「診察の質」も「経営支援」もすべてをこの一つで

八丁堀3丁目クリニック
石田 和也先生
  • 内科
  • 小児科
  • 糖尿病内科
導入時期
令和5年8月
導入の背景
他電子カルテからの移行
オフィス街としての利便性を備えつつ、古くからの住民も多く住む東京都中央区八丁堀において、「地域の皆様の健康を守るパートナー」として一般内科・小児科から、高血圧・糖尿病・脂質異常症・甲状腺疾患・睡眠時無呼吸症候群の専門診療まで幅広く対応している。 2025年4月からは糖尿病専門医を副院長に迎え、より専門的な診療を幅広く提供。オンライン診療などを活用し、多忙な働き盛り世代や子育て世代のニーズに応えつつも、「対話」を大切にし、一人ひとりの日々の暮らしに寄り添いながら「地域のかかりつけ医」として生涯を通じた健康管理をサポートしている。
導入前の課題
  • ・【利用場所の制限】オンプレミス型のシステムを利用していたため、院内でしかカルテを確認できなかった
  • ・【システム間のバラつき】予約システムやオンライン診療などのツールが個別に運用されており、業務が分散して煩雑になっていた
  • ・【スタッフ間との情報共有の手間】院内での患者情報共有が紙ベースで行われており非効率だった
導入後の効果
  • ・【各ツールの一元管理】予約システムやオンライン診療を含め、CLIUS内で業務を完結できる
  • ・【利用場所を選ばず閲覧できる】クラウド型になったことで、どこからでもカルテを確認できる環境が整った
  • ・【ペーパーレス化】カルテ内で情報を共有することができ、院内コミュニケーションがスムーズになった
  • ・【経営分析機能の活用】標準機能の経営分析ツールを活用し、日々の数値やクリニックの経営状況を容易に把握できるようになった

『場所の制約』と『ツールの分散』をゼロに。スタッフの連携も経営分析も一つに繋ぐクラウドカルテ

現在、関東と関西に合わせて5院を展開し、承継案件を通じた分院拡大を意欲的に進めていらっしゃる石田先生にインタビューを行いました。3年前に電子カルテを乗り換えられた理由や、現場の運用、そして経営者としての視点から見たクリニック運営のポイントを伺いました。

CLIUSの導入時期と、導入を検討されたきっかけについてお聞かせください

CLIUSを導入したのはちょうど2023年の8月です。もともとは別のオンプレミス型カルテを利用していましたが、分院展開するタイミングになり、電子カルテも新しくする必要がありました。その際、「どこにいてもカルテを確認できる」クラウド型のシステムを探していて、CLIUSに決めました。

クラウド型であること以外に、システム選定の決め手となったポイントはありますか?

予約システムやオンライン診療を含め、必要な機能を一元管理できる点が最大の決め手でした。患者さんの利便性を考えると、専用アプリをインストールしていただく手間がなく、ブラウザで動作するシステムを重視していた点も大きいです。 また、価格面でもオンプレミス型より抑えられましたし、それまで個別に利用していた予約システムなどを1つにまとめられたのは非常に大きなメリットでした。

導入検討時に、他社製品との比較はされましたか?

他社のクラウド型カルテと比較検討はしましたね。ただ、導入を検討していた当時、他社カルテはまだ新しい機能が出たばかりで機能面がそこまで充実していなかった印象がありました。 また別のカルテメーカーでは、費用面で検討が必要だったり、患者さんに専用アプリを入れてもらう必要があったりと、当院の要望とは合わずに選択肢から外れました。結果として、早い段階から機能面と患者さんの使いやすさのバランスが良いCLIUSへの導入意欲が高かったですね。

レセコンをカルテと一体型にするか分離型にするかという議論もよく耳にしますが、CLIUSとORCAの併用(分離型)であっても、操作が難しいといった声はありません。システム間の移動はありますが、業務の多くはCLIUS内で完結しますし、サポート面に関しても、何かあれば電話ですぐに対応していただけるので、実務上の支障は感じていません。

導入時に苦労された点や、不安に思われた点はありますか?

特別なことはなく比較的スムーズに乗り換えができたと思いますが、強いて言えば、過去のカルテデータの移行ですね。全てのデータを完璧に移行するのは難しいので、処方内容など一部のデータについては、スタッフが時間をかけて手入力で対応しました。

オンプレミス型の場合、内部構造が複雑でデータの書き出しが難しいベンダーもあります。スキャンによるPDF保存という選択肢もありますが、カルテ内容を後から活用するにはそれでは不十分なので、現状は手入力で補うのが現実的だと感じています。

導入後、クリニック内の運用にどのような変化がありましたか?

それまでは紙ベースで患者さんの情報を共有していましたが、導入後は場所を問わずにカルテ上で情報確認できる環境が整い、ペーパーレスで円滑な運用ができるようになりました。業務効率の向上を実感しています。CLIUSでのステータス管理に加え、スタッフ間の細かな連絡には「Slack」を併用することで、ペーパーレスかつシームレスな院内コミュニケーションを行えています。

機能面については、経営分析機能は重宝していますね。最初から標準機能として組み込まれているのは大きいです。1日単位や月単位、分院の比較などをほぼ毎日確認しています。ただ、現在は棒グラフ表示が主ですが、折れ線グラフでより長期、例えば3年分などの推移を比較できたりすると、さらに分析の幅が広がるのではないかと思います。

今後、CLIUSに期待することや、活用したい機能はありますか?

直近で言えば、AIによる文字起こし機能には興味があります。7月から新しく稼働し始めた分院の院長先生から「音声入力機能が欲しい」という声があがりました。また、冬の時期など発熱外来が忙しい時期に、マイクで拾って文字起こししてくれたら、「処置室に行って検査して、診察室に戻ってカルテを書いて」という手間も省けていいですね。そういう場面でより効率化できたらいいなと思っています。

また、新しいスタッフが入った時やミスを防ぐ仕組みとして、診察内容や処方内容から算定漏れがないようにサジェストしてくれる機能も嬉しいですね。

地域に根ざしたクリニックとして、集患面ではどのような工夫をされていますか?

Web周りは一通り意識して対応しています。MEOやSEOはもちろんですが、今後はAIの検索エンジン対策なども必要になるでしょう。八丁堀という土地柄、競合も多いですから、最低限かつ地域特性に応じた取り組みは欠かせないですね。

一方で、SNSについては、保険診療がメインのクリニックという特性上、「わざわざインスタで病院を探すか」という疑問もあるので、現時点では注力していません。もちろんやって損はないでしょうし、効果もゼロではないかもしれませんが、他の施策に比べると現段階では優先度を下げています。

ただ、口コミはやはり大事ですよね。季節性の病気が流行していない時期やタイミングを見計らって患者さんにアンケートをお願いし、率直な意見をいただくことはあります。地域の評判は、やはり患者さんの生の声が一番ですね。

分院展開されている石田先生ならではの視点で、クリニック経営のコツがあれば教えてください。

分院を開業した時点で、スタッフの管理を院長先生だけで行うのは難しいと思います。当院も事務長にお任せしていますが、院長とスタッフの間に管理者を立てて、全体のオペレーションを見てもらう体制を作ることが重要です。 システム面においても、業務を属人化することなく、誰が対応してもある程度同じ業務ができるような環境を作っておくことが、離職等の急な変化に対応するためのコツだと感じています。

実際にCLIUSに触れてみる

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