看護師から好感度抜群の医師とは?

看護師から好感度抜群の医師とは?

看護師のみなさんはどのような医師に好感を持ちますか? 友人看護師たちの意見では、

  • 清潔感がある
  • すぐに電話に出てくれる
  • すぐ病棟に来てくれる
  • 話を最後まで聞いてくれる
  • 患者への接し方も丁寧

など沢山の意見をもらいました。

上記の意見を含め、仕事においての好感度と見た目に関しての好感度に分けてご紹介したいと思います。

目次
  1. どんな医師が好感度抜群?
    1. 看護師の意見もきちんと聞いてくれる医師
    2. 裏表のない医師
    3. 現場の多忙さを配慮してくれる医師
    4. コンタクトが取りやすい医師
    5. 医師同士良好な関係な医師
    6. 的確な判断・決断力のある医師
    7. どんな状況でも冷静な医師
    8. すぐ行動してくれる医師
  2. どんな見た目の医師が好感度抜群?
    1. 清潔感のある医師
    2. 整髪料をつけすぎない
    3. 指や腕毛の処理をしている
    4. 体臭や服に気を遣っている
    5. 高級品を身につけすぎていない
  3. まとめ

どんな医師が好感度抜群?

まずは、仕事をする上での医師の好感度についてご紹介します。

看護師の意見もきちんと聞いてくれる医師

これはもう好感度抜群です! 医師の中には「それは看護師の意見だろう」など医師と看護師は全く別物のような発言をする方もいました。確かに、おこなえる医療行為は医師と看護師とで大きく違ってきますが、患者を助けるという目的は一緒のはず。なのにそこで線引きをされてしまっては、その後、その医師との仕事が非常にイヤになってしまいます。

過去にこんな医師がいました。私がある患者のことで悩んでいたとき相談したところ「それは現場にいる君たちの方が詳しいんじゃないの?」と話を最後まで聞きもせず、現場でどうにかしろといった投げやりな指示。私は怒りよりも唖然としてしまい、他の医師にも相談してみることにしました。すると、相談した医師Aは「常に現場にいる君たちだから気づけることだよね。言ってもらわなかったら気づかなかったよ。ありがとう」と労いの言葉すら掛けてくださいました。

正直、私はA以外の医師には「そんなことでわざわざ連絡しないで」「それは現場のことだから師長に相談して」というふうに言われることがほとんどでしたので、Aのように看護師の意見をきちんと聞いてくれる医師がいることにとても驚きました。Aは当時、病棟に来て間もなかったため、みんなAがどのような人なのか知らなかったことから、この話をみんなにしたところ瞬く間に好感度抜群の医師になりました。

裏表のない医師

いますよね。患者の前では優しいのに看護師には当たりの強い医師。このような医師とは非常に仕事しづらいのです。なぜかというと、患者には良い顔をしたいがために、患者からの無理難題にもOKを出すため、その後、実際におこなう看護師たちは頭を抱えることが多くなるのです。しかも、医師がOKを出しているという情報が看護師にまで周ってきていないときはもう悲劇です。何も聞いていない私たちは普通に「それは難しいですね」と患者に言います。すると、「え? 〇〇先生は良いって言ったよ?」という風にスタッフ間の情報共有ができていないことなどもろもろ不信感を与えることになり、クレームに繋がったことが何度かあります。

逆のパターンもあります。看護師やスタッフ間での評判は良くても、患者への接し方が悪い医師もいます。これも非常に困る問題です。患者は基本的に、不満があるときは看護師である私たちに言ってくるので、「〇〇先生って感じ悪くて嫌なのよね。主治医って変えられないの?」と相談を受けることがあるのです。しかし、看護師である私たちが医師に向かって「主治医を変えられませんか?」など口が裂けても言えません。患者にも看護師にも同じ態度で、しっかりと向き合ってくれる医師は、好感が持てますし信頼できます。

現場の多忙さを配慮してくれる医師

これは一番好感を持てる医師といっても過言ではありません。たとえば、月曜日というだけでも忙しいのに早朝から急に採血の指示だけを、しかもメールで連絡してくる医師もいる中、何か指示があったとしても「忙しいのにごめんね」や「〇〇さん(患者)には僕から説明しとくから仕事してて」など現場の忙しさを配慮する声かけや行動をしてくれる医師は泣きたくなる程ありがたいし好感度抜群です。

医師の中にはあまり病棟に来ない人も多く、そのことからも現場の状況を知らないかたも少なくありません。そのため、「そのくらい大丈夫でしょ」「午前中のうちにやってね」など平気で言う医師も実際にいます。現場に足しげく来てくれる医師だからこそわかる現場の忙しさや雰囲気などから、看護師を気遣ってくれる医師は好感度抜群です。

コンタクトが取りやすい医師

これは命を扱う医療現場では重要なポイント。しかし、実際はコンタクトがなかなか取れず現場が混乱してしまうケースが多々あります。特に困るのは、夜勤中になかなか連絡のとれない医師です。医師も日々の業務に講演会や当直など多忙なのは存じていますが、僅かな人員での夜勤勤務ということだけで心細い私たち看護師は、医師だけが頼りなのです。一番最悪なのが、連絡の取れない間に容態が急変することです。看護師だけの判断では限界があることもたくさんあるなか、医師との連絡が取れないとなるともうお手上げ状態になってしまいます。

実際、私も夜勤中に受け持ち患者の容態が急変してしまい当直医に連絡をしたことがあります。2~3回電話しても繋がらず「どうしよう……」と思っていたところ折り返しの電話が来て、「すみません! 子供をお風呂に入れていました。今向かっています!」との返事。その医師の自宅と病院は車で1時間程かかる距離にあり、時刻は22時を過ぎています。小さなお子さんがいるにも関わらず自宅から向かって来てくださっているとのことで、申し訳なかったですが、責任感の強い頼れる医師だなという風に感じました。

結局、その患者は医師が到着する前に息を引き取り、死亡診断書を記入するだけになってしまいましたが、「〇〇さんのお顔が見られて良かったです」と言って帰って行かれました。その後もその医師は担当の患者の元には足しげく通い、数分でも会話していくほどまめでした。

この医師のように、連絡が取れなくてもすぐ病院に駆けつけてくれたり、日頃からよく病棟に来てくれたりする医師は、非常に信頼できますし好感度も抜群です。

医師同士良好な関係な医師

医師同士が良好な関係であると、看護師だけでなく患者からも好感度があります。しかし、私のいた病棟では、医師同士の関係がよくなかったため、看護師も日頃から気を遣っていました。医師Aは副院長で、後輩の医師Bは私の病棟で主に勤務していました。あるとき、患者の目の前でBがAに叱責されていたことがありました。その現場を見ていた患者は、Bに何か言われると「A先生には何も言われないの? 大丈夫?」とまで気を遣うようになりました。そうなるとBも立場がなく、居場所がない状態になってしまい、結局Bは他の病棟に異動になってしまいました。医師同士の主従関係がよくないのは多々あることですが、ここまで悪化しないためにも、良好な関係を築いて置くことが、医師、看護師、患者と全てにおいての好感度に繋がります。

的確な判断・決断力のある医師

医師は医療現場において最終ジャッジを下す立場でもあるため、的確な判断・決断力の有無が非常に重要です。看護師が指示を求めているのに指示を決めかねていたり、なかなか決断できなかったりする医師は、一分一秒を争う医療現場においては致命的で看護師からの信頼も得ることはできません。

実際に私も、患者が急変したときに急いで医師に指示を仰いだことがあります。医師はあからさまに動揺。最終的には「他の先生はいつも何て言っているの?」と自分の意見は言わずに、他の医師と同じようにしてと言わんばかりに私に聞いて来ました。急いでいたこと、やっとその医師を捕まえられたことで私も非常に切羽詰まっていたことから「先生の意見を聞いているんですよ!? 他の先生に聞けってことですか!?」と言ってしまいました。すると医師は、「そんな急にごちゃごちゃ言われても決められるわけないだろう!」と逆ギレ。最終的には先輩医師に指示を仰いでいました。すると先輩医師からは、「そんなことでいちいち私に相談するなんて情けないと思わないのか! そのくらいのこと1人で決められないでどうする!」と叱責されていました。その場面も見たことから、その医師に対しての信頼や頼りがいもゼロになってしまいました。

どんな状況でも冷静な医師

現場で働いていると、予想もしない出来事が次々とやってきます。その時々で現場の状況も変化していくので、私たち看護師も常に冷静でいることは意識していても、非常に難しいときもあります。同様に医師も、患者が急変したとき、あからさまに動揺したり余裕のなさから看護師に向かってきつい物言いをしたりする方も少なくありません。ですが、そのような状況のときこそ冷静に判断して、周りに指示を出せる医師は好感度抜群。現場の緊張した空気もほぐしてくれますし、私たち看護師も、「この先生がいれば安心」と落ち着いて看護することもできるので非常に好感度が高いです。

すぐ行動してくれる医師

これまで紹介してきた条件全て当てはまっている医師だとしても、実際に行動をするかしないかでは最終的な印象も大きく違ってきます。今はほとんどメールや電話での指示が多いですが、実際に現場に来て自身の目で患者の状態を確認した上で指示などを出したり、看護師の相談を真摯に受け止め、コメディカルに掛け合ってくれたりするなど、実際に目に見える行動をしてくれる医師は非常に好感度が高いです。

どんな見た目の医師が好感度抜群?

最後に、見た目に関して好感度抜群の医師をご紹介したいと思います。

清潔感のある医師

清潔感といってもさまざまあるので私自身が感じたものについてご紹介します。

整髪料をつけすぎない

きちんと髪をまとめた方が清潔感を感じられますが、整髪料をつけすぎると匂いもきつくなるので注意していただきたいと思います。高齢の患者と話す顔を近づけて話す機会も多いことから、「あの先生いつも匂いがきついね」というクレームを何度か受けたことがあります。

指や腕毛の処理をしている

これは医師だけでなく男性看護師にも言えることですが、指や腕毛など制服から露出する部分の毛が濃いことが理由で嫌がる女性患者が実は多いのです。エチケットとして見える部分だけでも、剃るなどすると清潔感が増して好感を得ることができます。

体臭や服に気を遣っている

医師は当直に加え、急に呼び出されることが多いことから。病院に泊まったり病院の近くに家を借りたりしている方が多いです。そのような激務状況ということもあり、ちゃんと入浴出来ていない方やシャツから生乾き臭がする方がいます。医療現場では香水はNGなので、日頃から清潔な体でいること、清潔な衣類まとっていることは患者からも看護師からも好感度が高いです。

高級品を身につけすぎていない

過去に全身高級品を身に着けている医師に会ったことがあります。医師自身は凄く良い人なのですが、どこか近寄りがたい印象があり患者の間でも「あの先生いつも派手ね」と噂が立っていました。靴も、医療現場には似つかわしくない革靴。時計もギラギラ光るようなものを付けていました。そのような医師は稀だと思いますが、高級品であってもさりげない物や質の良いものを身に着けている医師の方が、堅実的で好感を持てます。

まとめ

医師の存在が絶対的な医療現場だからこそ、医師の好感度が非常に重要。どのような医師が好感度があるのかをよく知り、ぜひ実践していただきたいと思います。

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菊池

執筆 現役看護師 ライター | 菊池

医療に携わる仕事がしたいと思うようになり小学生にして医者を志すも、学んでいく中で最も患者さんに寄り添うことができる看護師を志すように。現在は宮城県にて看護師として働いている。


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