クリニック開業時のホームページ開設はもはや常識。でも、立派なホームページを作ったものの、「見られていない」「WEBで検索しても出てこない」「集患効果がない」そんな声を良くお聞きします。安くない初期費用を投じて作ったホームページを「集患のツール」として「すぐに」機能させるためには?ここでは、WEBを使った新規集患手法などを簡単に解説します。
WEBを使ったクリニックの新規集患手法3選
クリニックがWEBで新規集患をする主な手段としては以下が挙げられます。
1:SEO対策
患者さんがGoogleやYahoo!などの検索サイトで「〇〇区 内科」「風邪 クリニック」などといったキーワードでクリニックを検索した際に、自院のホームページが上位に表示されるために、ホームページの内容の充実や構造の整理、優良な外部サイトからのリンクを取得する等の対策を行うことです。広告と違い、狙っているキーワードで上位表示できればコストを掛けずに集患ができることが大きなメリットですが、その状態に至るまでには労力と時間が掛かるため、すぐに集患したい場合には不向きです。
2:クチコミサイトなどへの掲載
WEBで「歯医者 ○○市 おすすめ」などと検索すると、ほとんどの場合、病院・クリニックのクチコミサイトや予約サイトが広告枠を除いた上位に表示されます。このような集患力の高いサイトに掲載することで、多数の患者さんを獲得することができるかもしれません。ただし、自院のエリアにある他の医院も多数掲載されているため、競争力があるクリニックでないと集患が安定しない可能性がありますので注意が必要です。
3:WEB広告
昨今、WEB上に自院の広告を出稿するクリニックが増えてきています。GoogleやYahoo!といった検索エンジンに出す広告、FacebookやTwitterといったSNSに出す広告など、媒体は多岐に渡ります。クチコミサイトよりは比較対象が少なくなることと、媒体にもよりますが「クリック課金」であることが多く、表示されるだけでは料金が掛からないため、しっかり運用できれば無駄コストが抑えられることから、結果として安価にかつ安定した集患ができる可能性があります。SEO対策は成果が出るまで時間が掛かりますが、WEB広告は出稿直後から集患できるため即効性に優れています。
それぞれメリット・デメリットがありますので、自院の状況に合った方法を選択 すると良いです。開業時には集患の即効性に優れたWEB広告、ある程度知名度や評判が上がってきたらクチコミサイト、SEO対策は長い目でずっと実施する…など、時間軸に合わせて変化させていくというのもひとつの手です。
クリニックの新規集患には「サーチ広告」が向いている
クリニックを訪れる患者さんは「おなかが痛い」「歯が痛い」「熱がある」など、「何かしらの不調を今すぐ解消したい」という明らかなニーズを持っています。そのため、ほとんどの患者さんは街に出て悠長にクリニックを探す、という行動はとらず、「〇〇区 病院 日曜診療」「発熱 クリニック 〇〇駅」等、特定のキーワードを使った「WEB検索」という行動を取ります。その「検索結果」に自院の広告を掲載できるのが「サーチ広告(検索連動型広告)」です。
「サーチ広告」とは、GoogleやYahoo!で検索をした結果ページの上部および下部に表示される広告です。表示されるだけでは広告費は発生せず、クリックされると費用が発生します。表示の順番は、「1クリックにいくら払うか」という金額設定(入札)と広告の品質により決まり、リアルタイムに変動します。
ニーズが顕在化しているマーケットでは「サーチ広告」は非常に有効な集客手段。クリニックの集患においても有効に活用したいところです。
WEB広告は代理店に任せるのが手っ取り早い
開業時のクリニックにおいて最も重要な経営課題となりえる「新規集患」。開業に掛かった投資を早く回収するためにも、集患に対する投資、特にWEB集患への投資は積極的に行った方が良いと思います。
「サーチ広告をやってみようかな…とはいえ、他にもやることがたくさんあるから手が回らない…」
そんなときは「運用のプロ=WEB広告運用代理店」に任せてしまうのが良いでしょう。
WEB広告運用代理店の中には、「月額30万円以上から」などの予算の縛りがあり、個人医院のように予算が潤沢ではない顧客を持ちたがらないところも多いのですが、10万円未満の少額案件を中心にやっている代理店や、クリニックや歯科医院の案件を多数手掛けている代理店を選べば安心です。
「開業のパートナー」として、良い代理店を選んでくださいね。
特徴
その他特徴
対応業務
診療科目
この記事は、2022年3月時点の情報を元に作成しています。