フィールドナースとは? なりかたや仕事内容を解説

看護師の働き先は病院やクリニックだけではありません。訪問看護師や一般企業の産業看護師など、働き方の選択肢はいくつかありますが、そのなかのひとつとして「フィールドナース」も挙げられます。フィールドナースとは具体的にどんな仕事をするのか、どうすればなることができるのかなど詳しく解説していきます。

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目次
  1. フィールドナースとは?
    1. クリニカルスペシャリスト、クリニカルコーディネーターと呼ばれることも
  2. フィールドナースの仕事内容は?
    1. 【営業サポート】自社製品のプレゼンテーション
    2. 【営業サポート】医療機器のデモンストレーション
    3. 【サービスサポート】製品納品後のアフターフォロー
    4. 【サービスサポート】トラブル対応
  3. フィールドナースに求められる資格、スキルは?
    1. 一般的に求められるものは「看護師免許」および「看護師としての臨床経験」
    2. 理学療法士、作業療法士、臨床検査技師などの資格も歓迎される
    3. コミュニケーション力、提案力
    4. 業界の動向や最新情報を吸収し続けようとする姿勢
    5. 語学力(英語)
    6. 運転免許
  4. フィールドナースのメリット、デメリット
    1. フィールドナースのメリット
    2. フィールドナースのデメリット
  5. フィールドナースの将来性は?

フィールドナースとは?

フィールドナースとは、医療機器メーカーなどに勤めて、自社製品の営業サポート、サービスサポートに従事する看護師のことです。看護師としての知識や資格などを活かして、医療機器の説明をおこなうことがメインの仕事ですが、営業職と協力しながら医療機関の対応をしていくうえでは、幅広い業務に携わることになります。

クリニカルスペシャリスト、クリニカルコーディネーターと呼ばれることも

フィールドナースは、別名、「クリニカルスペシャリスト」「クリニカルコーディネーター」と呼ばれることもあります。

フィールドナースの仕事内容は?

前述の通り、フィールドナースの仕事は、自社製品の営業サポートやサービスサポートですが、ここからは、具体的にどんなことをするのかを解説していきます。

【営業サポート】自社製品のプレゼンテーション

まずは、自社製品の営業サポートに関してですが、営業が自社製品を販売するためには、自社製品がいかにすぐれているか、どんな特徴や強みがあるのかを潜在顧客である医療機関に伝える必要があります。そのために、フィールドナースがパワーポイントなどで作った資料を用いて医療機関にプレゼンテーションすることになりますが、その際、臨床現場での自身の体験などを交えながら、製品のよさを伝えることになります。

なお、営業そのものもフィールドナースがおこなっている企業もあります 。通常は、営業職の人間がいれば、受注や商談は営業職の担当、医療機器に関する専門的な話はフィールドナースの担当とすみわけされているものですが、フィールドナースが営業までおこなう場合、業務の幅が広がることになります。

【営業サポート】医療機器のデモンストレーション

導入を検討している医療機器に対して、ドクターや看護師を相手に使い方のデモンストレーションをおこなうこともあります。デモンストレーションを通して自社製品の魅力を知ってもらえるよう、製品の特長や競合の製品との違いをわかりやすく伝えることを考えるだけでなく、ドクターや看護師から質問があったときにスムーズに答えられるよう、業界の動向や最新情報も収集し続けることが大切です。

また、デモンストレーションは医療機器の展示会でもおこなうことがあります。

【サービスサポート】製品納品後のアフターフォロー

続いては、サービスサポートに関して。まずは、医療機関が自社製品を購入した後は、納品直後に院内でスタッフに向けて使い方の操作指導をおこなったり勉強会を開いたりといったアフターフォローをおこないます。サポートセンターのように、購入者から問い合わせがあったときに対応するのではなく、「ドクターや看護師に自社製品をうまく使いこなしてもらうにはどんな工夫が必要か?」を自発的に考えてフォローすることが大切です。

【サービスサポート】トラブル対応

医療機関が製品導入後、トラブルがあった際の対応も大切な業務です。スピーディかつ真摯に対応することで、製品を購入してくれた医療機関とその後も長く付き合っていくことができます。

フィールドナースに求められる資格、スキルは?

フィールドナースに求められる資格やスキルはいくつかあります。

一般的に求められるものは「看護師免許」および「看護師としての臨床経験」

まず、「看護師免許」および「看護師としての臨床経験」は、多くの場合に必須とされます。“多くの場合”とはどういう意味かというと、前述の通り、フィールドナースには「クリニカルスペシャリスト」「クリニカルコーディネーター」の別名もありますが、そもそも職種の呼び名も統一されていない ため、企業によっては、フィールドナースに対して、看護師としての経験より営業としてのスキルを求めることがあります 。ただし、求職票において、看護師免許の保有や看護師としての臨床経験が必須とされていない場合も、それと同レベルの知識は求めていると考えられます。

また、「看護師としての臨床経験」があることが重要だと考える求職先が多いのはなぜかというと、臨床現場で働いた経験があれば、自社製品のデモンストレーションをおこなうにあたって、「どうすれば現場で働いている看護師に伝わりやすいか?」を考えることができるからです。自身が臨床現場で同類の製品を使用していた当時を思い出しながら、「この点は詳しく説明してあげたい」などと考えて、現場で働く看護師たちが自社製品をうまく使いこなせるようサポートすることが期待されています。

理学療法士、作業療法士、臨床検査技師などの資格も歓迎される

看護師資格以外の資格としては、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師などの資格を保有していることが歓迎されます。これらの職種の人が使う医療機器を扱っている企業の場合は、特にその傾向にあるでしょう。

コミュニケーション力、提案力

フィールドナースは、自身が自社商品を営業するか、もしくは営業マンに同行して医療機関などにデモンストレーションやプレゼンテーションをおこなうことが主な仕事です。そのため、コミュニケーション力や提案力は非常に重視されます。コミュニケーション力に関しては、看護師としての臨床経験によって培われることも多いので、採用面接の際にはこれまでの勤務先での経験などを大いにアピールするといいでしょう。

業界の動向や最新情報を吸収し続けようとする姿勢

自社製品に精通していることはもちろん必須ですが、それと同じくらい、業界の動向や最新情報を知っていることも大切です。なぜかというと、たとえば「最近の医療機器はこういうことができると聞いたけど、この製品ではでそれはできないの?」などと取引先に訊かれたときに、「さすがお詳しいですね」とまずは最新の動向を知っていることを示したうえで、自社でもそれに関連した製品を扱っているならそれをアピールしたり、機能が増える予定があるならそれを報告したりすることができるためです。

語学力(英語)

医療機器メーカーには外資系も多いですが、外資系を狙う場合は英語に堪能であるに越したことはありません。というより、英語が堪能でなければ社内での意思疎通が難しいため、スムーズに会話できなければ面接を通りにくいでしょう。国内メーカーと外資系のどちらが向いているかは人によりますが、年収アップを狙いたいなら、外資系を視野に入れるといいかもしれません。

運転免許

フィールドナースの仕事においては、取引先や展示会に足を運ぶことが多いので、運転免許があると仕事しやすいでしょう。

フィールドナースのメリット、デメリット

続いては、フィールドナースのメリット、デメリットをみていきましょう。

フィールドナースのメリット

まずはメリットから。

  • 看護師の資格・経験を活かせる
  • 高収入を狙える
  • 夜勤がない、基本的に土日休み
  • 出張が多い
  • ① 看護師の資格・経験を活かせる
    看護師として働くなかで身に着けた知識や技術を活かして仕事できるので、やりがいを感じやすいといえます。取引先のドクターや看護師からの質問にも、自信を持って答えることができます。

    ② 高収入を狙える
    フィールドナースの年収は約600万円~900万円とされています。しかも、給与水準が高く、実力成果主義の外資系なら、がんばったらがんばったぶんだけ年収が上がるため、場合によっては年収1,000万円 を超えることもあります。

    ③ 夜勤がない、基本的に土日休み
    病院やクリニックによっては、夜勤や休日出勤が必須ですが、フィールドナースの仕事には夜勤がありませんし、展示会など以外で土日祝日に仕事することはほぼありません。

    ④ 出張が多い
    出張が多いことをメリットととるかデメリットととるかは人それぞれですが、国内はもちろん、世界展開している企業の場合、海外出張をともなうこともあるので、「新しい経験をできる」ととらえられる人にとっては大きなメリットといえるでしょう。

    フィールドナースのデメリット

    続いてはデメリットです。

  • 新しく覚えなくてはならないことが多い
  • 残業が多い
  • 求人が少ない
  • ① 新しく覚えなくてはならないことが多い
    前述の通り、業界の動向や最新情報を常に把握していなければならないこともあり、常に学び続けることが求められます。

    ② 残業が多い
    プレゼンテーション用の資料や、取引先への説明用資料などを用意するのに時間がかかることもあれば、トラブル対応のために遅い時間に取引先を尋ねなければならないこともあります。

    ③ 求人が少ない
    フィールドナースの仕事は、「夜勤がない」「高収入を狙える」などの魅力が多いこともあり、フィールドナースになりたいと考える人は増えています。しかし、求人数は決して多くありませんし、基本的には東京や大阪、名古屋などの大都市圏に求人が集中しています。

    フィールドナースの将来性は?

    フィールドナースは、すべての医療メーカーが用意している職種ではないため、現状は前述の通り求人数が少ないですが、今後は、医療機器の複雑化が進むにつれて採用を検討する企業が増えてくることが予想されますまた、美容医療の領域まで視野に入れれば、美容医療レーザーを扱うメーカーへの就職・転職が選択肢に入ってくるため、さらに活躍できる可能性が広がります。美容医療の領域を狙う場合ももちろん、最新のトレンドを追い続けることが不可欠なので、「自分自身の美しさを追求しながら、仕事に必要な知識も吸収し続けたい!」というタイプには向いているかもしれませんね。

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