オンライン診療に向いている科目・疾患

新型コロナウイルスのパンデミックで「オンライン診療」が脚光を浴びており、取り入れるクリニックも増加しています。「オンライン診療」は簡単にいえば動画チャットですが、ICT(情報通信技術)を用いて医師と患者さんが離れていても診療を行えるという仕組みです。
もし現在、クリニックで「オンライン診療」を導入しようと考えているのであれば、「オンライン診療」に向いている科目なのか、またどのように使うのかについて考えなければなりません。

目次
  1. 「オンライン診療」に向いている科目・疾患
  2. 「オンライン診療」ができない科目

「オンライン診療」に向いている科目・疾患

「オンライン診療」に「この科目はダメ」「この科目はいい」という縛りは基本ありません。

しかし、厚生労働省は「オンライン診療」の導入に当たり、基本方針として「初診は対面診療」であり、「その患者さんのかかりつけの医師が、(診断の確定している)慢性病の診療を行う」といった使い方を推奨しています。

ですので、「糖尿病」「高血圧」などの診療には向いているとされます。ただし、この場合でも血液・尿検査などは必要ですので、定期的に対面診療が必要になります。

そもそも「オンライン診療」がどのような科目に向いているかですが、現在「オンライン診療」を行うことが増えているクリニックを見てみるのがよいでしょう。以下です。

  • 禁煙外来
  • AGA(FAGA)
  • ED
  • 更年期障害
  • 美容系(美肌など)

これらの科目であれば、症状も明確ですし、ビデオカメラ経由でも患部を医師が確認することが比較的容易です。

また「オンライン診療」でも、処方せんを郵送して患者さんが近くの薬局で購入する、あるいは処方薬を郵送することが可能です。ですから、診療⇒投薬治療で済む上記のような科目は非常に向いているといえます。

また、「オンライン診療」でも「保険適用診療」と「自由診療」があります。

機材などが余計に必要な分、「オンライン診療」の方が診療点数が高くてもよさそうなのですが、「オンライン診療」の初診料は、対面診療より「74点」も低い「214点」です。

そのため、お金のことだけ考えると健康保険適用の診療よりも自由診療の科目の方が「オンライン診療」に向いているともいえます。自分の診療に自分で価格を付けることができるわけですから。それもあって、上記のような科目で「オンライン診療」の利用が広がっているというわけです。

「オンライン診療」ができない科目

では、逆に「オンライン診療」ができない科目とはどのようなものでしょうか。

これは、医師と患者が離れた場所にいるという特性上、診断・医療行為に触診・検査・処置が必要な科目は全て難しいということになります。

ですので、新型コロナウイルスのパンデミックによって「初診でもオンライン診療可」と方針が緩められましたが、実際にオンライン診療に門戸を開いた科目が劇的に増えたかというと、やはりそういうわけにはいかないのです。

触診・検査・処置ができないため「オンライン診療」には自ずと限界があるというわけです。

ただし、「オンライン診療」と「対面診療」をうまくミックスしているというクリニックは出現しています。

初診は対面診療。以降は中長期で投薬しながら様子を見る――この初診の後の投薬・経過観察をオンライン診療で行い、3カ月に一度は血液検査に来院してもらう――といった使い方なら可能というわけです。

実際にクリニックに取材をしてみますと、例えば「風邪だと思うんですが……」などの相談(予約)があった場合には「それなら来てください」と対面診療の判断をすぐに伝える医師が多いのです。

というのは、診断を確定させるための触診や検査ができませんので、患者さんが「風邪だと思うからオンライン診療でいいのに……」と思ったとしても、やはり医師としては「オンライン診療」で済ますにはいかないわけです。

「オンライン診療」は、患者にとっては「病院に行かなくても済むので簡単便利」かもしれませんが、医師にとっては「患者さんから受け取れる情報の少ない診療」です。このギャップがクリティカルな医療過誤になる可能性の高い科目は「オンライン診療」には向いていないといえます。

というわけで、「オンライン診療」の導入に当たっては、診療科目が向いているのか、どのような使い方をするのかを考慮の上、判断してください。処方せんの郵送、FAXなどを行うとスタッフに仕事が増えますからね。

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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