぐに相談できたら安心です。
また、クラウド型電子カルテの場合、インターネットに接続していなければリアルタイムでカルテを更新できないので、システム障害が発生した場合を考えて導入に踏み切れない人もいるかもしれませんが、サポート体制が整っているメーカーなら安心できるのではないでしょうか?
電子カルテを訪問医療に使いたいなら、まず、クラウド型の電子カルテを選ぶ必要があります。
自院にサーバーを設置するオンプレミス型の電子カルテだと、院内からしかサーバーにアクセスできないためです。また、訪問先でカルテを記入する際には、タブレットなどのコンパクトな端末を使うことになるため、タブレットに対応しているクラウド型電子カルテを選ぶことも必要です。
上記に紹介したポイント以外に、予算や特定の機能など、チェックすべきポイントは他にもあります。
今まさに、自院に導入する電子カルテを選んでいるなどで、すべてのチェックポイントを知りたい場合は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてくださいね。