クリニックの患者数は平均何人くらい必要?

クリニックを開業するということは、医師であると同時に経営者にもなるということなので、クリニックを回していくためにどのくらいのお金が必要かを考えていかなければならなくなるということ。そのためには、一日平均何人の患者に来院してもらえばいいかを考える必要があります。では、どのくらいの患者数であればどのくらいの売上を見込めるのでしょうか? 早速みていきます。

目次
  1. クリニックの患者数は1日あたり40人弱
  2. 年収に換算するといくら?
  3. 平均患者数は平均より多ければ問題なし?
  4. クリニック患者数を増やせば年収はどう変化する?
  5. 平均患者数を知るだけでなく、目標患者数を設定することが大事

クリニックの患者数は1日あたり40人弱

厚生労働省が公表している「平成30年社会医療診療行為別統計の概況」によると、平成30年6月審査分の一般病院の入院外件数は8,981,299件。同じ年の全国の一般病院の施設数は、厚生労働量の「医療施設調査」によると102,105件。月あたりの外来診察日数は、週5日稼働であれば21日、週6日稼働であれば25日のため、1日あたりの患者数は約34人~42人。約40人弱が平均値ということになります。

参照:厚生労働省「平成30年社会医療診療行為別統計の概況」4枚目より一部抜粋

参照:厚生労働省「病院施設調査」1枚目より一部抜粋

年収に換算するといくら?

ざっと40人だとして、たとえば平均的な内科クリニックの院内処方の場合、平均単価5,800円の患者が40人来院とすると、診療日数25日で月額売上が580万円。年間で6,960万円となります。年収は、ここからスタッツの給料や家賃などを引いた金額になるので、2,000万強程度にまで下がります。ただし、ここから開業時の借入金返済や納税をおこなうことになることを考えると、手元に残るお金としては多くて1,000万円台とみられるでしょう。

平均患者数は平均より多ければ問題なし?

患者数が平均より多ければ、そのぶん年収も多いから安泰だという考えもあるかもしれません。しかし、患者数はあくまでひとつの目安でしかありません。

たとえば、家族構成によって一家に必要なお金は異なるでしょうし、子どもの人数が多ければそのぶん学費もかかりますし、両家の親に介護が必要になることもあります。もちろん、こうした課題は医師ではなく誰でも同じこと。老後に必要なお金についても、早い段階から考えておく必要があるのも同様です。

一般の会社員などと異なるのは、クリニックの医療機器の買い替え費用、クリニック内外の修繕費などが必要となることも頭に入れておくべきだということです。医療機器の買い替えは、開業から15年後には必要と言われていますし、引退時には承継したいと考えているなら、クリニックのリニューアル費用も念頭に置いておくことが大切です。

クリニック患者数を増やせば年収はどう変化する?

たとえば、患者数が1日45人、平均診療単価が4,800円、月あたりの診療日数が22日の場合、年間の売上は以下の通りとなります。

45人×4,800円×22日×12カ月=58,024,000円

ここから患者数が5人増えたら、計算結果は以下のように変わります。

50人×4,800円×22日×12カ月=63,360,000円

売上ベースで約534万円増えますが、家賃や水道光熱費は変わらないですし、5人の増加であれば人件費を増やす必要もないので、収入が多くなると考えていいでしょう。

平均患者数を知るだけでなく、目標患者数を設定することが大事

1日の患者数が5人増えるだけで年収が500万円近く増えるとなると、集患・増患に力を入れたくなるでしょう。しかし、やみくもに集患・増患しようとしても、なかなか結果はついてきづらいかもしれません。まずは、自院に必要なお金、自身の人生について必要なお金にも目を向けながら、目標患者数を設定していくことから始められるといいですね。

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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