M3 Digikar(エムスリーデジカル)の電子カルテの評判は?

電子カルテはメーカーによって機能も価格もさまざま。種類が豊富過ぎて、選ぶのが難しいと感じてしまうこともあるかもしれません。そこで今回は、多くの電子カルテのなかから、3,000件以上 の医療機関が導入している電子カルテ「エムスリーデジカル」をピックアップしてご紹介。機能や使い方を細かく解説するので、他に気になっている電子カルテがある人も、ご自分が気になっているものと比較しながら読み進めてみてください。

目次
  1. エムスリーデジカルのコンセプトとは?
  2. エムスリーデジカルの機能の特徴は?
    1. AIによる自動学習機能
    2. 紙カルテのように書くことができる
    3. ORCAデータから診察セット、過去オーダーを自動作成
  3. 利用料はどのくらい?
  4. 利用者からはどんな声が挙がっている?
  5. 無料相談も利用しながらじっくり時間をかけて選びたい

エムスリーデジカルのコンセプトとは?

まずは、エムスリーデジカルの人気の理由を紐解くため、製品のコンセプトについて説明していきます。エムスリーデジカルは、第一に、"テクノロジーを活用してクリニックの診療を楽にすること"を目標としていますiPadを利用して紙カルテのように記載できたり、AIによる自動学習機能が搭載されていたりと、使い勝手抜群でありながら手ごろな価格帯に設定されているところも魅力。"医師には、診療という医師にしかできないことに集中してもらいたい""訪問医療や地域包括ケアの実現に向けてよりよい医療を提供できる体制を整えるための一助となりたい"との想いから、最新のテクノロジーを活用できる電子カルテを目指して作り上げています。

エムスリーデジカルの機能の特徴は?

AIによる自動学習機能

エムスリーデジカルの特徴としてまず挙げられるのは、AIによる学習機能が搭載されていることです。一人ひとりの患者に関する処置行為を学習するだけでなく、カルテに入っている全患者への処置行為を学習するため、電子カルテを使用している医師の処置行為パターンが反映されていきます。

そうなると、処置行為の入力パネルには、"よく使うパターンリスト"が表示されるようになるので、該当するものをクリックするだけで処置行為欄への入力が完了します。

自動学習機能は、約1.7万人のカルテデータをパターン分析することで開発された機能のため、精度が高いことは言うまでもなし。そのため、使っているうちにカルテの作成時間が削減されていきます。

紙カルテのように書くことができる

iPad Proを使って、紙に書くのと同じように文字を書くことができます。ハンコ感覚でシェーマも利用可能。iPadで撮影した写真をカルテに取り込むこともできます。

ORCAデータから診察セット、過去オーダーを自動作成

また、有料オプションですが、レセコンORCAから過去のオーダーデータをデジカルに自動移行させることも可能です。この機能を活用すれば、よく利用する薬や検査のセットを自動化できるので、電子カルテの導入が圧倒的に楽になります。また、電子カルテ利用初日から、クリニックごとのオリジナル情報が入った状態で運用できます。

利用料はどのくらい?

続いては気になる利用料です。まず、エムスリーデジカルの電子カルテを利用するパターンとしては、レセコンと電子カルテが一体となったタイプの「一体型」を使うか、またはレセコンと電子カルテを組み合わせて使う「ORCA連動型」で運用開始することが考えられます。

それぞれ、どんなクリニックにおすすめかというと、前者は「新規開業のクリニック」または「ORCA以外のレセコンを利用していて、電子カルテを新規導入するクリニック」です。一方の後者は、「ORCAを使用していて電子カルテを新規導入するクリニック」「ORCAおよび電子カルテを新規導入クリニック」「自動診療で電子カルテのみを利用するクリニック」などでしょう。

いずれの場合も初期費用は無料。月額は、一体型が19,800円、ORCA連動型が9,800円。5年間の総額としては、一体型が約120万円、ORCA連動型が約60万円です。一体型の一般的な5年間総額が約480万円(初期費用:300万円、月額:3万円)、一般的な電子カルテの5年間総額が約320万円(初期費用:200万円、月額:2万円)であることと比べると、かなり導入しやすいことがわかるでしょう。

利用者からはどんな声が挙がっている?

既にエムスリーデジカルを利用しているクリニックの声としては、「データ量が増えると動きが遅くなりやすい電子カルテが多いが、エムスリーデジカルは使い続けてもサクサク動く 」「導入以降、トラブルが起きたことがない 」「外部機器との連携もスムーズ 」などがあります。また、「処方や検査のセット作成が楽で拡張性が高 い」「表示画面のバランスが良くて見やすい 」などの声もあるので、こういったことを電子カルテに期待している人は、導入を検討してもいいかもしれません。

参照:M3 Digikar

無料相談も利用しながらじっくり時間をかけて選びたい

もともとエムスリーデジカルが気になっていたという方や、手ごろな価格の電子カルテを探していた方は、まずは無料相談を利用して担当者に詳しい話を聞いてみてもいいでしょう。また、クリニックによっては「もっとこんな機能がほしい」など、さらに自院と相性のいい電子カルテを探してみたいというところもあるでしょう。電子カルテのメーカーや種類はエムスリーデジカル以外にもいろいろあるので、条件をもとに納得いくまで探してみてくださいね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
医療現場の多様なニーズに対応するクリニック向けの電子カルテシステム

特徴

1.首都圏・関西圏トップクラスの導入実績とそれに伴う確かな導入ノウハウ  2.電子カルテ専門メーカーとして開発から販売・保守サポートまでをすべて自社グループ内で完結 3.ユーザー目線を重視した過不足のない機能や操作性の高さ

対象規模

無床クリニック向け

提供形態

パッケージソフト ハードウェア オンプレミス

オプション機能

レセプトチェック データ移行 モバイル端末 往診端末 タブレット対応

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
ORCAを内包し、まるで一体型のような操作感を実現。オンライン診療機能を搭載し、患者アプリと連携。

特徴

1. 「CLINICSオンライン診療」を使うことで、電子カルテ上から患者のアプリとつながる画期的な機能を実現。これにより、患者の通院をサポート  2. 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包しているため、レセプトソフトを別途操作する必要がありません。事務スタッフの受付・会計作業が大幅に削減され、医療現場のスタッフからも高く評価されています。 3. 国際標準規格であるISMSクラウドセキュリティ認証を取得。SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティを実現。

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム タブレット対応

提供形態

クラウド SaaS

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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