注射が下手な看護師は血が苦手? 克服方法はある?

看護師は必ず注射ができます。できなければ、看護師になるための実習を終えることができません。ただし、全員“上手に”できるかというとそうではありません。看護師本人が、注射に対して苦手意識を抱いているケースもあります。なかには、「血が苦手」という理由でうまく注射できない人もいるといいますが本当でしょうか? また、注射への苦手意識を克服する方法はあるのでしょうか? 早速みていきましょう。

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目次
  1. 看護師が注射に対して苦手意識を抱く理由は?
    1. 慣れていないから
    2. ブランクがあるから
    3. 患者によって血管の状態が異なるから
    4. 患者に「痛い」「怖い」と言われた経験があるから
    5. 痛がる人を見ていると自分も痛みを感じるから
    6. 血が苦手だから
  2. 看護師が注射への苦手意識を克服する方法は?
    1. イメージトレーニングを重ねる
    2. 注射が上手な看護師に教えてもらう
    3. 練習キットを使って練習する
    4. 技術研修を受ける
    5. 曝露療法を試みる
  3. 注射をする機会がない職場を選ぶのも一手

看護師が注射に対して苦手意識を抱く理由は?

注射が苦手な看護師が、うまく注射できない理由としては以下のようなことが考えられます。

・慣れていないから
・ブランクがあるから
・患者によって血管の状態が異なるから
・患者に「痛い」「怖い」と言われた経験があるから
・痛がる人を見ていると自分も痛みを感じるから
・血が苦手だから

詳しくみていきましょう。

慣れていないから

新人の看護師や、普段、注射する機会があまりない看護師は、単純に慣れていないからうまく注射できない可能性が高いです。この場合、経験を重ねることでスムーズに注射できるようになってくる可能性があります。

ブランクがあるから

出産や育児などのためにしばらく医療現場を離れていた看護師は、久しぶりに現場に戻ると、「しばらく注射していないから怖い」と感じることが多いようです。ブランクの年数が長ければ長いほどそう感じて当然であるといえるでしょう。

患者によって血管の状態が異なるから

血管の状態は患者によって異なります。ひとりとして、血管の状態が同じ人はいません。皮下脂肪に血管が埋もれている人もいれば、薬の影響で血管が細くなっている人もいます。人によって状態がまったく異なることから、「こないだはうまくできたのに今回はうまくいかない」「注射針を刺せそうなところが見付からない」ということがあり得るでしょう。

患者に「痛い」「怖い」と言われた経験があるから

患者に「痛い」「怖い」と言われたことがあれば、それがトラウマになって及び腰になってしまっていることも考えられます。特に、小さな子どもは注射を怖がるため、実際には看護師の技術にまったく問題がなかったとしても泣かれてしまうこともあります。

痛がる人を見ていると自分も痛みを感じるから

他者の痛みを自分の痛みのように感じてしまう人は、患者の痛そうな表情を見て自分も痛みを感じてしまうことから、注射に対して苦手意識を抱いている可能性が考えられます

血が苦手だから

血を見ると、動悸や吐き気などの症状が起きる人は一定数いるといわれています。医学的には、特定の状況または対象に対して、実際の危険やリスクとは程遠い恐怖や不安を覚える「限局性恐怖症」のひとつである「血液恐怖症」に分類されます。

限局性恐怖症はいくつかの種類に分類することができ、血液恐怖症のほかに、注射が怖い「注射恐怖症」、外傷に恐怖を覚える「外傷恐怖症」などもありますが、これらの恐怖症は人口に対して5%以上存在するといわれています。

また、血液や注射針などに対する恐怖症の症状が発症しがちな人は、過度の血管迷走神経反射が徐脈と起立性低血圧を引き起こすことから、実際に血や注射針を見て失神することもあります。

参照:MSDマニュアル プロフェッショナル版「限定性恐怖症」

看護師が注射への苦手意識を克服する方法は?

続いては、看護師は注射への苦手意識を克服する方法を紹介していきます。看護師が注射への苦手意識を克服する方法としては、以下のようなことが考えられます。

・イメージトレーニングを重ねる
・注射が上手な看護師に教えてもらう
・練習キットを使って練習する
・技術研修を受ける
・曝露療法を試みる

詳しくみていきましょう。

イメージトレーニングを重ねる

まず大切なことは、イメージトレーニングを重ねることです。「患者の血圧を測定する」「食事介助をする」などであれば、たとえば家族に患者役を務めてもらうことなどで実践練習することも可能ですが、注射器を実際に誰かの手に打つ練習をする機会はなかなか持つことができません。そのため、参考書などを見返すことでイメージトレーニングを重ねることが基本となります。その際、手順や使用する器具を確認するだけでなく、トラブル発生時の対処法などについても理解を深めるよう心がけましょう。

注射が上手な看護師に教えてもらう

身近に注射が上手な看護師がいるなら、注射のコツを教えてもらうことも検討してみましょう。どんなところに苦手意識を感じているかを説明すれば、克服方法を一緒に考えてもらえる場合もあるでしょう。人に相談するのが得意でないなら、上手な人が注射しているところを観察して、自分とどこが違うのかを考えることも役に立つでしょう。

練習キットを使って練習する

注射や採血を何度も繰り返し練習したい人は、市販されている練習キットを使って練習するといいかもしれません。練習キットはAmazonなどでも販売されています。

参照:静脈穿刺注射練習キット

参照:採血練習キット

技術研修を受ける

練習キットを使った自宅での練習は、「都合がいいときにいつでも、何度でも練習できる」というメリットがありますが、「やりかたが間違っていても誰にも指摘してもらえない」というデメリットがあります。その点、指導してくれる人がいる技術研修なら、上達が早いことが考えられます。

技術研修は、各都道府県のナースセンターなどが主催しています。また、看護職の復職支援セミナーなども各地で開催されています。

参照:東京都保健医療局 東京都看護職員地域確保支援事業(看護職復職支援研修)

曝露療法を試みる

血液恐怖症の限局性恐怖症が原因の場合、恐怖症に有効な治療法とされる「曝露療法」によって、血を見ることが怖くなくなる可能性があります。曝露療法とはどのような治療法かというと、対象者をパニック発作の引き金となっているものに、繰り返し向き合わせる治療です。曝露前(向き合う前)と曝露中(向き合っている最中)に、リラクゼーション法や呼吸法を実践することで、不安が誘発される状況下でも安心できるようになっていくとされています。

曝露療法は、適切な方法でおこなえば、90%以上の確立で効果がみられるとされています。試してみたい人は、近隣のメンタルクリニックなどに相談してみてもいいかもしれません。

参照:MSDマニュアル家庭版「限局性恐怖症」>限局性恐怖症の治療

注射をする機会がない職場を選ぶのも一手

注射への苦手意識を克服したいとさまざまな手法を試みてみたものの、どれも効果を感じられなかった人や、そもそも克服する気がない人などは、注射しなくていい職場を選ぶのが賢明かもしれません。たとえば、精神科や眼科などは、検査で採血が必要なことなどもほとんどないので、注射が苦手な看護師にとっては狙い目だといえそうですね!

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