クリニックのネットワーク構築を構築業者に依頼すべき理由は?

クリニックのネットワークの構築にはたくさんの課題があります。患者の個人情報の漏洩を防ぐためにも、安全管理のためにも、リスク対策が欠かせません。そのため、よほどITに精通している先生でなければ、ネットワーク構築および保守管理をすべて自分たちでおこなうことは難しいと考えたほうがいいでしょう。では、クリニックのネットワークの構築はどんな業者に頼めばいいのでしょうか? 早速紹介していきます。

目次
  1. クリニックのネットワーク構築時に起こりがちなトラブルは?
  2. クリニックのネットワークの課題と解決策は?
  3. クリニックのネットワーク構築業者7選
    1. SHINKO
    2. Clinic-Net
    3. 株式会社マクロスジャパン
    4. セブンネット
    5. 株式会社シンクロイズム
    6. 株式会社三勢
    7. 株式会社ハーツコムネット
    8. エイチ・シー・ネットワークス株式会社
  4. ネットワーク構築にかける時間削減のためにもプロへの依頼は賢い選択

クリニックのネットワーク構築時に起こりがちなトラブルは?

従来、クリニックの開業にあたって、ネットワークの構築がどの段階でおこなわれていたかというと、内装施工業者やNTTの下請けの弱電業者がLAN配線をおこなった後、その配線を利用して構築されるのが一般的でした。つまり、「LAN配線とネットワーク構築のサポート体制が分断されている」ということ。そのため、たとえば電子カルテが動かなくなり、自院では原因が究明できない場合、どこに問い合わせればいいかわからないということが起こりがち。開業に向けての準備に追われるなか、さらに手を回さなければならないことが増えてしまうことが多かったのです。

クリニックのネットワークの課題と解決策は?

では、これからの時代はネットワーク構築においてどんなことに注意すればいいかというと、まずは、ネットワーク配線工事および構築を1社に任せるということです。さらに、ルーターから端末までのネットワークが生きているかどうかを24時間遠隔で監視してくれるかどうかも確認すべきポイントです。医療システムの安定稼働およびネットワーク障害時の迅速な対応のために、常駐プログラムの完備や専門エンジニアの雇用によって、セキュリティ体制を万全に整えておくことが望ましいでしょう。

また、近年、クリニックのネットワークは、院内における医療を支えるだけではなく、地域での情報連携の役割も果たすようになってきています。事実、総務省も、地域の医療機関をネットワークでつないで患者情報などを共有活用する基盤となる「地域医療連携ネットワーク(EHR)」の高度化、標準化、相互接続化を進めています。こうした状況下において、医療機関のネットワークが抱える課題の解決にもこれまで以上に力を注いでいくことが求められています。

そこで課題があるかというと、まずはセキュリティの強化です。医療の安全性を高め、患者の個人情報漏洩リスクを減らすためには、認証ログや不正アクセスを未然に防ぐアラート通知、セキュリティの安全性を常にチェックする常駐プログラムの稼働などが有効とされています。また、ユーザーや端末に対する認証システムやアクセス制御も有効な対策となり得るでしょう。

クリニックのネットワーク構築業者7選

続いては、具体的にはどんなネットワーク構築業者があるのか紹介していきます。

SHINKO

約約30,000件の電子カルテの保守に加えて、医療機器の保守もしており、クリニックのネットワークや配線にも詳しいネットワークベンダー。営業所も全国64カ所(2022年7月12日時点)にあるため、クリニックと営業所の距離が近い場合はすぐにかけつけることが可能。初期費・保守費などの価格はクリニックが利用しているカルテメーカーによって異なるとのことなので、詳しくは問合せてみてはいかがでしょうか。

SHINKO

Clinic-Net

「配線工事、ネットワーク全体の設、管理の3つを一括で提供すること」を最重要視しているClinic-Net。リスク管理に関しては、トラブルを回避するための「予防的コントロール」、予防が難しいリスクを早い段階で検知する「発見的コントロール」、復旧作業や情報漏洩時の訴訟対応・損害賠償などの「訂正的コントロール」で万全のセキュリティ対策を整えています。

参照:Clinic-Net

株式会社マクロスジャパン

医療現場で安心して使うことができるITインフラの設計、構築、工事、メンテンナンスを手掛けているのは、医療系ITの経験豊富なプロのエンジニア。有線LANネットワーク構築、無線LANネットワーク構築、セキュリティネットワーク構築、バックアップソリューション構築に対応しています。

参照:株式会社マクロスジャパン

セブンネット

診察室、受付、レセプトオンライン請求、待合室など、それぞれの役割に配慮したネットワークを構築してくれます。たとえば診察室の場合、CRや画像ビューアの端末などの設置も検討している場合やネットワークプリンタを利用する可能性なども考慮して、あらかじめ複数のネットワークを敷設するなど抜かりがありません。

参照:セブンネット

株式会社シンクロイズム

モットーは、「ICTでこれからの医療業界・介護業界の進化をバックアップ」。ホームページでは、ノートパソコンやタブレットも医療の現場で積極的に使われるようになったことや、患者の体感待ち時間削減のためにも無線LAN導入が望まれることなどをわかりやすく解説してくれています。

参照:株式会社シンクロイズム

株式会社三勢

電子カルテシステム、画像ファイリングシステム、医療装置のリモートメンテナンス、ウイルス感染防止、不正アクセス防止、患者向け大型液晶TV向けコンテンツなどさまざまな要素を考慮してクリニックのネットワークをデザインおよび構築してくれます。

参照:株式会社三勢

株式会社ハーツコムネット

電子カルテシステムや画像ファイリングシステムをはじめとするさまざまなニーズに対応したネットワークデザイン、セキュリティソフトやルーターの設定および運用上の留意点についてのアドバイスなど、幅広く相談に乗ってもらえます。

参照:株式会社ハーツコムネット

エイチ・シー・ネットワークス株式会社

クリニック内外からの侵入に対する防御のために、ネットワーク構築にはファイアウォールや認証サーバーを活用。無線LAN電波に関する驚異対策のためには漏洩同軸ケーブルを使うなど、セキュリティ対策も万全です。

参照:エイチ・シー・ネットワークス株式会社

ネットワーク構築にかける時間削減のためにもプロへの依頼は賢い選択

ICTの進化も目覚ましい昨今、ルーターから端末までのネットワークに精通しているプロでなければわからないこともたくさんあります。ICTの分野が好きで、自分でネットワークを構築したいと思う人もいるかもしれませんが、それなりに自信があることであっても、そこにかける時間を本業の医療に使った場合とで比較検討してみると、集患・増患のためにはどちらがよりよい選択であるかは自ずとみえてくるかもしれません。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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