iPadで電子カルテを使いたい! どの電子カルテが使える?

電子カルテを導入したら、iPadで使いたいと考えている人は多いでしょう。でも、iPadで電子カルテを使うのって難しくないの? 別途費用が発生しない? と不安に感じる人もいるかもしれません。そこで今回は、iPadでの電子カルテ活用方法について詳しく解説していきます。

目次
  1. 電子カルテを使える端末は?
  2. どの電子カルテもiPadで使える?
    1. エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」
    2. 株式会社クリプラ「CLIPLA」
    3. セコム医療システム株式会社「セコムOWEL」
  3. iPadで電子カルテを使うメリットは?
  4. iPadで電子カルテを使うデメリットは?
  5. 電子カルテをiPadで使う際にかかる費用は?
  6. 電子カルテを選ぶ際は「選定条件」を絞るのが大切

電子カルテを使える端末は?

電子カルテには、データの処置や保存をおこなうためのサーバーを自院に設置する「オンプレミス型」、インターネット上のサーバーにデータを保存する「クラウド型」があります。そのどちらを選んでも、操作の際には「端末」を使うことになります。

では、「端末」にはどのようなものがあるかというと、パソコン、iPadなどのタブレット、スマホなど。要はネットワークに接続されたシステムの末端にある機器のことです。電子カルテを使う際には、これらの端末を使ってサーバーに保存されたデータを呼び出し、参照や編集および保管をおこないます。

どの電子カルテもiPadで使える?

iPadは「タブレット端末」のひとつですが、「タブレット端末」にはこのほか、マイクロソフト社のWindowsを搭載したWindowsタブレットや、複数のメーカーから発売されているAndroidタブレットなどがあります。

では、どのメーカーの電子カルテもタブレット端末で使うことができるかというと、そうではありません。タブレット端末で使用不可のものあれば、タブレット端末での使用を推奨していないものや、特定のタブレット端末のみで使える電子カルテもあります。

iPad対応可能な電子カルテのうちひとつが、クラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」です。往診先でも、iPadがインターネットに接続できていれば利用可能なので、クリニック内にいるときと同じように電子カルテを使うことができます。

それ以外でもiPadが使えるカルテは下記で、いずれもクラウド型です。

エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」

【動作環境】推奨:1920×1080pixel -対応ブラウザ:Google Chrome ※iPadの場合のみSafari -インターネット環境:常時接続ブロードバンド(回線速度実測値:30Mbps以上)

参照:エムスリーデジカル株式会社「M3 Digikar」

株式会社クリプラ「CLIPLA」

【動作環境】電子カルテ:Windows, Macで動作するGoogle Chrome最新版(ディスプレイ解像度 1920x1080 以上)/スマホアップロード機能:iOSで動作するGoogle Chrome最新版/眼科検査員向け機能(検査値、眼圧、視力、眼鏡処方、CL処方):iPadで動作するGoogle Chrome最新版

参照:株式会社クリプラ「CLIPLA」

セコム医療システム株式会社「セコムOWEL」

【動作環境】Windows、macOS、Androidが動作する端末で Google Chromeがインストール・起動でき、快適なインターネット閲覧ができるもの。iOSが動作する端末でSafariが起動可能で、快適なインターネット閲覧ができるものに限ります。(iOSではSafariをご利用ください)/AndroidではPDF表示がダウンロードになってしまうなど、一部機能がご利用いただけません/各ブラウザは最新バージョンをご利用ください画面解像度は1200×768px以上であること

参照:セコム医療システム株式会社「セコムOWEL」

これらを踏まえたうえで、どうしても診察時に活用したいタブレット端末があるなら、"その端末で使えるかどうか"という視点で電子カルテを選ぶ必要があります。

iPadで電子カルテを使うメリットは?

続いては、iPadで電子カルテを使うメリットについてみていきましょう。iPadで電子カルテを使うメリットは、パソコンで使う場合同様、「業務の効率化」「リアルタイムでの情報共有および確認」「(手書きなどによる)間違い防止」「ペーパーレス」などのほか、「出先でもデータの参照や記録が可能なため在宅診療に活かしやすい」などが挙げられるでしょう。

また、iPadにはカメラ機能がついているため、カルテ画面からカメラを起動して症状がわかる写真を撮影したら、そのままカルテに反映することができるのも大きなメリット。タッチペンを使って詳細を文字で書きこむなども可能です。

iPadで電子カルテを使うデメリットは?

反対に、iPadで電子カルテを使うデメリットとしては、こちらもパソコンで使う場合同様、「バックアップ体制を整えておかなければ故障時に困る」「操作に慣れるまでが大変」「導入費用が高い」などが挙げられるでしょう。

電子カルテをiPadで使う際にかかる費用は?

iPadをはじめとするタブレット端末で電子カルテを使う際に発生する費用は、メーカーや機種によって異なります。まず、電子カルテそのものの価格が含まれる「導入費用」が、ゼロ円から一千万円超えまでピンキリ。月額利用料に関してもメーカーや機種によってばらつきがあるので、気になる電子カルテがあるなら、該当メーカーに詳しく話を聞いてみることをおすすめします。

電子カルテを選ぶ際は「選定条件」を絞るのが大切

「iPadで使いたい」「無料で使えるものがいい」など、"譲れない条件"を絞っていくのはとても大事なこと。すべての条件を兼ねそろえたものはなかなか見つからないかもしれませんが、そのなかからどの条件なら譲歩できるかを考えていくことによって、より理想に近いものが見つかるはず。納得のいくものを選ぶことができたら、仕事への意欲もこれまで以上に高まるはずなので、比較検討にはしっかりと時間をかけてくださいね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
医療現場の多様なニーズに対応するクリニック向けの電子カルテシステム

特徴

1.首都圏・関西圏トップクラスの導入実績とそれに伴う確かな導入ノウハウ  2.電子カルテ専門メーカーとして開発から販売・保守サポートまでをすべて自社グループ内で完結 3.ユーザー目線を重視した過不足のない機能や操作性の高さ

対象規模

無床クリニック向け

提供形態

パッケージソフト ハードウェア オンプレミス

オプション機能

レセプトチェック データ移行 モバイル端末 往診端末 タブレット対応

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
ORCAを内包し、まるで一体型のような操作感を実現。オンライン診療機能を搭載し、患者アプリと連携。

特徴

1. 「CLINICSオンライン診療」を使うことで、電子カルテ上から患者のアプリとつながる画期的な機能を実現。これにより、患者の通院をサポート  2. 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包しているため、レセプトソフトを別途操作する必要がありません。事務スタッフの受付・会計作業が大幅に削減され、医療現場のスタッフからも高く評価されています。 3. 国際標準規格であるISMSクラウドセキュリティ認証を取得。SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティを実現。

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム タブレット対応

提供形態

クラウド SaaS

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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