クリニックに自動精算機を導入した際に釣り銭をどう準備するか?

コロナ禍の中、「三密を避ける」ことが推奨されており、その一環として「自動精算機」を導入するクリニックが増えています。最新の自動精算機では領収書の発行なども行えるため、会計を患者さん自身に任せることが可能です。しかし、釣り銭についてはクリニックで用意しないといけません。

今回は、自動精算機『Clinic KIOSK(クリニックキオスク)』のサービス提供元である『株式会社クリニックキオスクBIZ』の立花浩司GMに、楽にできる「釣り銭」の用意の仕方を伺い、まとめました。

目次
  1. 一度に多くの金額を両替しておく
    1. 「みずほ銀行」(窓口両替金種指定払戻)
    2. 「三菱UFJ銀行」(円貨両替/金種指定の現金払い戻し)
  2. 三井住友銀行
    1. りそな銀行
  3. 地方の信用金庫を利用してみる
  4. 「ゆうちょ銀行」で使える手数料ゼロの方法

一度に多くの金額を両替しておく

自動精算機を導入したクリニックでありがちなのが、釣り銭切れのトラブルです。

例えば、『Clinic KIOSK』では、スタッフが操作する端末PCにつり銭切れを事前に画面表示するアラートの仕組みがありますが、このような親切な機能がない自動精算機の場合、患者さんから「清算できない」と言われ、初めて気付くといったことになりかねません。

まず考えたいのは、毎日釣り銭の用意をするのは大変なので、100万円など一度に大量のお金を両替して小銭を用意しておくことです。

ただ、銀行によって両替のための手数料は異なります。都市銀行の窓口で両替した場合の手数料は以下のようになります(2021年02月15日現在)。

「みずほ銀行」(窓口両替金種指定払戻)

1~10枚※口座がある場合 無料
1~10枚※口座がない場合 550円
11~500枚 550円
501枚以上 1,320円

※以降500枚ごとに660円加算

「三菱UFJ銀行」(円貨両替/金種指定の現金払い戻し)

1~10枚※口座がある場合 無料
1~10枚※口座がない場合 550円
11~500枚 550円
501枚以上 1,320円

※以降500枚ごとに550円の加算

三井住友銀行

1~10枚※口座がある場合 220円
1~10枚※口座がない場合 330円
11~500枚 770円
501~1,001枚以上 1,540円
1,001枚以上 500枚ごとに770円

りそな銀行

1~500枚 550円
501~1,000枚 1,100円
1,001枚以上 500枚ごとに550円を加算
1,001枚以上 500枚ごとに770円

このように銀行で両替を行うとけっこうな手数料を取られます。また、かつて銀行はお得意さんのためにお金の配達などを行っていたのですが、最近では業務縮小でなかなかそれもままなりません。

地方の信用金庫を利用してみる

立花GMによれば「地方の信用金庫の中には週に1、2回なら無料でサービスを行うところもある」とのことです。都市銀行は輸送が重くて大変なため、硬貨への両替・配達業務を縮小する方向にありますが、地方の信用金庫の場合は都市銀行との差を出すために敢えて行っていることがあるのです。地域密着を心掛ける信用金庫ならではのことですが、もし両替業務で困っていたら、一度相談してみるといいでしょう。ただし、当然ですがその信用金庫に口座を持っている必要があります。

「ゆうちょ銀行」で使える手数料ゼロの方法

実は、手数料が無料となるいい手があります。それは『ゆうちょ銀行』を利用することです。「ゆうちょ銀行」は両替を業務として行っていないので、両替自体はできません。しかし、「ゆうちょ銀行」に口座がある場合は、窓口で「引き出す金種指定」を行うことが可能です。

つまり、100円玉何枚、50円玉何枚……というように、引き出し金額をどの「金種」にするのかを指定できるのです。素晴らしいことにこの場合には手数料がかかりません。

ただし難点もあって、「ゆうちょ銀行」のその支店に指定した金種のストックがなければ実行してはもらえません。ですので、一気に大金を小銭に交換という手は使えません。

上述をまとめると

  • 都市銀行で手数料を支払って用意する
  • 可能なら地方の信用金庫に両替を依頼する
  • ゆうちょ銀行を利用する

の3つの方法があります。

自動精算機はクリニックの会計事務のワークフローを軽減してくれる便利な機器ですが、釣り銭切れになると業務も滞ってしまいます。ですので、できるだけ楽ができる方法で日々の釣り銭を用意するようにしてください。

取材協力:『株式会社クリニックキオスクBIZ』

医院の「これから」に合わせるクリニック専用自動精算機・レジ「NOMOCa」シリーズ

特徴

✓. 医院様の「これから」に合わせた3つのラインナップ ✓. 90%以上のレセコンと「データ」連携可能 ✓. 1,300台以上の導入実績から、最適な運用をご提案

タイプ

セルフ セミセルフ

システム提携

電子カルテ レセコン

決済

現金 クレジット

機能

会計機能 精算機能 領収書発行 明細書発行 お薬引換券発行 自動再来受付

種別

POSレジ 釣銭機

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
患者さん満足度と業務効率化を一気に改善!

特徴

診察後の会計待ち時間は、患者さんが最も待ちストレスを感じる時間となります。また、対面でのやりとりで職員の方々も気を使うタイミングです。電子カルテ確認、医事会計入力を経て、領収書/明細書/処方箋の印刷、患者さんの呼出と一気に煩雑に作業が押し寄せ、どうしてもヒューマンエラーが起きやすい状況での現金の受渡しとなります。医事会計システムと連携する自動精算機で、一気にその負担を減らすことができ、スムーズな精算の流れををつくることができます。

決済

現金 クレジット 電子マネー

システム提携

電子カルテ レセコン

機能

会計機能 精算機能 領収書発行 明細書発行 お薬引換券発行 自動再来受付

タイプ

セルフ セミセルフ

種別

POSレジ

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
最も多くのクリニック、診療所に支持されてる自動精算機「新型ウイルスの感染拡大防止にも役立ちます」

特徴

1.クリニック様のような設置スペースが限られている施設でも置くことが可能なサイズ感。 2.95%のレセコンと連携可能。 3.領収書、診療明細書の発行可能。 4.会計業務削減、会計待ち時間の短縮、感染症対策。 5.オプションにて再来受付機能、クレジット決済が可能。

機能

会計機能 精算機能 領収書発行 明細書発行 自動再来受付

決済

現金 クレジット

タイプ

セルフ

システム提携

レセコン

種別

POSレジ

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

「クリニック開業ナビ」では、クリニック開業時、業者選びに役立つ情報や、資金調達、物件選定や集患対策といった多岐にわたる開業プロセスをコラム記事として提供いたします。


他の関連記事はこちら