『@link(アットリンク)』は、産婦人科でシェアナンバーワンを誇る診療予約システムです。他にも整形外科、小児科、内科などでも使われていますが、『アットリンク』が選ばれる理由は、「複雑な運用」にも対応できる機能を備えているからです。
例えば産婦人科では、患者さんが血液検査、エコー健診を受けるなどし、診察時間も長くなりがちですし、整形外科では「リハビリ」という要素が入ったりします。また、複数の医師がおり、担当医師を割り振り、診察室、検査室といった部屋の予約までを要素とすると、この予約をシンプルな診療予約システムでこなすのには無理があります。
ところが、『アットリンク』はこれらをさばいて予約管理が可能なのです。
「アットリンク」の特徴・機能
「アットリンク」のシステムには「オンプレ型」と「クラウド型」の2つがあります。「オンプレ」は「on-premises(構内で)」の略で、クリニック内にシステム用のサーバーを置いて運用します。対する「クラウド型」はクラウドサーバーにシステムを置くスタイルです。
本記事では、より多機能な「オンプレ型」の「アットリンク」についてご紹介します。
診療予約システムは、大きく「順番制」と「時間制」「時間帯予約」の3つに分かれます。順番制とは、銀行で行っているような、患者さんを予約の順番に次々呼ぶというものです。時間制は、「○月△日の14時30分」というふうに患者さんに時間を指定してもらうものです。「時間帯予約」では、「○月△日の14時」「14時~15時」といった予約スタイルになります。
「アットリンク」ではこの「順番制」「時間制」「時間帯予約」のどれも可能ですが、その真価を発揮するのは「時間帯予約」においてです。
「アットリンク」は以下の機能を備えています。
「アットリンク」の機能
- 予約/予約管理(時間予約、順番予約、完全予約制、予約優先制、ハイブリット型の全てに対応)
- 受付(スマホに表示されるQRコードで診察受付が可能)
- 診察呼び出し/会計呼び出し(院内モニターに番号を表示して患者さんに自分の番が来たことを教える:会計も同様)
- 患者さんの外出管理/呼び出し(スマホにプッシュ通知)
- Web問診(クリニック内で行わずあらかじめ問診が可能)
- オンライン決済(精算が終わったらシステムからその情報を送信し患者さんはスマホで決済可能)
etc.
患者さん1人当たりの診察時間が短く、次々と診察が進む科目であれば順番制の予約システムが向いているのですが、問題は診察時間が長く、かかる時間が読みにくい科目です。
この場合は、「○月△日15時」といった時間帯予約の方が向いています。「アットリンク」では、「○月△日15時」「産婦人科」「橋山先生」「診察室2番」「来院目的:エコー健診」といった項目を患者さんが選択すると、これを受け付け、一覧管理することが可能です。
また、「この血液検査は順番制で次々進めることにしよう」という意図で「血液検査室」を設けるなんてこともできます。例えば、整形外科であれば「リハビリ室」を設けて「ここは1人30分で次々進めよう」といった使い方が考えられるでしょう。
クリニックに医師が数人いて、誰が担当するかなどを細かく予約したい場合、単純な診療予約システムでは対応が難しくなります。このようなときはまさに「アットリンク」の出番なのです。
産婦人科でシェアナンバーワンとなっているのは、細かな点までをフォローできる「全部入り」ともいうべき機能を持っているからです。
また、妊婦さんのために「エコー動画」をオンラインで見られたり、ギフトを贈ったりする機能もあります。母親学級や患者説明会もアプリで見ることができます。これらは産婦人科や不妊治療のクリニックにとっては患者さんへのサービスとしてぜひ使ってみたいサービスではないでしょうか。
※機能の詳細については本記事末の「アットリンク」のサイトを参照してください。
「アットリンク」の導入準備・導入に必要な時間
「アットリンク」では以下の準備が必要です。
クリニック側で準備すること
- サーバーの設置場所
- インターネット環境
- 院内モニターに番号を表示する場合にはモニター、PC
患者さん側で準備すること
- インターネット環境
- ネットに接続できるスマホ、タブレット、PC
- アプリのダウンロード、インストール
ただし、患者さんの予約/予約確認などはアプリでなくブラウザー上でも可能です。
開発・販売元の「株式会社オフショア」に伺ったところ、導入決定から稼働までの時間はおよそ3カ月とのこと。
- 1ヶ月目:クリニックの運用ヒアリング、インフラ構成
- 2ヶ月目:導入打ち合わせ、診察券(QRコード入り)の用意、納品
- 3ヶ月目:稼働準備、テスト
上記のとおり、「アットリンク」には多くの機能があり、クリニックの運用に沿った細かな調整が可能です。そのためシステムをうまく運用に適合させるための打ち合わせがキーになります。実際に稼働するまでに時間をかけるのはこのためです。
「電子カルテ」「レセコン」との連携
「株式会社オフショア」に伺ったところ「システム開発してから20年が経っているのでだいたいのものには対応していますが、その都度で確認させていただいております」とのこと。ただし、つなぎ込む「電子カルテ」「レセコン」メーカーとの打ち合わせが必要になります。
「アットリンク」のサポート体制
「アットリンク」は電話サポートを行っています。
月~金(8:30~18:00)/土(8:30~12:00)/日祝・年末年始は休み)
「アットリンク」の導入費用
別途オフショアへお問い合わせください。
「アットリンク」は非常に完成度の高い予約システムですが、自分のクリニックにどのような機能が必要なのかを十分見極め、また比較検討を行うことをお勧めします。複雑な予約をうまくさばきたいなら間違いなく勧めの診療予約システムです。
※「アットリンク」についての詳細は以下の「株式会社オフショア」のページを参照してください。
特徴
システムとの提携
対応言語
その他機能
提供システム
予約・受付機能
診療科目
特徴
予約・受付機能
提供システム
対応言語
診療科目
この記事は、2020年12月時点の情報を元に作成しています。