眼科と皮膚科・美容皮膚科で
カルテ2台分のコストがかかると思っていました
電子カルテCLIUS導入のきっかけを教えてください
知人からの紹介と、CLIUSの運用面がきっかけです。本院の横浜・六浦院は紙カルテを使っていますが、2院目として構える川崎駅前は(2020年6月の)開業のタイミングで電子カルテを導入しようと思っていました。眼科の電子カルテは、だいたいどの医療機関も同じメーカーのものを使っているので、私も疑いなくその電子カルテを導入しようと思っていたんです。
しかし私は保険診療での皮膚科に加えて美容皮膚科も標榜しているので、Web予約システムの導入も必須ですし、それらを管理できる電子カルテはまた別のものを導入する必要があると思っていました。
当初いくつかの業者と連絡をとっていましたが、どうしても眼科と皮膚科で電子カルテを分けなければならず、総費用も1,000万円を超えると言われていました。
その時、知り合いの医師からCLIUSを教えてもらいました。正直なところあまり期待しておらず、「とりあえず話だけ聞こう」と思ってお会いしました。すると、一番ネックだった「眼科と皮膚科でカルテが2つ必要」という部分が解消できることが分かりました。
美容皮膚科での診療に必要な予約機能が付いていること、そして一台で全ての診療科が管理でき、想定していた費用の1/3~1/4程度で済みそうなことが大きな要因となり、CLIUSの導入を決めました。


書類作成も短時間で済むので、業務効率化が実現できています
CLIUSのどんな点に魅力を感じましたか?
文書がいくつかフォーマット化されていて、カルテに記載していた診療内容や処方の内容が、立ち上げた時点で文書に記入されている点はとても良いと思いました。


診療情報提供書の例:カルテの内容をもとに、患者情報等が自動記入されている
記入されている内容をもとに、私が数カ所編集する程度で書類作成が完了するので、紙カルテの時からは考えられない快適さに感動し、すぐCLIUSの方に「すごいですね、ありがとうございます」と連絡を入れたくらいです。
この文書に関しては、自分なりに作成した書類を雛形にできる点も便利です。最初はDonuts(電子カルテCLIUSの運営会社)のスタッフさんに手伝ってもらいましたが、今では自分なりに工夫して運用できています。
また、Macの音声入力の機能を活用できる点も便利ですね。私はタイピングが速くないので、眼科のフロアではクラークさんを雇うことも考えていました。しかし、Macの音声入力を使えば話した内容が全て変換されます。患者さんには音声入力を理解してもらいながら、「三日前から目が赤くなり、目やにも出てきたため来院」といったように話しながら記入しています。ひとつのカルテを記入するのに2、3回直せばいい程度の精度なので、とても重宝しています。
※音声入力はCLIUSの機能ではありません。上記はCLIUSと、Macの機能を上手に組み合わせて活用している例として説明しております。Windowsでもソフト等を使うことで音声入力が可能です。
その他、病名もチェックしてくれるので、漏れていると教えてくれますし、CLIUSとORCAのスムーズな連携で点数漏れの心配も減りました。オペと処置が一緒にできないという部分もCLIUSとORCAの連携でアシストしてくれるので返戻も少なくとても便利です。
今ではなぜ早く取り入れなかったのかと思っています。まだ紙カルテの運用をしている本院も、CLIUSの導入を進めているところです。
▶︎無料のオンラインデモをエントリー(連携したい機器等についてもぜひご相談ください)
導入時に不安だった点はどこですか?
連携面が不安でした。CLIUSでカバーできない部分は他の利用システムを提案いただき、結果的にはOCT(眼底三次元画像解析)や視野検査も問題なく接続され、現在もトラブルなく運用できています。
当社のサポート体制はいかがですか?
受付のものがよく連絡させてもらっています。先日は、病名の入力や部位の記載などでわからないことがあったので、お電話して対応してもらいました。
CLIUSはどのようなクリニックさまにおすすめですか?
診療科が多く、デバイスが多くなる、使用する電子カルテが複数になる可能性があるクリニックさんや、カルテの見積もりを取ったものの、価格が高いと感じた方はCLIUSに相談してみると良いと思います。私のように、眼科の他に皮膚科や美容皮膚科を標榜するなど多科のところであれば、2種類のカルテを導入することなくCLIUSのみで運用できるケースもあると思いますので「眼科はこのカルテじゃないといけない」といったような思い込みを一旦なくしてみることも大事だと思います。
Donutsさん(電子カルテCLIUSの運営会社)とのやりとりがきっかけで、私のIT化に対する熱量も一気に上がり、今ではオンライン資格確認についても動いています。新しいものへの理解を深めながら、良いものは積極的に取り入れていきたいです。