患者数はクリニックによってそれぞれ。また、同じ患者数であっても、その患者数で十分なのかもっと集患したいと考えているのかも、クリニックによって異なります。そのなかから今回は、患者数が少ないクリニックに焦点を絞り、その特徴について見ていきます。
ホームページが機能していない
患者数が少ない理由として第一に考えられるのは、宣伝の仕方に問題があるということです。クリニックを宣伝する方法としては、紙媒体への広告出稿、デジタルサイネージ活用、リスティング広告、TVCM、web CMなどいろいろありますが、大前提として、クリニックのホームページが見やすく、患者が求める情報を適切な情報で配信できていることが必須です。
なぜなら、どの媒体に広告を出した場合も、自院のホームページURLを記載してそこへ誘導することになるから。広告では伝えきれない魅力に関して、自院のホームページでしっかりと伝えていくことが大切なのです。
SNSを活用できていない
ITに疎く、ホームページの更新がままならないなら、SNSを活用するのが一手です。臨時の休診などのお知らせはTwitterに投稿すれば多くの人の目に届きやすく、「来院したのに無駄足になった」と残念な思いをする患者も減ります。また、院内の様子やスタッフの人柄を表現したいなら、Instagramを活用して写真でみてもらうのもいいでしょう。写真でアピールできるポイントがあるなら、Instagramを活用すれば、「ぜひ行ってみたい」と思ってもらえる可能性も高まるでしょう。
コミュニケーション力が弱い
医師の腕にどれだけ定評があっても、"対人"の仕事であることを意識できていない接客であれば、患者からプラスのイメージを抱いてもらえない可能性が高いです。たとえば、「先生の態度がそっけない」「受付の言葉遣いが悪い」などは、口コミにも投稿されやすいネガティブポイント。コミュニケーションの根幹を見直して、一人ひとりに誠意ある対応をすることは基本中の基本です。
次回来院の約束ができていない、再初診患者にアプローチできていない
患者の病気がしっかり完治するのを見届けるためにも、次回来院日時の約束はしたいところ。しかし、患者側も症状が落ち着いたら再来院したがらないこともあってか、次回来院日時を決めずに診療を終えてしまうクリニックは多いでしょう。クリニック側も患者のためによかれと思っての場合もあるかもしれませんが、その場合は、「完治を見届けることは患者のためになる」という意識にシフトさせてみてはいかがでしょうか?
医療技術や知識が進歩していない
こちらもアナログなことですが、医療技術や知識をアップデートするために努力を続けることも大切です。特に最近はそう。なぜなら、誰もがネットで情報を検索できるようになった今、患者たちもよく勉強しているからです。「ネットでこういう情報を見たけどどうなのか?」と聞かれたときにきちんと答えることができなければ、患者から「もう来たくない」と思われて当然。そうした事態を防ぐためにも、学会にも積極的に出席するなど、医師としての在り方を見直してみましょう。
理想の医療を追求するためにも、自院の想いはしっかり患者に届けたい
ホームページのリニューアル、知識や技術を磨き続ける努力など、全部やるには時間が足りない! と思う人もいるかもしれません。しかし、そのすべては理想の医療を追求するために必要なこと。患者と真摯に向き合って、自院の想いを一人ひとりにしっかりと届けることは基本中の基本です。ただし、ホームページの制作やリニューアルなどに関しては、ITに疎いクリニックの場合は特に、自院の努力で満足いく結果を出すことは至難の業。信頼できるプロを頼って、二人三脚で歩んでいけるといいですね。制作会社探しからスタートするというクリニックは、ぜひクリニック開業ナビにもお気軽にお問い合わせくださいね。
特徴
その他特徴
対応業務
診療科目
特徴
その他特徴
対応業務
診療科目
この記事は、2021年11月時点の情報を元に作成しています。