待合室でデジタルサイネージを流すにはどんなモニターを用意すればいい?

患者に待ち時間を長く感じさせないためのさまざまな工夫をするなかで、一度は検討することがあるのがデジタルサイネージの導入でしょう。しかも、モニターを用意しておけば、クリニックからのお知らせのほか、順番が近づいている人の予約番号を表示したり、患者がリラックスできる映像を流したりとさまざまな用途に使うこともできて大変便利。そこで今回は、クリニックの待合室に設置するのに適したモニターについて考えていきます。

目次
  1. デジタルサイネージとは?
  2. デジタルサイネージの種類
    1. スタンドアロン型
    2. ネットワーク型
    3. プロジェクター型
    4. インタラクティブ型
  3. デジタルサイネージに最適なディスプレイサイズは?
  4. ディスプレイの種類は?
  5. テレビモニターを選択する場合の注意点。話題の「チューナーレステレビ」とは?
  6. 家電量販店などで探す際のポイントは?
  7. 「デジタルサイネージキット」を利用すれば手軽に始められる
  8. モニターに何を映したいか、将来的に何を映す可能性があるかで選ぼう!

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、店頭や公共空間、屋外などのあらゆる場所で、電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアのこと。近年、待合室に導入するクリニックも増えているので、多くの患者が一度は目にしたことがあるでしょう。

デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージは大きく4種類に分けられます。

スタンドアロン型

英語表記だと「stand alone」で、外部に依存することなく単独で機能している状態。つまり、USBメモリやSDカードなどを本体に挿入してコンテンツを表示します。スタンドアロン型はインターネット回線がなくても利用できるため、インターネットへの接続料が発生しません。

ネットワーク型

インターネットに接続してコンテンツを映すタイプです。パソコンやスマートフォンを介してコンテンツを更新できます。ネットワーク型を導入する場合、インターネットとでディスプレイをつなぐSet Top Box(セットトップボックス)も導入する必要があります。

プロジェクター型

プロジェクターを使って壁などの壁面に映像を投影する方法です。クリニックでの活用には適していません。

インタラクティブ型

タッチパネル式のディスプレイで操作できるなど、ユーザーの操作や動きに応じて情報を発信するタイプです。こちらもクリニックで活用されることはあまりないでしょう。

以上のことから、クリニックでモニターに映像を表示するなら、USBメモリやSDカードを使う「スタンドアロン型」あ、インターネットに接続してコンテンツを映す「ネットワーク型」が基本だとわかります。

デジタルサイネージに最適なディスプレイサイズは?

スタンドアロン方式で映像や画像を表示するにしろ、インターネットに接続して表示するにしろ、不可欠なのがディスプレイです。

一般的な規模のクリニックでデジタルサイネージを流したいなら、ディスプレイの適正サイズとしては40インチ台~50インチ台といえるでしょう。適切なサイズは、「待合室でテレビを見るならどのくらいの画面サイズだとちょうどいいか」によるので、サイズ選びはそんなに難しいことではありません。自宅で楽しむためのテレビと同じ感覚で選べばいいでしょう。

ディスプレイの種類は?

クリニックからのお知らせを流すのか予約番号を流すのかなど、ディスプレイの使い方はクリニックによってさまざまですが、キレイな映像を表示したいなら、サイネージディスプレイまたはテレビモニターが望ましいでしょう。ただし、どのディスプレイでも「使えない」ということはありません。

メリット デメリット
サイネージディスプレイ ・高精細
・長時間の再生に対して耐久性がある
・必要時、屋外でも使える
・縦に設置可
・価格が高い
テレビモニター ・ものによっては高精細 ・縦に設置できない
PCモニター ・価格が安い
・ものによっては縦に設置可
・画質は他の2つに比べて劣る

テレビモニターを選択する場合の注意点。話題の「チューナーレステレビ」とは?

3つの選択肢のうち、テレビモニターを選ぶ場合は注意すべきことがあります。それは、「地上波用チューナーを内蔵していないものを選ぶこと」です。なぜなら、地上波用チューナーが内蔵されていると、テレビを観ていない場合もNHKの受信料が発生するためです。

実は、地上波用チューナーを内蔵していない「チューナーレステレビ」が注目されるようになったのは最近のこと。テレビ番組の代わりにインターネットのコンテンツを楽しむ人が増えてきたことで、“NHKに受信料を払わなくていいテレビ”に注目が集まるようになったのです。

なかでも注目されているのが、2021年12月にディスカウントストア『ドン・キホーテ』から発売された「チューナーレススマートTV」です。その後は、生活関連用品をそろえる『ドウシシャ』から「ORION(オリオン)Android TV搭載 チューナーレス スマートテレビ」、『Smart TV』から「43V型4Kスマートテレビ」が発売されるなど、メーカー側も続々参入中。画質の美しさにもこだわったものばかりなので、クリニックの待合室に導入するのにも適しているといえます。

参照:ドン・キホーテ「チューナーレススマートTV」

参照:ドウシシャ「ORION(オリオン)Android TV搭載 チューナーレス スマートテレビ」

参照:Smart TV「43V型4Kスマートテレビ」

家電量販店などで探す際のポイントは?

チューナーレステレビは今のところ大手メーカーは参入していないため、購入するとしたら店舗やAmazon、楽天市場などが役立ちそうですが、家電量販店などで直に商品を見ながら選びたい場合は、スタッフに用途を伝えておすすめをピックアップしてもらうことをおすすめします。現状、デジタルサイネージに適したPCモニターはそんなに数は出ていませんが、たとえばI・ODATAの4K対応55型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-SU551EPB」は、メディアプレイヤー機能を内蔵していて、USBメモリーに保存した4K静止画や動画、音楽ファイルのコンテンツを再生できることから、サイネージを手軽に導入できるディスプレイと謳われています。

参照:I・O DATA「LCD-SU551EPB」

「デジタルサイネージキット」を利用すれば手軽に始められる

また、同じくI・O DATAが発売しているイーゼルスタンドやmini PCをセットで購入すれば、総額20万円程度でデジタルサイネージに必要な機材をすべてそろえることが可能です。まずは手軽にはじめてみたいなら、こちらのキットを利用するのもいいかもしれませんね!

参照:I・O DATA「4Kデジタルサイネージ、大型モニターとミニPCで簡単実現!」

モニターに何を映したいか、将来的に何を映す可能性があるかで選ぼう!

「ディスプレイの種類」で説明した通り、種類によって画質や使い勝手に差はありますが、たとえば「予約番号を表示する以外の用途で使用する予定はない」ということなら画質は問わないので、価格重視で選んでも問題ないでしょう。また、たとえば「新しい施術を取り入れた際はモニターでお知らせを流したい」と考えるクリニックもあるかもしれませんが、患者に注目してもらいたいことがあるなら、SNSで発信したほうがいい場合もあります。「効果は二の次でとにかく自己満足のためにやってみたい」なら話は別ですが、基本的には、対効果を考えて製品を選ぶのが得策。他院の施策なども参照しながら、何を取り入れるか考えてみてくださいね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、