クリニック、病院のSEO対策には何が必要?

「SEO対策」という言葉を聞いたことがあっても、それがどういうものであるのかを詳しく知らないという人は意外と多いのではないでしょうか? そこで今回は、SEO対策についての基本的な解説と、なぜクリニックのホームページ運営にあたってSEO対策が必要なのかを解説していきます。

目次
  1. SEOとは?
  2. SEOは2種類ある
  3. 内部SEOとは?
  4. 外部SEOとは?
  5. 具体的に何をすればいい?
  6. 患者が検索しそうなキーワードのコンテンツを作成する
  7. キーワードを検索できるツールとは?
    1. Google広告
    2. ラッコキーワード
    3. Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
  8. サイトをスマホ対応にすることも重要
  9. Googleビジネスプロフィールを登録して、基本情報を掲載
  10. 時短のためにもプロを頼るのが賢い選択

SEOとは?

まずは、「SEO」の意味について説明します。

「SEO」とは、Search Engine Optimizationの頭文字を並べたもので、日本語にすると、「検索エンジン最適化」となります。どういう意味かというと、GoogleやYahoo! などの検索サイトでキーワード検索されたとき、自院のホームページが上位に表示されるために最適な対策をとるという意味です。なぜホームページが上位に表示されることが必要かというと、集患・増患につながるからです。

そのため、自院のターゲットとなる層がどんなキーワードでクリニックを探しているのかを考えて、対策を取ることが大切です。

SEOは2種類ある

SEOには、検索サイトにホームページの内容を正確に理解させるためにおこなう「内部SEO」と、外部のホームページからリンクを貼ってもらうことで検索サイトからの評価を得られる「外部SEO」があります。SEO対策に力を入れようと思ったら、内部SEOと外部SEOの両方に対して対策を講じていく必要があります。

さらに具体的にみていきましょう。

内部SEOとは?

内部SEOで評価されるのは、ホームページの掲載記事の充実性、記述しているプログラムの制度です。ホームページを記述しているプログラムには、検索サイトが読み取るための情報が存在しますが、その最適化をおこなうことを「内部SEO」といいます。最適化にあたっては、ページ内に、検索結果上位表示を狙うキーワードを盛り込んでいくことが大切です。

外部SEOとは?

外部SEOをおこなうと、外部のホームページからのリンク獲得によって検索サイトからの評価を得やすくなります。といっても、リンクを貼られている数が多ければいいということではありません。効力があるのは、リンク元とリンク先のページで関連性のあるものとなります。たとえば、ある病気について解説しているサイトが、"治療を受けられる医療機関一覧"のページを設けており、そこにリンクが貼られていれば、外部SEOとしての効果が期待できます。

具体的に何をすればいい?

内部SEO、外部SEOの概要を知ったうえで、次に知りたいのは「具体的には何をすればいいのか?」ということでしょう。SEO対策を講じるうえでの基本は、「自院を利用するのはどんな患者で、どのエリアまでに住んでいるか」「患者や見込み患者がどんな悩みを抱えているか」に目を向けることです。

前者に関しては、診療科目や診療する病名、エリア、最寄り駅、アクセス方法などの具体的な情報を盛り込むことが基本となります。

続いて後者に関しては、患者の悩みを解決するためには何が有効であるかを示唆してあげることが大事です。たとえば、体調が悪いけど、何が原因であるか、どんな病気であるかがわからない場合、まず、自分の症状をもとに、考えられる病気や受診すべき診療科を検索するという人が多いでしょう。

患者が検索しそうなキーワードのコンテンツを作成する

その場合の検索キーワードとしては、「嘔吐 毎朝」「咳 止まらない」「指 しびれ」など症状や頻度などが考えられますし、診療科によってはより専門的なキーワードのほうが"絞られやすい"ということもあるでしょう。

つまり、どんなキーワードを盛り込んでおけば、集患・増患につながりやすいかを考え、そのキーワードをホームページ内にできるだけ多く盛り込んでいくことが大切です。

キーワードを検索できるツールとは?

どんなキーワードを盛り込めばアクセス数が伸びるかを調べたい際に、役立つツールもあります。代表的なものは以下となります。

Google広告

https://ads.google.com/intl/ja_jp/getstarted/

実際にホームページのWeb広告をかけると、検索キーワードがどのくらい検索されているか(=検索ボリューム)が分かるツールです。さらに、関連検索ワードも確認できます。

ラッコキーワード

https://related-keywords.com/

無料でキーワードを洗い出すことができるツールです。例えば、「指 しびれ」などで検索するとさらに、「指 しびれ 親指」「指 しびれピリピリ」「指 痺れ 圧迫」など、1つのキーワードに対してその他に一緒に検索されているキーワードを洗い出すことができます。これを使うことによって、そのキーワードの関連ワードがわかるためWebコンテンツを作るうえでのヒントとして活用できます。

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

無料版は1日3回まで利用可能。関連検索ワードとその検索ワードがどのくらい検索されているか(=検索ボリューム)を確認することができるツールです。個人版は2,999円という、SEOツールの中ではリーズナブルなツールとなっています。

サイトをスマホ対応にすることも重要

多くの患者はPCではなくスマホで検索をするので、スマホ対応にしておくことも大切です。Googleは、2018年以降、「モバイルファーストインデックス」というスマートフォンサイトを評価の軸として置くことも発表しています。ここで評価を得るためにも、スマートフォン対策をすることがとても重要です。

参考:https://ds-b.jp/media/pages/179/

Googleビジネスプロフィールを登録して、基本情報を掲載

さらに、Googleでの検索結果において上位表示を狙うなら、Googleビジネスプロフィールの登録や、お金をかけてもOKであれば、Googleに有料広告を出すことなども一手です。

時短のためにもプロを頼るのが賢い選択

今回ご紹介した対策は自院でもできなくはないですが、門外漢である場合などは専門家に任せるのが得策。すべて自院でやろうとすると膨大な時間を消費してしまい、本業である医療が疎かになってしまうことも考えられるので、ぜひ検討してみてくださいね。

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クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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