アルメックスの医療費後払いシステム「Sma-pa CHECKOUT」とは?

なり、院内が混雑してしまいます。そうした会計待ち解消で注目を集めているのが「医療費後払いシステム」です。今回は、スムーズな会計処理が特徴の医療費後払いシステム「Sma-pa CHECKOUT」を展開する「株式会社アルメックス(USEN-NEXT GROUP)」に、本システムの機能や、後払いシステムのメリット、そして課題などを伺いました。

目次
  1. 診察後にそのまま帰宅できるシステム
    1. 1.診察受付
    2. 2.後払い登録
    3. 3.診察
    4. 4.会計
  2. 患者さん側、クリニック側のメリットは?
  3. 便利な一方で課題も多い

診察後にそのまま帰宅できるシステム

「Sma-pa CHECKOUT」は、株式会社アルメックスが展開する総合受付システム「Sma-pa TERMINAL」の一機能です(「Sma-pa TERMINAL」以外にデスクトップ型の後払いシステム端末も取り揃えています)。患者さんは、専用アプリをスマートフォンにダウンロードし、クレジットカード情報など支払い方法を登録しておくだけでOK。後は診察前に専用端末で「後払い」を申告することで、決済(引き落とし)までの一連のスキームをシステムで自動処理します。

具体的なフローは以下のようになっています。

1.診察受付

受付、または再来受付機で手続きを行います。

※患者登録があることが前提です

2.後払い登録

「Sma-pa TERMINAL」など後払い登録端末で「後払い登録」を行います。登録は、専用アプリに表示されるQRコードをスキャンするだけです。

3.診察

患者さんは診察後そのまま帰ることができます。ただし、処方せんについてはクリニックで受け取る必要があります。

4.会計

登録されたクレジットカードで自動的に決済が行われます。医療費額の領収書・明細書データは患者さんのスマホで確認可能です。

このように、会計処理が自動的に行われるため、会計待ちをする必要はなく、診察後はそのまま帰ることが可能なのです。

患者さん側、クリニック側のメリットは?

医療費後払いシステムのメリットはどんな点でしょうか? まず患者さんのメリットは、やはり会計を待つことなく、すぐに帰宅できることです。自動精算機も便利ですが、混雑する時間帯は順番待ちが発生することがあります。しかし、本システムならすぐに帰宅できるので、時間を有効に活用できます。

また、利用はクレジットカード情報を登録するだけで、口座引き落とし手続きのような面倒さはありません。診察当日に登録してすぐ使えるのも大きな特徴です。

一方、クリニック側のメリットとしては、まず「患者さんの院内滞在時間縮減」が挙げられます。新型コロナウイルス感染症の感染防止のために、できるだけ密な状況を作らないような工夫が求められていますが、会計待ちをなくすことは院内の混雑緩和につながります。待合室のいす不足や、駐車スペース不足の解消にも寄与します。

また、「スタッフの作業負担が軽減できる」のも、クリニックにとっては大きなポイントです。会計作業だけでなく、領収書や明細書の後日受渡しや発送業務などの付帯作業をなくすことができます。後払いの患者さんが増えれば増えるほど、スタッフの手間が減るので、その時間を他の業務に使う、スタッフを別の役割に回すなど、業務効率アップにもつながります。

アルメックスによると、他にも「Sma-pa CHECKOUT」を導入することで、

  • 時間外診療の支払いを後払いにすれば、預り金等の運用が不要になる
  • 医事課職員(診療費計算ができる人員)の当直が必須ではなくなる
  • 後日、診療費の連絡や未収金の督促、預り金の返却などが必要なくなる

といったクリニック側のメリットがあるとのことです。

便利な一方で課題も多い

メリットの多い後払いシステムですが、課題も少なくないそうです。例えば「後払い決済の1件当たりの手数料負担」。クレジットカード決済を行う上で手数料はどうしても避けられないため、手数料を払ってでも会計をスムーズにするかどうかの「取捨選択」が難しい点になります。

また、後払いシステム導入に際し、現行システムの改修や交換が求められる場合も考えられます。システム導入で患者動線を変更しないといけないケースもあるため、これもクリニック側にとっては課題だといえます。

手数料や動線の変更といった手間をかけても、患者さんにシステムを使ってもらえなければ意味がありません。アルメックスの担当者によると、こうした「利用率アップに向けての認知度向上」が課題になるとのこと。どのような形で患者さんに周知するのか、クリニックにも工夫が求められます。

幾つかの課題はあるものの、医療費後払いシステムは「会計待ちをせずにすぐに帰宅できる」という大きなメリットをもたらします。患者さんにとっては時間を節約できますし、クリニック側も混雑緩和やスタッフの作業効率アップにつながります。今回紹介した「Sma-paCHECKOUT」は、「使いやすさ」と「スムーズさ」が特徴のシステム。医療費後払いシステムの導入を考えている院長は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

株式会社 アルメックス 「医療費後払いシステム 「Sma-pa CHECKOUT」」

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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