看護師の職業病!?仕事以外でも人間観察する癖が抜けない!

看護師の職業病!? 仕事以外でも人間観察する癖が抜けない!

医師や看護師は、精神的ケアを含め、常に患者さんが求めていることを察してケアしていかなくてはなりません。それが次第に日常となり、プライベートでは仕事から離れたいと頭の中では思っていても、知らず知らずのうちに、人間観察をしてしまっていることがあるのです。

医師の場合はまだ、患者さんの病気は診ているけど、患者さんの一挙手一投足にまで注目しているわけではないので、プライベートではそこまで人間観察するクセはついていないかもしれません。しかし、看護師は違います。

看護師は、日常的に患者さんのアセスメント(人や物事を客観的に捉え、評価したり分析したりすること)をします。このアセスメントを毎日、何十人という患者さんにするわけですから、意識していなくても身体に植え付けられてきます。

また、このアセスメントをおこなうのは患者さんに対してだけではありません。

後輩を教育していくにあたり、評価したり分析したりすることが重要になので、より日常的になっています。看護師はアセスメントをしない日がないのです。

どういった人が人間観察をしてしまうのか

看護師以外でも、人間観察が好きな人は多いと思います。その人たちの特徴としては、大勢の人がいる場所ほど、人間観察をしてしまう傾向にあるかもしれません。

特に電車やバスの車内は人の入れ替わりも激しく、アセスメントする相手を選びたい放題です。そのため、目線がうろちょろして、特徴がある人を見つけては観察をしてしまいます。看護師で人間観察が好きな人には以下のような特徴があるように思えます。

  • 人が好き、興味がある
  • 観察力が優れている
  • 恥ずかしがり屋
  • 趣味がない
  • 腹黒い

それぞれについて詳しくみていきましょう。

人が好き、興味がある

毎日、人と接する看護師という職業に就くぐらいです。少なからず人が好きで、何かしら役に立ちたいと思っている人も多いのではないかと思います。

人は興味を持つとその人のことを知りたくなります。普段どんな生活しているのか、趣味はあるのか、よく行く場所はどこなのか、好きな食べ物は何なのかなど、たくさん考えてしまうこともあるでしょう。

一般的には、好意がある相手に対してすることのように思えるかもしれませんが、看護師の場合、初対面の相手を前にしても、服装やしぐさ、話し方などから、その人の家族背景や生活背景などさまざまにイメージをします。

「あの話し方や仕草からするとあれは愛人だな」「夫婦っぽく見えるけど、家族構成を聞いたら内縁の妻だな」「あの表情は何かしら病んでるね」などいろいろと想像してしまいます。もちろん合っているかもわからなければ、知ることもないでしょう。そうやって観察しながら、病院で必要になってくる情報と結びつけることもあります。

観察力が優れている普段から看護師は患者さんの観察をおこなっているため、得意中の得意かもしえません。男性看護師でも、女性看護師が少し髪の毛を切ったりするだけでも気が付くことがあります。「夫は気がついてくれなかったけど、〇〇くんは気がついてくれたんだね」と言われこともあるんです。

中には目元のメイクを少しだけ変えたことに気がついたり、ヘアークリップを変えたことに気がついたりする男性看護師もいます。本来であれば、気がついてくれたことに、うれしさはあるかもしれませんが、女性が多い職場です。「気持ち悪い」「何そんなとこまで見てんの」と言われる可能性もあるため、あまり口に出し過ぎることはしません。

女性同士でも、化粧品の種類が変わった、シャンプーの匂いが変わったと気がつくこともあるので、看護師は一般の人から比べると観察のスキルは高いのかもしれません。

恥ずかしがり屋

普段業務であれば、患者さんとも良く話はするかと思いますが、仕事場から一歩外へ出ると恥ずかしがって話せなくなる人もいます。他人の前でも自分のことは話をしなかったり、話を切り出せなかったりすることもあります。

そのため、恥ずかしがり屋の人は人一倍恐怖心も強いように思えます。トラブルを避けるために、あまり周囲の人のことや自分のことは話さず、話すにしても言葉を選んで話しています。

人とのトラブルを避けるためにも、周りをよく観察しているのです。

趣味がない

人間観察が好きな人に「趣味なにかあるの」と聞くと「人間観察」と答えます。

「人間観察が好きだから、いろいろな場所にでかける。人間観察が好きでなかったら、どこにも出かけない」と話していた人もいました。

腹黒い

看護師で人間関係に悩む人は少なくありません。悩みながらも、なんとか対処して前に進んで行きます。

経験を重ねていくと、常に根拠などを考えながら行動するようにあんるため、曖昧なことでは納得できないこともあります。これは看護をおこなううえで重要なことなので悪いことではありませんが、悪いのは、自分のことは棚に上げて人のミスは指摘することです。

腹黒く、陰口が好きな人は、とにかく人間観察をおこない、その人のあら探しをしようとします。

看護師であると実感してしまう人間観察

臨床で働いていると、そのつもりはないけどプライベートでもうっかりその癖が出てしまうことがあります。

同業者であれば話が盛り上がりますが、全く関係のない職業に就いている人であれば、「なんでそんなとこまで見てるの?」と白い目で見られることもあるかもしれせん。よく看護師が観察してしまうこととしては以下のようなことが挙げられるでしょう。

  • 血管探し
  • 相手の判断力の無さ、判断の遅さ
  • 医療ドラマの非現実感
  • 健康状態

といったことには看護師であると観察してしまうことも多いんではないでしょうか。

血管探し

看護師は採血や点滴など毎日のようにおこなうため、患者さんの血管を探すことが多いです。

血管は人によって、見える見えない、太い細い、柔軟性がある、蛇行しているなどさまざです。そのため、看護師は血管探しが得意になります。

電車に乗っていても、吊り輪を握って血管が浮き上がっていれば「あの血管だったら20G(針の太さ)は簡単だね」「目を瞑っていても刺せるね」「採血するならこの血管だけど、点滴するならこのラインの血管だね」とついつい見てしまうことがあります。

わたし自身も時々、そのように観察してしまうことがあります。私はどちらかというと、プライベートで血管を探してしまうというよりも、仕事中一緒にケアや指導をしているスタッフの血管を見てしまう傾向にあります。

また、見えない血管ほど燃えてしまうということも、看護師はあります。誰もが何度も失敗してしまうような血管を探し、一回で刺せたときには達成感があります。

血管が見えなない患者さんはたくさんいます。血管を探すだけで長い時間費やされることも少なくありません。そのため、日常的にも血管には目がいきやすいかもしれません。

判断力にイラつく

看護師は日常的な業務でも、毎日のように判断が求めされます。臨床では、瞬時に判断ができないと生死に関わったり、仕事が全く進まなくなったりすることもあるので、看護師は瞬時に判断し瞬時の行動を起こします。

そのためか、プライベートでも彼氏や彼女、友人が優柔不断であったりすると、イライラしてしまうこともあります。また、看護師は毎日時間に追われる業務をおこなっています。

プライベートでもその無駄な時間をなくすために寄り道はせず、目的に向かって一直線に行くこともあります。

「プライベートだから、そういうことも楽しんだら」と思うこともありますが、なかなか仕事とプライベートを分けられず、常に仕事のことを考えてしまっているのかもしれません。

医療ドラマの非現実感

最近では医療ドラマが増えてきました。病院経営、医局、救急、手術、カンファレンス、恋愛などさまざまなシーンを美男美女の俳優が演じています。

まず言われるのが、「こんなカッコいい医者はない」「こんなカワイイ看護師がうちの病院にいたらいいのにな」です。

次に「こんなできる医者はいない」「これはありえないでしょ」とドラマに突っ込みをいれてきます。

医療とは全く関係のない職業の人が見たら、「医療現場はこんな感じなんだな」とイメージをすると思いますが、実際に臨床で働いている人からみると、「さすがドラマだな」と思いながら見ていることも多いのではないでしょうか。

一緒に見ている恋人や友人が医療関係でなく、突っ込みをばかり入れてしまうと、楽しみもなくなってしまうため、注意は必要になってくるでしょう。

健康状態

看護師という職業柄、相手の健康状態が気になることがあります。アルコールや喫煙、既往歴があるかなど、さりげなく情報収集することがあります。中には「健康診断の結果を見せて」と言ったことがあると聞いた人もいます。

そこまでチェックするのは、相手との将来のことを考え、判断材料にしているからかもしれませんし、健康に気を配って、食事や運動といったことを考えてくれているのかもしれません。

合コンでも人間観察力を発揮!

また、合コンにおいても、看護師は相当高い人間観察力を発揮します。合コンなのですから、今後のことも考えて相手を見極めるのは当然ですが、看護師の場合、いつものクセで相手を細かくアセスメントしてしまうのです。

特徴的なのは、医療従事者同士の合コンです。

相手側も看護師となると、病院内部や医療行為の話はしてくるでしょう。そのなかで採血の話になると、「その血管は刺しやすい」「私ならここに刺す」と多少なりともボディータッチすることとなります。

人間観察×自然なボディータッチで相手との距離を縮められるのは、看護師ならではかもしれませんね。

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ベル

執筆 男性看護師ライター | ベル

看護師歴14年目。救急、ICU、外科、内科を経験トラブルも多い看護の世界でいろいろいあってもこの仕事が好きな男性看護師。 現在、管理職として働きながらブログなどでも経験を活かしたノウハウを執筆しています。


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