看護師は、基本的に仕事中は立ちっぱなし。そのため、足の疲れやむくみに悩まされる人がほとんどです。なかには、働き続けているうちに足がむくむことにも慣れ、気にならなくなるという人もいるかもしれませんが、足のむくみを放っておくと、血栓性静脈炎をはじめとする病気になることもあるので、少しでも早いうちにむくみを解消するための習慣をつけることが大切です。そこで今回は、看護師におすすめの、足のむくみ悩み解消グッズを紹介していきます。
足のむくみを放置するとどうなる?
まずは、足のむくみを解消しようとせず、放っておいた場合、どうなるかを解説します。
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身体が冷えやすくなる
長時間、立ちっぱなしで血液の流れやリンパの流れが滞ると、身体にとって余分な水分や老廃物が回収されず、体内に溜まって身体がむくむ原因となりますが、「冷え」も同様に血流やリンパの流れの滞りが原因であることから、むくみと同時に冷えの症状も悪化していく可能性が高いといえます。
セルライトが溜まりやすくなる
血液やリンパの流れが悪くなり、排出できなかった老廃物や余分な水分が脂肪細胞にくっついて肥大化すると、「セルライト」と呼ばれる脂肪の塊になります。セルライトができると、肌の表面はでこぼこした状態になるため、見た目的に美しくありません。セルライトは主に太ももや二の腕にできますが、人によってはぼこぼこした見た目がイヤで、夏でもノースリーブなどを避けたくなり、おしゃれの幅が狭まるかもしれません。
下肢静脈瘤にかかりやすくなる
立ち仕事をしている人は、足の静脈にある逆流防止弁が壊れて血液が逆流を起こして血管内にたまってしまう「下肢静脈瘤」を発症しやすい傾向にあります。下肢静脈瘤を放置していると、足の栄養状態がさらに悪くなるため、皮膚トラブルを起こしやすくなります。さらに悪化すると、潰瘍に悩まされることもあります。
また、下肢静脈瘤を放置した結果、足の皮膚が色素沈着を起こしたり、冒頭でも触れた血栓性静脈瘤を患ったりする可能性もあります。
早期に治療が必要な病気に気付くのが遅くなる
足のむくみは、心不全や腎不全、リンパ浮腫などが原因で起こる場合もあり ます。しかし、むくみ以外の自覚症状がなければ何の病気であるか自分で気づきにくいため、「どうせ立ちっぱなしで仕事していることが原因だろう」と本当の原因を究明することなく放置していた場合、重大な病気を見落としてしまう可能性があります。
足のむくみに悩んでいる看護師は多い?
「立ち仕事は足がむくみやすいとはいえ、看護師はいつもスマートに仕事していて足がむくんでいる印象がない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際のところ、足のむくみに悩んでいる看護師はかなりの数いると考えられます。その証拠に、「ナースリー」をはじめとする医療器具および医療用具販売店の多くが、看護師のむくみ対策アイテムをまとめた特集ページを設けています 。
そのため、こうした通販サイトで売れ筋ランキングをチェックすることも、効果が期待できる足のむくみの悩み解消グッズを見つけるための有効な手段となり得ます。
足のむくみ悩み解消のためにできることは?
足のむくみ悩み解消のためにできることはいくつか考えられます。
終業後や休憩時間にストレッチやマッサージをおこなう
足が疲れたな、むくんでいるなと感じたら、適宜、ストレッチやマッサージをおこなうことがおすすめです。ふくらはぎや太ももの、押して気持ちいいところを押すだけでも、血流やリンパの流れ促進が期待できます。
身体を冷やさない
身体が冷えると血流やリンパの流れが悪くなるので、身体を冷やさないようにするとむくみにくくなります。具体的にどうすればいいかというと、たとえば、冬場であれば仕事中は厚手のストッキングを履いたり、丹田にカイロを貼って全身を温めたりといったことが考えられます。
毎晩湯船に浸かる
ぬるめのお湯にゆっくりと時間をかけて浸かると、血行がよくなることから、むくみを改善しやすくなります。湯船に浸かりながら、むくみが気になる部分をマッサージするとさらに高い効果が期待できます。
カリウムの多い食材を摂取する
カリウムは、むくみの原因となるナトリウム(塩分)を尿として体外に排出する働きを有しています。カリウムを多く含む代表的な食材は、バナナ、メロン、リンゴです。基本的には野菜や果物には多く含まれています。
ただし、腎機能が低下している場合には、カリウムを含む食材は控えることが大切です。
グッズを使う
今回の本題はこちら。足のむくみを予防するグッズもあれば、むくみを早くとるためのグッズもあります。
足のむくみ悩み解消グッズ
続いては本題。足のむくみ悩み解消グッズを紹介していきます。
仕事中にも使えるグッズ
まずは、仕事中、通勤中にも使えるグッズから。
着圧ソックス
むくみ解消グッズの定番中の定番、「ドクターショール」の「メディキュット」は、TVCMで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。メディキュットにはいくつかラインナップがあり、寝ている間に着用すると翌朝スッキリを実感できる「寝ながらメディキュット」は特に人気。靴下を履いて寝ることが苦手なら、デイユースのストッキングタイプなどを仕事中に着用してもいいでしょう。
また、着圧ソックスはドクターショール以外にもさまざまなメーカーが販売しています。前述の「ナースリー」などで販売しているノンブランドのものであれば、手ごろな価格なのでまとめ買いも気軽です。
ストレッチサンダル
自宅に帰ってからむくみ対策の時間を設けるのがしんどいなら、仕事中に履くナースサンダルを、むくみ対策機能付きのものに替えるのも一手です。医療従事者の仕事着を扱う「アンファミエ」では、体圧分散できる3Dクッションサンダルが人気です。
参照:むくみ対策! 2WAYストレッチサンダル(アンファミエオリジナル)
インソール
通勤時間にもむくみ対策をしたいなら、いつも履いている靴のなかに、むくみ対策機能がついたインソールを入れるといいでしょう。インソールは各種ありますが、今もっとも注目度が高いのは「ピットソール」。靴のなかに入れて歩けば骨盤が強制されて姿勢が整うことから、血流もよくなり、むくみの症状が緩和されるとされています。
帰宅後や休日に使えるグッズ
続いては、帰宅後や休日に使うのがおすすめのグッズです。
マッサージローラー、筋膜ローラー
ふくらはぎや太ももに使えるマッサージローラーはさまざまなメーカーが扱っているので選ぶのが大変ですが、「価格」「使い勝手のよさ」「口コミ」などをひとつずつ比較することで、理想に近いものに絞ることができます。
どんな条件で選べばいいかがわからない場合は、最近人気の「山中鍼灸整骨院」のマッサージローラーを選ぶといいかもしれません。力を入れなくても、押して気持ちいいところをほぐしやすい形状のため、「無理なく続けられる」と支持されています。
筋膜ローラー
身体全体に張り巡らされている、筋肉を包んでいる膜のことを「筋膜」といいますが、立ち仕事などで長時間身体に次談をかけると、筋膜が自由に動けなくなり収縮してしまいます。この状態になると、血流が滞ってむくみや凝りといった症状が出はじめるので、それを防ぐために、筋膜を解きほぐすことが大切です。筋膜を解きほぐす「筋膜リリース」の方法は、手技やストレッチなどいくつかありますが、そのなかで昨今注目を集めているのが「筋膜ローラー」です。
参照:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「筋膜リリースの効果と方法」
筋膜ローラーは、ヨガポールのような形状で、床に置いてそのうえに筋膜を剥がしたい太ももやお尻を載せてエクササイズする使い方が一般的。この形状のものであれば、ブランドにこだわらなければ100円ショップなどでも購入することができます。
また、より手軽に使えて、かつ効果も高いことから、佐藤栞里をはじめとするモデルや女優の愛用者も多い 「BODY MEDITATION ROLLER」は、頭皮などにも使えることから、足のむくみ予防だけでなく全身のケアに力を入れたい人におすすめです。
セルローラー
前述の通り、足がむくみやすい人はセルライトが溜まりやすい傾向にあるので、セルライトの解消についても考えていくことが大切です。セルライトは落ちにくいため、セルフケアでは埒が明かずエステに通っているという人も多いかもしれませんが、まずは「セルライ子」などの手ごろなグッズでのケアを毎日続けて、自分の身体だとどのくらい効果が出るのかを試してもいいかもしれません。「セルライ子」は、バラエティ番組で女優の井川遥さんが愛用していることを公言 したことで、一時期、通販サイトでも「取り寄せ中」の表示になるほどの人気になったことも。2024年7月時点におけるAmazonの販売価格は1,273円と手ごろなので、少し高級なランチを食べる感覚で試せそうです。
青竹踏み
足の裏には全身の臓器のツボがあるので、足裏を刺激することによって滞っている血流やリンパの流れがよくなり、むくみの症状も和らぎます。自宅で足裏のツボを刺激するなら、昔ながらの「青竹踏み」が手軽でおすすめ。軽量で置き場所を取らないのもメリットです。
また、足のむくみを解消しながら身体の悪い部分を知りたいなら、どこにどの臓器のツボがあるのかをわかりやすくデザインしている足ツボマッサージシートなどもおすすめです。
お灸
自分でできるお灸は、足のむくみ解消に役立つだけではなく、お灸の香りに癒されて心もリラックスさせることができます。お灸初心者でも簡単にチャレンジできると評判なのが「せんねん灸」。「香りがえらべるお灸」「煙の少ないお灸」などラインナップが豊富です。また、足のむくみ解消に効くとされるツボ「太渓(たいけい)」のを的確にとらえるコツなどは、せんねん灸のサイトでも確認することができます。
「ながらケア」でOKの楽ちんグッズ
続いては、「ながらケア」でOKの楽ちんグッズを紹介します。
フットマッサージャー
むくみ解消のために手や足を動かすのさえ面倒なら、足を突っ込んでおくだけでもみほぐしてくれるフットマッサージャーが向いているかもしれません。フットマッサージャーは、形状、メーカーともにいくつかありますが、なかでもユーザー評価が高いATEXは高い効果が期待できるでしょう。
足裏シート
立ち仕事の後に足裏に貼ることで、足の疲れを癒して、足をむくみにくくするシートです。貼るだけなのでどんなに疲れていても絶対にケアできます! なぜ足の裏に貼るのがいいかというと、中国医学において、足の裏には第二の心臓があるとされているため。足裏シートのメジャーどころとしては、LION「足すっきりシート 休足時間」が挙げられます。休足時間には、シート中の水分の気化熱と清涼成分メントールが高い冷却効果を持続させてくれるベーシックなタイプのほかに、リラックス効果を促す5種のハーブ成分が配合された「ツボ刺激ジェルシート」、ガサガサかかとをぷるぷるにしてくれる保湿成分が配合された「かかとぷるぷるジェルシート」があります。
むくみ解消のためのケアは、習慣になれば面倒ではなくなる!
むくみを解消するために毎日時間をとらなければならないとなると、1日たった5分であっても、面倒くさくて続けられなくなる人が多いでしょう。しかし、シャワー後のヘアドライや肌ケアなどと同様に、1日のなかのルーティンに組み込むことができたら、「面倒だ」と思う間もなく無意識に続けられるものです。ただし、習慣化されるまでには、辞めたくなる瞬間が何度か訪れるものなので、「飽きてきたな」と感じたら、まだ試したことがないグッズに切り替えてみるなどするといいかもしれませんね!
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、2024年7月時点の情報を元に作成しています。