※この記事はライターが執筆した原稿をもとに編集部で加筆・編集しています。
患者さんは病院に通う際に、なにを基準に決めているのでしょうか。選ぶ基準はさまざまですが、感じの良い先生や優しい先生の病院は通い続けたくなる、という方も多いのではないかと思います。
患者さんにとって「良い先生」の条件があるのと同じく、看護師にとっても「良い先生」の条件があります。
そこで今回は、病院で看護師として勤務経験のある私が、看護師目線での「良い先生の特徴」を7つ紹介していきます。
診察時間がちょうどいい
診察時間は、長すぎても短すぎても、看護師たちからマイナスな印象を抱かれます。
順番待ちしている患者さんのイライラ感が看護師にまで伝わってきて、場合によっては胃が痛くなってしまうことも。それだけでなく、それぞれの診察枠内で予定していた人数の診察が終わらないと、業務は後ろに伸びっぱなし。
患者さんたちのイライラはさらに募るうえ、残業まで発生してしまうとなるとたまったものではありません。
反対に短すぎると、患者さんから「きちんと話を聞いてくれない」と思われることもあるでしょう。そうした患者さんの憤りは、看護師に向けられることもしばしば。
時には、「なんであの先生はちゃんと話を聞いてくれないの?」「もっと患者さんと誠実に向き合うように言ってほしい」とのクレームが入ることもあります。それに対応しなければならないことは、看護師にとって大きなストレスとなります。
コミュニケーションを大事にしている
患者さんとのコミュニケーションはもちろん、スタッフとのコミュニケーションを大事にしている医師も、スタッフからは人気です。
気さくに話しかけてくれる医師であれば看護師は安心できるため、業務中もいきいきと過ごせます。また、普段から気さくに話しかけてくれることで信頼関係を築けていたら、相談したいことや話を聞いてほしいことがあるとき、気軽に話しかけられるのは大きなメリットです。
患者さんへの対応に関する相談や治療方針の確認など、直接話して納得できれば仕事も捗ります。
また、スタッフ一人ひとりの意見を聞いてくれる医師も好感度が高いです。クリニックで物事を決めるとき、最終決定権はもちろん医師にありますが、自分たちの意見にも耳を傾けてもらえると、「わたしたちもチームの一因なんだ」と思えるものです。
そのほか、患者さんの情報を共有してくれたときも同様に、「自分のことをチームの一因だと認めてくれる」というポジティブな気持ちが芽生えます。しかも、患者さんの情報を共有してもらえると最適な対応ができるのもポイント。
患者さんの症状や治療法、日常生活で気を付けるべきことなどが共有できていると、看護師も一緒になってサポートできます。
患者さんの家族ともコミュニケーションをとってくれる
看護師として勤務していてとっても多かったのが、患者さんのご家族からのご意見をいただくことです。
ご家族からしたら、医師や看護師は大切な家族の健康を担っているので、神経質になるのもよく理解できます。
- 医師から十分な説明を受けていない。
- 医師が不在で話ができない。
- 医師の態度が悪い
など医師に対する不満はとても多いです。入院病棟の窓口業務をおこなう看護師は、そういったご家族からのお悩みをよく耳にします。
患者さんのご家族と十分にコミュニケーションをとり、話し合いに時間を割いてくれる医師は、患者さんのご家族からはもちろん看護師にとってもありがたい存在です。
清潔感がある
肌や髪の手入れが行き届いていて、着ているものもシワや汚れがなくパリッとしていると、それだけでこちらも清々しい気分になります。
なにより、医師が常に身なりが整っていると、わたしたち看護師もシャキッとしなければと背筋が伸びます。
家庭の事情などを考慮してくれる
看護師のなかには、子育てや介護をしながら働いている人もいます。
プライベートが大変だからといって特別扱いするわけにはいきませんが、たとえば子どもが熱を出したときや家族を病院に連れていかなければならないときなど、融通をきかせてもらえるとなると安心して働けますし、よくしてもらうぶん、働ける日はめいっぱいがんばろうと思うはずです。
礼儀正しい
医療人としてステキかどうかの前に、まず、人として尊敬できるかどうかは大きな要素。
「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えることや、誰に対しても礼儀正しいこと、年下に対しても腰が低いことなどは特に評価が高いポイントです。
まとめ
今回は看護師に好かれる一般科ドクターの特徴を紹介しました。
看護師の声に耳を傾けてくれる優しい先生や連携を取りやすく働きやすい先生、かっこいい先生は看護師から好かれます。
特徴
対応業務
診療科目
特徴
対応業務
診療科目
この記事は、2021年7月時点の情報を元に作成しています。