医者になるにはいくらかかる?費用を知りたい!

医学部は学費が高いイメージがありますが、実際のところ本当に高額なのでしょうか? 加えて、医学部に合格するために予備校に通うことまで試算に入れると、トータルでどのくらいかかるのかも気になるところ。そこで今回は、医者になるために必要な金額を概算してみたいと思います。

目次
  1. 医者になるための最低金額費用内訳 
  2. 医学部受験料はおおよそいくら? 
  3. 国公立大学の受験料
      1. センター試験受験料
  4. 私立大学の受験料
  5. 6年間の学費はおおよそいくら? 
  6. 私立大学の学費
    1. 予備校に通った場合はプラスアルファいくらかかることになる? 
    2. 学費が高いからと医者の道を諦めず、ロングスパンで将来設計を立てるのも一手

医者になるための最低金額費用内訳 

まず、医者になるために必要な最低金額を考えます。医者になるためには、医学部で6年間学んで国家試験を受け、医師免許を取得した後、初期研修医として2年間研鑽を積む必要があります。ここまでにかかる費用としては、給料を得ている研修医時代はお金を払う必要はありませんが、浪人や留年、試験不合格などが一切ない場合でも、6年間分の学費は必要ということになります。つまり、予備校にも塾にも通わず、高校の授業のみで医学部に合格できたとすると、「医学部受験料ならびに受験にかかる交通費や滞在費」および「入学金」「6年間の学費」が「医者になるための最低金額」ということです。

医学部受験料はおおよそいくら? 

では、それぞれの費用の具体的な金額についてみていきます。まず、医学部の受験料をみていきましょう。国公立を受験する場合、ご存知の通り受験料は一律です。2021年時点の受験料詳細は以下です。

国公立大学の受験料

センター試験受験料

2教科以下の場合 12,000円
3教科以上の場合 18,000円
2次試験の受験料 17,000円

※ただし、成績通知を希望する場合、+800円が必要です

(例)センター試験で3教科以上受けることが必要な大学を志望して2次試験まで受けたとすると、18,000円+17,000円で35,000円かかることになります。

私立大学の受験料

私立大学の場合、センター試験利用式と一般入試を併願すれば、割引になる大学もあります。ただし、併願割引を利用したとしても、医学部は他の学部に比べて受験料が高めに設定されているのが一般的なため、受験する学校数によってはかなりの出費となります。

センター試験受験料

2教科以下の場合 12,000円
3教科以上の場合 18,000円
センター試験利用式の場合の利用料 10,000円~30,000円
一般入試の受験料 30,000円~60,000円
※大学によって異なります

ほとんどの受験生は、国公立大学を1校(前期不合格の場合は後期も受験)、私立大学を複数校受けますが、そうなると交通費と宿泊費もかさみます。仮に国公立大学の前期後期、私立大学1校を受けたとして、出願費だけで10万円はくだらないのに、そこにホテル代などが加算されることになるのです。

6年間の学費はおおよそいくら? 

続いては、医学部に6年間通った場合、どのくらいのお金がかかるのかをみていきます。

国公立大学の医学部は、年間約55万円程度です。6年間通うとトータルで330万円。そこに入学金を足しても、350万円程度に収まります。「医学部は学費が高い」というイメージを持っている人も、年間55万円ときくと、「思ったよりリーズナブル」だと感じるのではないでしょうか? いうまでもなく、そのぶん倍率が高くなるので、国公立大学の医学部に入学したいなら人一倍勉強に時間を割くことが望ましいでしょう。

私立大学の学費

私立大学の医学部の学費は、大学によって大きく異なりますが、総じて国公立大学の学費と比べると高くなります。全国の私立大学の医学部における6年間の学費総額平均は、約3,300万円と言われます。国公立大学の350万円と比べて、10倍近く高いことになります。単純計算で1年にかかる学費を割り出すと550万円。家庭の経済状況によっては、とてもじゃないけど捻出できないということもあるでしょう。ただし、奨学金や学費の減額・免除制度を利用するという手もあります。

予備校に通った場合はプラスアルファいくらかかることになる? 

医学部は偏差値も倍率も高いため、一度で受験に成功できるとは限りません。中には、何浪も繰り返している受験生もいますが、そうなると必要なお金がどんどん増えていくばかり。家計の負担を考えながら、なるべく少ない受験回数で合格するに越したことはありません。

では、いちはやい合格を目指して医学部予備校に通った場合、年間でどのくらいの出費となるのでしょうか? 医学部受験に対応した予備校の中には、年間の授業料を100万円以下に抑えている予備校もありますが、その数倍の授業料を必要とする予備校もあります。

学費が高いからと医者の道を諦めず、ロングスパンで将来設計を立てるのも一手

入学後、医師免許取得までスムーズだったとしても、他の学部の学生同様、家賃や生活費もかかるので、やはり医者になろうと思ったらかなりの金額を要することがわかります。しかし、医者の平均年収が高額であることを考えると、かけたお金を将来的に回収できることも事実。「経済的なことを考えると医者の道は諦めたほうがよさそう……」と断念するのではなく、医者を目指すなら、ロングスパンで将来のことまで考えてみるのがよさそうですね。

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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