看護師が感じた、医師って大変だなと思う瞬間

看護師として医師と一緒に働いていると、「お医者さんって本当に大変だなぁ」と思うことがとても多いです。もともと激務なイメージの医師ですが、実際の現場で見ていると想像の10倍大変そうに感じます。今回は看護師が感じた、医師って大変だなと思う瞬間を紹介します。

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目次
  1. 研修医時代が大変
  2. 生活が不規則で大変
  3. クレーム対応に追われる
  4. 医療訴訟を起こされて大変
  5. 患者さんの死を受け止めなければならない
  6. 看護師に頼られて大変
  7. 家庭の時間を取れない
  8. まとめ

研修医時代が大変

看護師として勤務していた頃、病院にはさまざまな研修医の方が来ていました。代わる代わる研修医が来るのですが、いろいろな病院に研修に行くのは大変だろうなといつも思っていました。私たち看護師も全ての科に実習に行きますが、毎回違う環境に行き、初めましての方々と過ごすのは毎回とても緊張しました。慣れない環境というだけでも大変ですが、医師の業務の忙しさは半端じゃありません。常にいろいろな病棟を動き回らなければいけませんし、先輩医師の指導も受けなければいけません。

私が勤務していた病院には有名な怖い指導医がいました。いつも不機嫌で何を考えているのか分からない先生で怒りのスイッチも不明。看護師も研修医もとても怖がっていました。研修医として病院に来た先生は、必ず怖い指導医について回らなければいけません。ただでさえ大変な研修期間なのに、怖い先生と共に過ごすのはさぞかし大変だろうと影から見守っていました。私たちの病院に限らず、どこの病院にも曲者の先生はいますので、研修医の先生は大変だと思います。

生活が不規則で大変

医師の生活はかなり不規則。残業は当たり前ですし、当直もあるため生活リズムが崩れてしまいます。当直医と一緒に夜勤をするまでは、当直にかなり楽そうなイメージを持っていました。テレビを観て寝て過ごせる当直って良いなあって思っていましたし、病院の医師の控室はとても豪華だし、お菓子を食べながら休めるなんて最高だなと考えていました。ですが、実際は休むヒマなんてありません。病棟では常に問題が起こっているので、医師のピッチに連絡することがたくさんあります。患者さんの容態が急変するのに朝も夜もありません。夜中に電話をすることも多いですし、そのたびに医師は控室から駆けつけてくれます。私が勤めていたのは救急病棟でしたので特に急変が多く、医師の中には控室に戻らず、常に病棟にいる先生もいました。豪華な控室も使えず、朝まで緊急事態に備えなければいけない当直医は想像の何十倍も大変だなあと思います。

クレーム対応に追われる

クレーム対応に追われている医師の姿を見ると、本当に辛い仕事だなあと思います。対面で直接クレームを言われたり電話でクレームを言われたりと、ほぼ毎日クレーム対応をしている医師の姿を見てきました。患者さん本人が、「全然良くならないじゃないか」と治療の結果を医師のせいにしてきたり、ご家族から「なんで検査をしてくれなかったのか」と診療に関してクレームを言われたりと、多方面から怒られていました。看護師もクレーム対応することはありますが、責任は医師にあると考える方も多く、医師を呼んでほしい、電話を変わってほしいと言われることも多かったです。さらに病院のGoogleレビューにもさんざんなことを書かれているのも見ました。誰からも見える場所に誹謗中傷ともとれる内容を書かれるのは心が痛みます。医師はメンタルが強くないと勤まらない仕事だなあと思います。

医療訴訟を起こされて大変

クレームよりも更に大変なのが医療訴訟です。医療訴訟を起こされてしまうとより大変な事態になってしまいます。医療訴訟で病院側や医師が責任を負うことは少ないと言われていますが、訴えられるというのは精神的に大きなダメージを負います。私が勤務していた病院では、患者さんが亡くなった際にご家族が医療訴訟を起こす、ということがありました。働いていた私でも詳細は分からないのですが、患者さんを受け持っていた医師は結果的に退職してしまいました。噂では精神的に参ってしまったとのこと。病院内でも大きな噂になっていましたし、真相は分からないのですが、あることないこと言われかなり可哀想な状況でした。命を預かる現場ですので、常にもしもの事態と隣り合わせです。全力を尽くしても命を落としてしまう患者さんもいます。医療訴訟を起こされる可能性は常にあるので、医療関係者の心労は尽きないなといつも思います。

患者さんの死を受け止めなければならない

どんなに懸命に治療をしても、患者さんが亡くなってしまうこともあります。そして患者さんの死は突然訪れます。私達医療関係者は患者さんの死を受け入れ、また別の患者さんの治療に専念しなければならないのです。その精神的な負担は計り知れず、医師や看護師は大きなストレスを抱えることに。命を預かる仕事の大変さは何とも表現し難い苦悩です。

看護師に頼られて大変

看護師は医師の指示で動いています。診断や薬の処方は医師資格がなければできないので、医師の指示を仰ぐことになります。さらに、患者さんに急変があった際にも、医師に指示をいただかなければ看護師は動けません。常に看護師から頼られている医師は大変だなあと思いますし、常にプレッシャーを感じているだろうなと思います。

家庭の時間を取れない

医師の仕事は激務です。当直もあり、生活リズムも崩れてしまいます。医師はゆっくりと家庭の時間を取ることも難しいというのはよく聞く話です。私が勤務していた病院の医師は、子どもが生まれたばかりで、家に帰りたいとよく嘆いていました。患者さんも看護師も医師を待っていますし、医師の家族はもっと心待ちにしています。多くの方から必要とされる仕事はやりがいは大きいと思いますが、その分、苦悩も尽きないと思います。

まとめ

医師の仕事は、看護師の立場から見ても本当に大変な仕事だと思います。無理しすぎることなく、自分の体調を大切にし、患者さんを救っていただきたいと願っています。

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執筆 看護師ライター | rico

国際科高校卒業後、看護専門学校へ入学。その後看護師として入院病棟で勤務経験を元に「看護師あるある」や、病院での体験談を執筆しています。


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