専門家が教える集患・増患対策|新規開設クリニックの集患方法の変化と仕掛け

「医療マーケティング戦略/集患・増患対策」をテーマに、医療コンサルティング事業を行うゼロフェニックスコンサルティングジャパン株式会社の代表、川畑優様に行っていただいた講演の模様を前後編に分けてお届けいたします。

後編では、「新規開設クリニックの集患方法の変化と仕掛け」についてご紹介です。

※前編の模様はこちら※

目次
  1. 医療広告ガイドラインから除外されているWeb集患方法
  2. 患者さんによるキーワード検索への対応:SEO編
  3. 患者さんによるキーワード検索への対応:MEO編

医療広告ガイドラインから除外されているWeb集患方法

集患方法の「除外事項」という形で書いてありますが、Googleマップ検索や、もしくはYahoo!検索でもいいですけども、患者さんが検索する限りは「医療広告ガイドライン」の範囲には入りません。これが1つのポイントになると思います。

今回の医療法改定によって、医療広告ガイドラインは規制を強化しています。

しかしながら、新規開業時または既存開業によるWeb集患は社会的に求められています。

とくに新規の開業時の集患は最も重要かなと思いますので、

そこはガイドラインをしっかりと遵守した上で、いかに集患を行っていくかの工夫が必要になってくると思います。

例として、Googleで「医療コンサル 東京」と検索をしました。

検索結果にはまず広告があって、その後にGoogleマップの情報が出てきて、その後にいろんなホームページが出てくる形になっていますね。

ここでもやはり「患者さんの目に映る」ということが大事になってきます。

ご自身のクリニックが上位に上がってくるためにはどうしたらいいのかについて、簡単に説明していこうと思っております。

患者さんによるキーワード検索への対応:SEO編

キーワード検索を整理しました。ポイントはSEO対策、あとは運用対策になっております。

これまでの支援してきた病院やクリニック、介護系の施設では、やっぱり一番の集患ポイントは「地域に密着」ですね。

口コミで「あそこの病院良かったよ」とか、「あそこのクリニックの先生優しくてよかったよ」などの口コミがベースになると思います。

ただし、口コミだけだとどうしても集患の範囲が広がっていかないんです。

クリニックの場合は商圏2キロぐらいだと思っていて、やはり集患のパイが全然広がっていかないというところがあります。

ですので、口コミと併せて、SEO対策とMEO対策を視野に入れたホームページの作り込み、あとはYahoo!やGoogleで検索をかけたときに上位に上がってくる工夫が必要です。

今回の医療広告ガイドラインに沿った形で、皆さんが「ネット上でどうしたらいいのかな」「Webのホームページの作成どうしたらいいのかな」と考えた際に大事になってきますので、図で整理をしておきました。

SEO対策に関しましては、患者さんがキーワード検索をしたときに、そのキーワードにしっかりとホームページが引っかかってくるようにすることが重要です。

そのために、例えば「中央区」や「内科」など、患者さんが検索時に使うようなキーワードをホームページの中に埋め込むという作業が必要です。

クリニックの場合は、「作って終わり」っていう形のホームページが結構多いですけども、しっかりと更新していって、ユーザー(クリニックの場合は患者さん)が検索したキーワードにちゃんと引っかかるようなホームページの作り込みが必要かなと思っております。 

患者さんによるキーワード検索への対応:MEO編

次にMEOに関してですけども、こちらの方は専門の業者さんもおられます。

例えばGoogleマップで検索したときに、星が5つ付いてるとか1つ付いてるとか、患者さんがコメントを入れてくれるとか、そういったところをやっていくとGoogleも定期的に解析分析をした上で、 蓄積されたデータをもとにどんどん上位に持っていくような形になっています。

Googleマップで検索をしたときに、自分のホームページがしっかりと上位に来るためには受付に来てくださった診察に来てくださった患者さんに対して、窓口で精算が終わったら、QRコードなんか渡して「コメントください」とか、「星をつけてください」とか、評価してもらう手間を、惜しまずにやっていく必要があるかなと思います。

そういった地道な努力で、最終的には上位に上がってくるかなと思います。

これはGoogleのキーワードの検索したときのマップ情報表示のイメージです。

今GoogleとYahoo!のどちらを皆さん使っておられるかなと思い調べてみました。

あるデータによると、Google検索の方が8割、Yahoo!が2割と言われています。

よって、Googleでの検索キーワードをイメージして、どんどん随時更新をしていくっていうことをやられた方がいいかなと 思っております。

Googleマップに表示される施設(クリニック)情報の写真を更新したりとか、今どういった取り組みを行っているのかとか、そういった部分を更新しながら、患者さんからいろんなコメントをいただいてちゃんと返信をする。

そういった地道な施策の組み合わせで、上位表示につながりますので、ぜひやっていただければなと思います。

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川畑 優

取材協力 ゼロフェニックスコンサルティングジャパン株式会社 | 川畑 優

大手医療法人で臨床検査技師として従事。新規病院開業に携わり、経営企画、新規事業立ち上げ等を経験。
その後、コンサルティングファームに転職し、全国の医療法人に対して業務改善のコンサルティング支援を行う。2018年、独立。コンサルティング事業、高度管理医療機器等の販売を行いながら、再生医療のクリニックを開設し、運営中。


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