クリニックの自由診療の成功と失敗の分かれ道は?

自由診療を導入すると儲かるというイメージを抱いている人も多いかもしれませんが、失敗に終わる可能性もゼロではありません。では、どんなことに気を付ければ成功率を上げることができるのでしょうか? 失敗例などをもとに考えていきましょう。

自由診療の売上アップ・業務効率化は「B4A」

B4A(ビーフォーエー)は、自由診療クリニックのDX・あらゆる業務の一元管理を実現するクラウドツールです。新規集客・リピート率向上、業務効率改善につなげ、売上アップをかなえます。自由診療クリニックの開業、運営に必要な予約・シフト・電子カルテ・決済までを一括で提供管理。顧客に最適なサービスの提供や、攻めのマーケティング施策に活用できます。

詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。

目次
  1. 自由診療と保険診療の違いは?
  2. どんな治療が自由診療にできる?
  3. 自由診療と保険診療は併用できる?
  4. 自由診療が失敗するケースは?
    1. 治療費を高く設定しすぎている
    2. 治療法や治療に使う薬の信頼性が低い
    3. 治療前に、患者が納得するまで説明していない
    4. 設備費用をかけすぎている
    5. 患者に自由診療を強くすすめすぎる
    6. 患者に自由診療の選択肢を提示しない
  5. 自由診療で失敗しないための対策は?
    1. 適正な金額設定を考える
    2. 丁寧に説明する
    3. 患者の自由診療に対する認知度を高めるための施策を講じる
  6. 「自由診療×オンライン」で成功を狙うのも一手

自由診療と保険診療の違いは?

まずは基本的なことですが、自由診療と保険診療の違いについて改めて確認します。

自由診療は「保険外診療」ともいいますが、要は医療保険制度を用いない診療のこと。医療保険制度を用いる保険診療に関しては、患者は保険証を提示すれば、診療にかかった医療費の1~3割しか負担せずに済みますが、自由診療にかかった医療費は全額患者の自己負担となります。

また、保険診療は疾病ごとに検査や治療内容が決められており、その範囲内でしか検査・治療ができませんが、自由診療は、厚生労働省が承認していない治療方法や薬を使って治療することができます。自由診療の金額は各医療機関が自由に決めていいとされており、設定金額の上限などもありません。

どんな治療が自由診療にできる?

自由診療の治療を提供している代表的な診療科は、美容整形外科や審美歯科です。また、美容のためなど、健康上の理由以外で漢方を出すクリニックなどもそうです。そのほかには、高精度放射線治療SBRTによる巨大肺腫瘍の治療、自家がんワクチン療法、網羅的がん遺伝子検査、遺伝子検査、エフェクターT細胞療法、免疫チェックポイント阻害薬の処方をはじめとする最先端の治療も、すべて自由診療となります。

自由診療と保険診療は併用できる?

自由診療と保険診療の併用は原則として禁止されています。ただし、将来的に公的保険給付の対象となることが見込まれている「評価療養」、患者の快適性や利便性および医療機関や医療行為の選択に関する療養とされる「選定診療」に関しては、混合診療が認められています。混合診療が認められた場合、医療費の患者の自己負担割合は、保険診療部分に関しては1~3割、自由診療部分に関しては10割と区別されます。

【評価療養】

  • 先進医療
  • 医薬品、医療機器、再生医療等製品の治験に係る診療
  • 薬事法承認後で保険収載前の医薬品、医療機器、再生医療等製品の使用
  • 薬価基準収載医薬品の適応外使用
  • (用法・用量・効能・効果の一部変更の承認申請がなされたもの)

  • 保険適用医療機器、再生医療等製品の適応外使用
  • (使用目的・効能・効果等の一部変更の承認申請がなされたもの)

    【選定療養】

  • 特別の療養環境(差額ベッド)
  • 歯科の金合金等
  • 金属床総義歯
  • 予約診療
  • 時間外診療
  • 大病院の初診
  • 小児う触の指導管理
  • 大病院の再診
  • 180日以上の入院
  • 制限回数を超える医療行為
  • 参照:厚生労働省「保険診療と保険外診療の併用について」

    自由診療が失敗するケースは?

    続いては、自由診療が失敗に終わるケースとしてはどのようなケースがあるのかをみていきます。

    治療費を高く設定しすぎている

    先に述べた通り、自由診療の医療費は各医療機関が自由に決められます。高く設定するのも低く設定するのも医療機関の自由です。ただし、高く設定しすぎると患者に利用しようと思ってもらえません。その結果、売り上げが伸び悩めば失敗に終わることがあります。

    治療法や治療に使う薬の信頼性が低い

    自由診療には、厚生労働省が承認していない治療法および治療薬を使うことができるので、たとえば、海外で人気の美容法を試したい人に向けて最先端の治療を提供することができます。しかし、その治療法や治療薬の副作用が報告されることなどがあれば、クリニックの評価自体が落ちて集患に影響することがあり得ます。

    治療前に、患者が納得するまで説明していない

    厚生労働省が承認しているかどうかに関わらず、どんな治療も100%よくなる保証はないものです。そのことを十分に説明したうえで患者に医療を提供することはとても大切。特に自由診療においては、厚生労働省の承認がおりていないことから、万が一の場合に訴えられると不利になる可能性が高いので注意が必要です。

    設備費用をかけすぎている

    美容クリニックなどは、最先端の機器で施術できることが大きなウリとなり得ますが、機器にお金をかけすぎると、投資額を回収できずに失敗に終わることがあるので注意が必要です。

    患者に自由診療を強くすすめすぎる

    たとえば、ビタミン剤服用で肌の状態を落ち着かせるだけで満足している患者に対して、「美容機器での施術を受ければもっとキレイになりますよ」など自由診療を推しすぎると、強引さに負けて治療を受けた患者から、後々クレームが入る可能性があります。最悪、訴訟を起こされるなどするとクリニックの評判にも打撃が与えられかねません。

    患者に自由診療の選択肢を提示しない

    自由診療の治療を提供できるにも関わらず、その選択肢を提示しなければ、前者とは反対に、「そんなにいい治療法があるのになんで教えてくれなかったの?」とクレームが入る可能性もあります。

    自由診療で失敗しないための対策は?

    続いては、自由診療で失敗しないためにどんな対策がとれるのか考えていきましょう。

    適正な金額設定を考える

    自由診療の医療費は各医療機関が決めることができますが、高すぎると患者に積極的に利用してもらえません。しかし一方で、低く設定しすぎるとその医療の価値が下がってしまうので、適正価格はどのくらいであるのか、十分に時間をかけて考えたいところです。クリニックによっては、富裕層のみに患者になってもらうべく、敢えて高額設定にしているところもあるので、そうした選択肢も視野に入れつつ考えるのも大事です。

    丁寧に説明する

    提供する医療について患者への説明が足りていないと、後々トラブルにつながる可能性が高くなります。そもそも、説明が十分でないこと自体がよくない印象を与えるので、悪い口コミが増えて結果として集患に影響が及ぼされることも。そうした事態を防ぐためにも、丁寧な説明を心がけましょう。

    患者の自由診療に対する認知度を高めるための施策を講じる

    自院が提供している自由診療について、より多くの人に知ってもらえるよう、ホームページやSNS、院内掲示物などを最大限活用することはとても大切です。資金に余裕があるなら広告出稿を考えるのもいいですが、まずはホームページを充実させると同時に、無料で利用できるSNSなどを活用していきましょう。

    自由診療の売上アップ・業務効率化は「B4A」

    B4A(ビーフォーエー)は、自由診療クリニックのDX・あらゆる業務の一元管理を実現するクラウドツールです。新規集客・リピート率向上、業務効率改善につなげ、売上アップをかなえます。自由診療クリニックの開業、運営に必要な予約・シフト・電子カルテ・決済までを一括で提供管理。顧客に最適なサービスの提供や、攻めのマーケティング施策に活用できます。

    詳しい内容を知りたい方は下記フォームからお問い合わせください。

    「自由診療×オンライン」で成功を狙うのも一手

    最近は、オンライン診療でピルやダイエット薬の処方をおこなうクリニックにも注目が集まっていますが、これからの時代、「自由診療×オンライン」でできることはさらに増えることが予想されます。ただし、オンライン診療一本で勝ち組を目指すのはハードルが高いですが、たとえば、再診の患者は、薬の処方のみであるためオンラインで済ませられる患者はオンラインにするなどして、患者の回転率を上げるのも一手です。オンラインをうまく活用すれば、少ない資金で自由診療のクリニックを開業できる可能性も高いので、先輩開業医たちのホームページなどを参考にしながら、自分らしく開業する方法を考えてみられるといいですね。

    Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

    特徴

    1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

    対象規模

    無床クリニック向け 在宅向け

    オプション機能

    オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

    提供形態

    サービス クラウド SaaS 分離型

    診療科目

    内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、