
看護師として働く中で避けて通れないのが「電話対応」。
病棟や外来での業務中、患者や家族、医師、他職種からの連絡に対応する機会は多く、「得意」と感じる人もいれば、「苦手」と感じる人もいます。
今回、現役の看護師にアンケートを実施し、電話対応に関するリアルな声を集めました。
電話対応が得意な人・苦手な人の割合と理由
アンケートの結果、「電話対応が得意」と答えた人は約4割、「苦手」と答えた人は約5割、「どちらでもない」と答えた人が約1割でした。
電話対応が得意な人の理由
過去の経験が活かされたから「高校時代にテレアポのアルバイトをして褒められたことや、接客業の経験があるから得意です。」(こず/40代前半)
繰り返し経験することで慣れた「最初は苦手でしたが、数をこなすうちに得意になりました。話すことが好きなので苦ではありません。」(さおりん/30代後半)
論理的に整理して話せる「小児救急相談の電話をしていた経験があり、何に困っているのかを整理しながら対応するのが楽しいです。」(ニョス/30代後半)
電話対応が苦手な人の理由
相手の顔が見えないことが不安「表情が見えないと、相手がどんな雰囲気で話しているのかわからず怖いです。」(あび/20代後半)
聞き取りにくいことが多い「ご年配の方や医師の言葉が聞き取りにくいことがあり、聞き返すと不機嫌になられるのが苦手です。」(ごんち/30代後半)
不慣れな環境では対応しづらい「慣れている部署では問題ないですが、応援で他病棟に行ったときなど、聞きなれない用語が多いと対応が難しいです。」(ラッテ@/40代後半)
電話対応をこなすコツ
苦手な人でも、ちょっとした工夫で電話対応が楽になることがあります。アンケートから、現役看護師が実践しているコツを紹介します。
メモを取る習慣をつける
「メモを取ることで、後から情報を整理しやすくなります。復唱して確認すると聞き間違いも防げます。」(ruka/40代後半)
落ち着いて対応する
「急な連絡でも焦らず、落ち着いて聞くことを意識しています。わからないことはすぐに確認し、適当に返答しないようにします。」(ruka/40代後半)
相手をイメージしながら話す
「電話口の相手が隣にいると思って話すと、自然な対応ができます。」(こず/40代前半)
丁寧な言葉遣いを意識する
「電話では表情が見えないので、普段より丁寧な言葉遣いを心がけます。」(綾瀬/40代前半)
医師や家族への対応を工夫する
「医師に連絡するときは、その医師の特徴に合わせて話し方を変えます。家族には結論から伝え、わかりやすく話すようにしています。」(yume/20代後半)
慣れるまで数をこなす
「最初は苦手でしたが、何度も経験することで、わからないことが減り苦手意識がなくなりました。」(tsuki/30代前半)
まとめ
電話対応は「病院の顔」とも言われる重要な業務の一つ。得意・苦手に関わらず、適切に対応できるようになるためには、経験を積むことが大切です。
もし電話対応が苦手と感じる場合でも、
- メモを取る
- 落ち着いて話す
- 相手をイメージして話す
- 丁寧な言葉遣いを意識する
といった工夫をすることで、少しずつ自信をつけることができます。
電話対応は経験を重ねることで慣れていくもの。焦らず、自分なりの方法を見つけて、スムーズに対応できるようになりましょう!
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診療科目
この記事は、2025年3月時点の情報を元に作成しています。