施設を運営するにあたって持っておいた方がいい車
目次
  1. 施設を運営するにあたって持っておいた方がいい車
  2. 対象者によって最適な車種が変わってくる
  3. 自分で歩ける人が多い施設向き
    1. 「大人数乗せられる」について
    2. 「車高が高い」について
  4. 車椅子や歩行器を利用している人が多い施設向き
    1. 「トランクが大きめ」について
    2. 「車高が低い」について
  5. 認知症の利用者が多い施設向き
    1. 「スライドドア」について
    2. 「手すり付き」について
    3. 「チャイルドロック」について
  6. 具体的におすすめの車種
    1. ハイエース ワゴン
      1. メリット
      2. デメリット
    2. シエンタ 6人乗り
      1. メリット
      2. デメリット
    3. ワゴンR
      1. メリット
      2. デメリット
  7. わたしの勤務先で必要だった車・不必要だった車
    1. どのような車が何台あればいいの?
      1. 通所利用者総数60名・1日の通所者30名・スタッフ総数12名・1日のスタッフ数8~9名
  8. ニーズに合った車・合わなかった車
    1. ハイエース=2台あったが1台で充分だった
    2. ワゴンR=2台あったが1台で充分だった
    3. シエンタ=1台しかなかったが、もう1台あればよかった
    4. せっかくの車を効率的に利用するためには
    5. 人事採用の際におさえて欲しいポイント
    6. 駐車スペースにあった車を選ぶ
  9. まとめ

施設を運営するにあたって持っておいた方がいい車

みなさんは、使い勝手のいい車といったらどのような車を思い浮かべますか?

  • 大人数乗せられる
  • トランクが広い
  • スライドドア
  • 小回りが効く
  • 燃費が良い

人によって、使い勝手がいいと感じるポイントはさまざまです。

その中から今回は、とりわけ施設を運営するうえでは役立つ車のタイプをいくつかご紹介します。

すべてにおいて完璧! というものはなかなか見当たらなかったので、それぞれの車のタイプのメリット・デメリットもご紹介したいと思います。

対象者によって最適な車種が変わってくる

施設での仕事に使うとなると、いろんな方が車を利用することになります。

そこでまずは、車に乗る対象者別に、適した車のタイプをご紹介していきます。

自分で歩ける人が多い施設向き

  • 大人数乗せられる
  • 車高が高い

「大人数乗せられる」について

スタッフの手伝いがなくても乗れるとなると、大人数乗れた方が効率もいいのでおススメです。

「車高が高い」について

自分で乗れるとしても、高齢者は足腰の弱い方も多くいらっしゃるため、車高が少し高いだけでも車の乗り降りが格段に楽になります。

車椅子や歩行器を利用している人が多い施設向き

  • トランクが大きめ
  • 車体は低め

「トランクが大きめ」について

説明するまでもありませんが、車椅子や歩行器を乗せるとなると結構なスペースを要します。

車椅子に乗ったまま乗れるスロープ付きの車もありますが、楽さはあることながらやはり場所を取るため、乗車人数も少数になってしまいます。

車椅子用の車ではなく普通乗用車でも、トランクが広ければ、車椅子や歩行器の方でも乗車できます。

トランクが広くない場合、仕方なく空いている座席に車椅子や歩行器を乗せなければならなくなるので、本来5人乗りの車に3人しか乗れないということにもなりかねません。なので、トランクは大きめに越したことはないのです。

「車高が低い」について

足腰は弱っているものの、まだ自分で歩けるという人にとっては少し車体が高い方が楽なのですが、車椅子や歩行器を利用している方のほとんどは、足を上げること自体が困難。介護者の負担にもなります。

認知症の利用者が多い施設向き

  • スライドドア
  • 手すり付き
  • チャイルドロック付き

「スライドドア」について

認知症の方は予期せぬ行動を取ることがありますので、スライドドアのようにゆっくり閉まるタイプのドアですと、なにかあったときに急いで止めることができるため安心です。

「手すり付き」について

認知症の症状のひとつに、「注意散漫」があります。車に乗車しているときは特に気を付けていただきたいポイントでもあります。

少し目を離したすきにシートベルトを外したり、窓を開けようとしたり非常に危険です。

ですが、手すりが目の前にあれば自然と手すりを掴むため、危険行動の抑制にも繋がります。

「チャイルドロック」について

認知症の方の中には、赤信号で停車中や感情的になった際に平気でドアを開けようとする方がいます。

そんなとき、チャイルドロックがあればリスク回避できますし、集中して運転することができます。

具体的におすすめの車種

次に、おすすめの車種についてこまかくご紹介していきます。

あくまでも、わたしが実際に乗ったことのあるもの、わたしが知っている情報だけをご紹介していくので、抜けている機能等あると思いますがその点に関してはご了承ください。

ハイエース ワゴン

こちらは10人乗りということもあり、一度に多くの方を乗せることが可能。人手不足の医療施設や福祉施設におすすめの車となっています。

メリット

  • 後部座席がスライドドア
  • 至るところに手すり付き
  • 一度にたくさんの人を乗せることができる
  • 普通免許で運転することができる
  • トランクも比較的広く座席数も多いため、車椅子や歩行器その他の荷物などたくたん乗せることができる

デメリット

  • 車体がかなり大きく、運転初心者だと怖く感じることがある 
  • 車高が高いため足腰の弱い方は乗り降りが難しい
  • 駐車場の狭い施設だと場所をとってしまう
  • 小回りが効かないため都会での走行は不向き

シエンタ 6人乗り

シエンタは5・6・7人乗りとカスタムできる車になっていますが今回ご紹介するのは6人乗りについてです。

わたし自身6人乗りしか乗ったことがないので、他の5・7人乗りのついてのご紹介はできませんのでご了承くださいませ。

メリット

  • 後部座席がスライドドア
  • チャイルドロック付き
  • コンパクトなサイズのため駐車スペースを選ばない

デメリット

特になし

ワゴンR

通所施設でしたら送迎は必須です。ですが、利用者の住んでいる場所が必ずしもどんな車でも行けるとは限りません。そんなとき、軽自動車だと比較的場所を気にすることなく送迎や駐車ができます。

なんといっても軽自動車は小回りが効くからです。仕事での運転が初めてで不安という方にもおすすめです。

メリット

  • 走行する道や駐車スペースを選ばない
  • 高度な運転テクニックが必要ない
  • 4人乗りということもあって車内を見渡しやすい
  • エアコンの効きが早い

デメリット

  • 事故をすると車体への衝撃が乗用車に比べて大きい

わたしの勤務先で必要だった車・不必要だった車

ここまでは、実際にわたしの乗車経験をもとに説明してきましたが、ここからはさらに、どういう車が便利で必要と感じるか、どういう車が仕事に適していないと感じるかをお話します。

どのような車が何台あればいいの?

わたしが働いていた施設で所有していた車・台数は以下でした。

通所利用者総数60名・1日の通所者30名・スタッフ総数12名・1日のスタッフ数8~9名

ハイエース 2台
シエンタ 1台
パッソ(5人乗り) 1台
ワゴンR 2台

台数だけ見ると一見多いように思えますが、スタッフの中には運転のできない人もいましたし、ハイエースは運転手と介護者の2人での走行が原則とされていましたので、ニーズに合わない車が何台かある状態でした。

ニーズに合った車・合わなかった車

では、それぞれの車のニーズについてみていきましょう。

ハイエース=2台あったが1台で充分だった

  • スタッフを2人取られてしまうことから人手不足になってしまう
  • 必ずしもみんなが運転できるわけでないので使えないときもある
  • 大人数を乗せることができるが、人数が多い分、送迎時間も要するためプラマイゼロ
  • 駐車するのに幅をとる

ワゴンR=2台あったが1台で充分だった

  • 「3人しか乗せられない」「車椅子や歩行器の方を乗せると2人しか乗せられない」ことから、利用者の送迎が集中したときは複数回に分ける必要があった

シエンタ=1台しかなかったが、もう1台あればよかった

  • スタッフも運転手も1人だけでいいので人員不足になる心配がない
  • ハイエースなどと比べると車内が見渡しやすく、チャイルドロック等の安全機能もあるため1人でも安心して運転することができる
  • 駐車スペースの幅を取らない

総合的にいうと、車の機能そのものがどうというより、やはり施設の駐車スペースや運転する人の運転レベル、用途に合った車を選ぶのが大事だということです。

せっかくの車を効率的に利用するためには

続いては、せっかくの車を効率よく利用するためのポイントをお伝えします。

人事採用の際におさえて欲しいポイント

普通自動車免許を持っているかは確認しておいて損はありません。

わたしの働いていた通所施設では、とにかく人員不足を解消するために、免許の有無関係なく採用していたため、運転のできないスタッフが何人もいました。

運転ができないとなると必然的に業務に偏りが出てきてしまうので、スタッフ間でのトラブルが起きてしまいます。加えて、「ペーパードライバーなのかどうか」もチェックすべきです。

実際に、ペーパードライバーだから人を乗せるなんてできないとの理由で一切運転をしない同僚もいたので、せっかくならペーパードライバーではなくある程度運転歴のある人を選ぶと、即戦力になります。

駐車スペースにあった車を選ぶ

わたしが働いていた施設は都会のど真ん中にあったため、出先で車を止めるとなるとコインパーキングしか選択肢がありませんでした。

加えて、施設の駐車場が狭かったため、車の出入りがすごく大変だというデメリットもありました。

ハイエースのような大きな車が先に入っていると、後から来た車はハイエースが駐車し終えるまで待っていなければならなかったりと、余計な待ち時間も発生していました。

このようなことがないよう、車種や所有台数を決める際は、運転できる人の数や、駐車スペースに合ったサイズを考慮することをおすすめします。

まとめ

車種や台数を決める際には、施設運営者のみなさんは、スタッフや利用者の意見も聴くのがおすすめ。また、運営者自身もたまに車に乗ってみると、改善点が見つかりやすくなりますよ。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

「クリニック開業ナビ」では、クリニック開業時、業者選びに役立つ情報や、資金調達、物件選定や集患対策といった多岐にわたる開業プロセスをコラム記事として提供いたします。


他の関連記事はこちら