お知らせ

プレスリリース

クラウド型電子カルテ「CLIUS」、AIによるカルテ入力支援技術で特許を取得

株式会社DONUTS(東京都渋谷区、代表取締役:西村啓成)は、開発・提供するクラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」に搭載している、AIによるカルテ入力支援技術に関する基本特許を取得したことをお知らせいたします。 本技術は、医師のカルテ入力業務を大幅に効率化し、医療の質の向上に貢献するものです。

クラウド型電子カルテ「CLIUS」 : https://clius.jp/

■特許取得の背景

医療現場では、医師の長時間労働が深刻な課題となっており、2024年4月から始まった「医師の働き方改革」により、業務効率化は喫緊の経営課題となっています。特に、診療時間外の業務で大きな割合を占めるカルテ入力の負担軽減は、医師が患者と向き合う時間を確保し、医療の質を維持・向上させる上で極めて重要です。当社ではこれらの課題を解決すべく、AIを活用してカルテ入力を強力にサポートする「レコメンド機能」を開発し、「CLIUS」に搭載してまいりました。そしてこの度、本機能の中核となる独自技術の新規性・進歩性が認められ、特許取得に至りました。

■取得した特許の概要

特許番号  : 第7693156号

発明の名称 : オーダー出力方法、オーダー出力プログラム及びオーダー出力システム

特許取得日 : 令和7年6月9日

■特許技術について

今回特許を取得した技術は、医師がカルテを入力する際に、記載された内容をAIがリアルタイムで解析し、関連性の高い「病名」や「診療行為」を即座に予測・推薦するものです。本技術の特長は、一般的な医学的知識ベースに加えて、医師個人の過去の入力パターンや処方傾向をAIが学習し、一人ひとりに最適化された高精度なレコメンドを実現する点にあります。これにより、思考を妨げることのないスムーズな入力体験を提供し、カルテ作成時間を大幅に短縮します。

【本技術がもたらす医療現場への提供価値】

  • カルテ入力時間の圧倒的な短縮:最適な候補が自動で提示されるため、検索や手入力の手間を削減します。
  • 病名・算定漏れの防止:処方や診療行為に対して関連する病名の記載漏れを防ぎ、適切な保険請求を支援します。
  • 医療の質の向上と均てん化:経験の浅い医師でも、熟練医のような質の高いカルテ作成をサポートします。

■今後の展望

「CLIUS」は、今回取得した特許技術を中核とし、今後もAI・データ活用をさらに推進してまいります。診療報酬改定への迅速な対応支援や、より高度な臨床判断支援機能の開発など、テクノロジーの力で医療現場のあらゆる課題を解決し、持続可能な医療の実現に貢献してまいります。

■クラウド型電子カルテ『CLIUS』について

『CLIUS』は、株式会社DONUTSが「PRODUCT FIRST」というミッションに基づき開発・提供を行うクラウド型電子カルテです。医師にとって効率的なカルテ入力作業を実現し、より患者様に向き合った診察時間を設けることができるサービスです。直感的な操作性と、自動学習機能やレセプト分析サポートでクリニックの時間創出をお手伝いします。他医療機関や周辺システムとも連携しやすい設計となっております。

公式サイト : https://clius.jp/
開業お役立ちメディア : https://clius.jp/mag/

■株式会社DONUTSについて

社名    : 株式会社DONUTS
所在地   : 東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー8階
代表者   : 代表取締役 西村啓成
設立    : 2007年2月5日
事業内容  : クラウドサービス事業、ゲーム事業、動画・ライブ配信事業、医療事業、出版メディア事業
企業サイト : https://www.donuts.ne.jp/
採用情報  : https://www.wantedly.com/companies/donuts2007/

かんたん登録でCLIUS(クリアス)をお試し