コロナ禍の中、クリニックには、来院する患者さんの「院内感染」を避けるための手段を講じることが求められています。熱のある患者さんを判別するために、入り口で体温を計測するクリニックが増えているのもそのためです。この来訪者に対する体温計測は、一般企業でも行われるようになっていますが、クリニックではコロナ感染者が訪れる可能性が高いため、より重要な意味を持ちます。
「AIサーモくんTD-01」「AIゲートキーパーTD-02」
コロナ禍の中、クリニックには、来院する患者さんの「院内感染」を避けるための手段を講じることが求められています。熱のある患者さんを判別するために、入り口で体温を計測するクリニックが増えているのもそのためです。この来訪者に対する体温計測は、一般企業でも行われるようになっていますが、クリニックではコロナ感染者が訪れる可能性が高いため、より重要な意味を持ちます。
運用に耐える検温デバイスがない!という不満の声が上がっている
来院する患者さんに検温を行うためのデバイスは多種ありますが、実はそれらをうまく運用できなかった、というクリニックが増えているのです。
「体温がきちんと測れない」という声が多数上がっています。
例えば、外気温の影響を受けて正確な計測ができない、風が吹くと計測できなくなる――といったクリニック入り口での使用に耐えないという不満。また室内でも、エアコンの温度設定に影響されたり、検温時間がかかり患者さんが渋滞してしまったりなどの声があります。
さらに、来院する患者さんを一人一人スタッフが検温するのは手間です。しかも正しく体温が測れないのであれば、そのワークロードは無駄になってしまいます。
というわけで、多くのクリニックが「外・室内を問わず、外気温・室内温に影響されず正確に患者さんの体温を計測でき、スタッフのワークロードを極力割かなくてもいい検温システム」を求めています。
このニーズに応える製品が「AIサーモくんTD-01」と「AIゲートキーパーTD-02」です。
クリニックの実運用に耐える機能を搭載
「AIサーモくんTD-01」「AIゲートキーパーTD-02」は以下の機能を備えています。
「0.3秒」で人の顔を認識・体温も計測
高性能な「人間の顔」認識アルゴリズムを備えており、デュアルレンズカメラによって正確に顔を捉え、その人の認証を行います※。また、マスクを着けていても同様に認識可能です。
体温も瞬時に計測され、誤差はわずか「±0.2度」となっています。これは、正確な顔認証によって温度を計測するのに向いた部位を特定し、サーモグラフィーとサーモパイルのハイブリッドな測定を行うことで実現しています。
「AIサーモくんTD-01」と「AIゲートキーパーTD-02」は正確な顔認証・体温測定を0.3秒以内にやってのけます。
※来院する患者さんの体温を測定するだけなら認証は不要ですが、この機能を使ってスタッフの入退出・勤怠管理に利用できるのです(後述)。
外気温に左右されない
外気温・室内温に左右されず動作します。動作環境は、以下のと温度変化が激しい環境下でもOK。
AIサーモくんTD-01 | 摂氏-25~75度 |
AIゲートキーパーTD-02 | 摂氏-30~80度 |
上掲のように、スキー場での動作実験でも正確に体温が計測できることを証明済みです。「吹雪の下でも計測できる」そうです。
雨にも負けず、風にも負けず
完全「防塵・防水」仕様になっている点もクリニックに推奨できるポイントです。本体は航空用アルミ合金製の堅牢な造りで、表面は強化ガラス(TD-01はタッチスクリーン)。
そもそも検温は、クリニックに入れる人を判別するためのものなので、クリニックの外、例えばドアの横などに設置したいところです。しかし、市販の検温デバイスはそのような場所で使うことを想定していません。ですので、風や外気温の変化で正確な計測ができなくなるのです。
しかし、「AIサーモくんTD-01」「AIゲートキーパーTD-02」は最初から防塵・防水仕様なので、外で使うことに気を使う必要はありません。ただし、外で使用するのであれば、Wi-Fiで通信を行え、より高靭性である「AIゲートキーパーTD-02」がおすすめです。
「AIサーモくんTD-01」:IEC規格IP65を満たした防塵・防水仕様
「AIゲートキーパーTD-02」:IEC規格IP66を満たした防塵・防水仕様
クリニックでの運用にはパソコンが必要
「AIサーモくんTD-01」「AIゲートキーパーTD-02」は両機ともパソコンに接続して使用します。
例えば、「AIゲートキーパーTD-02」をクリニックの外、自動ドアの脇に設置し、受付のカウンター内にゲートキーパーと接続したパソコン※とモニターを置きます。
※TD-02はWi-Fi接続可能。TD-01はLAN接続となります。
患者さんが来院したら「AIゲートキーパーTD-02」が顔認証・体温計測を行います。OKであればモニター画面にグリーンで入室許可を知らせます。これは同時に受付側のパソコン側にも通知されます。
体温が許容範囲を超えてNGの場合には、モニター画面がレッドの警告表示となり、入室できない旨を患者さんに知らせます。同時に受付側のパソコンにも通知されます。
もちろん、室内でも同様に患者さんの体温測定が可能なので、ここで判別したいという場所に「AIサーモくんTD-01」か「AIゲートキーパーTD-02」を設置すればいいのです。
クリニックでの導入実績も良好!
「AIサーモくんTD-01」と「AIゲートキーパーTD-02」は、すでに医療機関で稼働しています。非常に興味深いのは、正確な顔認証AIが搭載されているため、これが勤怠管理に使えることです。
多くのクリニックでは、スタッフの勤怠管理にタイムカードなどを使っているでしょうが、「AIサーモくんTD-01」「AIゲートキーパーTD-02」を使うと、これが「顔認証」だけで行えるのです。前述のとおり、マスクを着けていても認識されますが、面白いことに、マスクを着けていないスタッフに対して「マスクを着用するように促すアナウンス」を流すことも可能です。
また、来訪者の通過を記録できますので一種の防犯カメラとしても役立ちます(来訪者の記録のオン/オフ、また保存期間の設定も可能)。
実際、すでに導入した医療機関では来院する患者さんの体温計測だけではなく、スタッフの勤怠管理にも使用し始めており、システム提供を行っている『株式会社クリニックキオスクBIZ』に聞いたところ、導入後の評判も良好とのこと。
クリニックで患者さんの検温をどのように行うか、頭を悩ませている医師・クリニック院長の皆さんは導入を一考してみてください。検温を実施しているがうまく運用できていない、というクリニックにとっても良い解決策になるでしょう。
- 「AIサーモくんTD-01」:29万8,000円[税別/送料別途]
- 「AIゲートキーパーTD-02」:39万8,000円[税別/送料別途]
取材協力:『株式会社クリニックキオスクBIZ』/『JM international』
特徴
対応端末
システム提携
その他特徴
提供形態
種別
診療科目
この記事は、2021年6月時点の情報を元に作成しています。