看護師のボーナス平均額2025|地域や年齢による差はどのくらい?

看護師の仕事は肉体的にも精神的にも負担が大きいものですが、がんばった分だけお金をもらえるとなると、多少のしんどさは乗り越えられるものです。特に毎月の給料日前はもちろん、ボーナスの支給時期が近づくと、いつも以上にモチベーションが上がるという人も多いでしょう。

しかし、看護師のボーナスの金額は医療機関によって大きな差があるため、同業者のボーナスの金額を知ると、場合によっては「もっとボーナスをもらえる職場に転職したい」と考えることもあるかもしれません。

では実際のところ、看護師のボーナスの平均はどのくらいなのでしょうか?詳しく解説していきます。

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目次
  1. 看護師・准看護師のボーナスの平均額は?
    1. ボーナスにかかる税金の種類は何がある?
  2. 看護師のボーナス・平均何か月分もらっている?
  3. 看護師のボーナス平均支給額・年齢別の違いは?
  4. 看護師のボーナス平均支給額・経験年数での違いは?
  5. 看護師のボーナス・都道府県別の平均額ベスト3とワースト3
  6. 看護師のボーナス平均額は他職種と比べて高い?低い?
  7. ボーナスの額を上げるにはどうすればいい?
    1. 勤怠状況の質向上を目指す
    2. 役職に就く
    3. 資格を取得する
    4. 転職する
  8. 平均ボーナスは月給の約4か月分!公務員・準公務員の看護師とは?
  9. 看護師のボーナスの使い道は?
    1. 奨学金の返済
    2. ローンの頭金・返済
    3. 旅行
    4. 買い物
    5. 美容
    6. 貯蓄・資産運用
  10. ボーナスは勤務先選びの際のひとつの指標にするのが◎

看護師・准看護師のボーナスの平均額は?

まずは、看護師のボーナスの平均額をみていきましょう。

厚生労働省が公表している「令和5年賃金構造基本統計調査」の結果によると、看護師のボーナスの平均額(額面)はおおよそ85~6万円です。

なお、勤務先の職場人数によって支給額に下記のような差があります。

勤務先職員数額面
1,000人以上1,053,200円
100人~999人756,400円
10人~99人673,700円
全体平均856,500円

 

また、同じ調査における准看護師のボーナス支給額は下記の表の通りの数字となっています。

勤務先職員数額面
1,000人以上688,600円
100人~999人648,100円
10人~99人577,200円
全体平均629,500円

 

額面から税金などを引いた手取り額は、ボーナス支給額の70~80%が目安とされています。

たとえば看護師のボーナスの全体平均の85.6万円の場合は、約60万円〜68.5万円が手取り額ということになります。

参照: 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」※表番号1  閲覧用EXCELより

ボーナスにかかる税金の種類は何がある?

看護師のボーナスの平均額が856,500円と聞くと、喜ばしい反面、「そのぶん税金も高くなるのでは?」という心配も生まれるのではないでしょうか。

ただ、ボーナスにかかる税金のルールは、給与にかかる税金のルールとは異なります。

具体的には、所得税と社会保険料はかかるものの、住民税はかかりません。

住民税は、前の年の所得金額(源泉徴収する前の給与・賞与などの収入金額から給与所得控除額を差し引いた金額)に基づいて計算される税金だからです。

看護師のボーナス・平均何か月分もらっている?

前述の調査における全体平均を見ると、看護師にきまって支給される現金給与額のうち、所定内給与額は319,300円とされています。一方の給与は856,500円ですが、これを夏と冬の2回分と考えると、1回分のボーナス支給額は428,250円と考えられます。

つまり、428,250円÷319,300円で、1回のボーナスの金額は基本給の約1.3か月分ということになります。

看護師のボーナス平均支給額・年齢別の違いは?

続いては、同じ調査の結果から、看護師・准看護師のボーナスの年齢別平均支給額をピックアップしていきます。

看護師・准看護師のボーナスの年齢別平均支給額は次の表の通りです。

【看護師・准看護師のボーナスの年齢別平均支給額】

年齢層看護師准看護師
20歳~24歳463,900円226,200円
25歳~29歳735,900円468,800円
30歳~24歳820,300円493,000円
35歳~39歳812,700円599,700円
40歳~44歳923,800円613,100円
45歳~49歳1022,300円639,100円
50歳~54歳1007,700円722,600円
55歳~59歳1120,500円760,900円
60歳~64歳756,200円660,800円
65歳~69歳538,000円359,700円
70歳~445,200円327,500円

 

表を見るとわかる通り、看護師、准看護師ともに、ボーナスの支給額がもっとも高くなるのは50代です。しかも、看護師に関しては40代後半で100万円を超えています。しかし、60歳を超えると、定年を迎えて短時間勤務や非常勤での契約にシフトする看護師が多くなることから、平均支給額は大きく下がってきます。

参照: 政府統計の総合窓口「職種(小分類)年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」※表番号5  閲覧用EXCELより

看護師のボーナス平均支給額・経験年数での違いは?

続いては、同じ調査の結果から、看護師・准看護師のボーナスの経験年数別平均支給額をピックアップしていきます。

看護師・准看護師のボーナスの経験年数別平均支給額は次の表の通りです。

経験年数看護師准看護師
0年131,800円145,700円
1~4年692,400円488,600円
5~9年771,600円564,500円
10~14年861,200円605,300円
15年以上1036,200円679,100円

 

上の表の通り、経験年数0年の1年目は、ボーナスの平均額は10万円台と非常に低いですが、その後は経験年数を重ねるほどに上昇していく傾向にあります。

また、経験年数0年の1年目は、あくまでも平均支給額に関してですが、看護師のボーナスの支給額より准看護師のボーナスの支給額のほうが多いことがわかります。

参照: 政府統計の総合窓口「職種(小分類)年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」※表番号10  閲覧用EXCELより

看護師のボーナス・都道府県別の平均額ベスト3とワースト3

続いては、看護師・准看護師のボーナスの平均額都道府県別ランキングです。

同調査によると、看護師・准看護師のボーナスの都道府県別平均額・ベスト3とワースト3は次の表の通りです。

なお、参考のために産業計におけるベスト3とワースト3もピックアップします。

看護師准看護師産業計
都道府県支給額都道府県支給額都道府県支給額
1位岐阜県1,053,800円鹿児島県804,800円神奈川県1,100,200円
2位富山県1,028,100円沖縄県744,300円栃木県1,087,300円
3位山口県991,100円香川県788,800円東京都1043,300円
45位長野県610,800円徳島県602,000円宮崎県628,500円
46位鳥取県609,000円奈良県410,500円鳥取県589,800円
47位鹿児島県568,000円宮崎県408,900円沖縄県498,100円

 

上の表の通り、看護師のボーナスに関しては、1位と47位とで約50万円もの差があることから、地域によって差が大きいことが明らかです。

参照: 政府統計の総合窓口「都道府県、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」※産業計は表番号「sanko1」閲覧用EXCEL参照

看護師のボーナス平均額は他職種と比べて高い?低い?

続いては、看護師・准看護師のボーナスの平均額が、医療・介護業界の他職種と比べて高いのか低いのかを確認していきます。

前述の調査において、医療・介護業界の職種のなかでボーナスの平均額が公表されている職種は、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士栄養士、歯科衛生士、栄養士、介護支援専門員(ケアマネージャー)などです。

これらの職種のボーナスの平均額は次の表の通りです。

職種ボーナスの平均支給額
医師12,763,000円
歯科医師8,934,000円
薬剤師7,687,000円
保健師7,557,000円
助産師9,199,000円
診療放射線技師9,609,000円
臨床検査技師8,681,000円
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士7,144,000円
歯科衛生士6,845,000円
栄養士7,706,000円
介護支援専門員(ケアマネージャー)6,510,000円

 

また、前述の通り、看護師のボーナスの平均額は856,500円、准看護師のボーナスの平均額は629,500円であることから、看護師のボーナスの平均額は医療・介護業界の職種のなかでは平均よりやや高く、准看護師のボーナスの平均額は低めであることがわかります。

参照: 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」※表番号1  閲覧用EXCELより

ボーナスの額を上げるにはどうすればいい?

ここまで解説してきたことをまとめると、ボーナスの支給額は年齢や地域で異なるため、ボーナスの額を上げるための方法としてまず考えられるのは、「長く務める」「ボーナスの支給額が多い都道府県で働く」の2つです。

しかし、これ以外にもボーナスの支給額を上げる方法があります。

主な方法としては次のような方法が考えられます。

  • 勤怠状況の質向上を目指す
  • 役職に就く
  • 資格を取得する
  • 転職する

それぞれ具体的に解説していきます。

勤怠状況の質向上を目指す

看護師のボーナスの金額は、基本給をもとに算出されることが多いため、一般的に、基本給がアップすればそのぶんボーナスの金額も上がります。

基本給の重要な査定基準は勤怠状況であるため、まずは日々の業務をきちんとこなすことを心がけるといいでしょう。たとえば、「夜勤を積極的に引き受ける」などもそのひとつであると考えられます。

役職に就く

役職に就くと、基本給およびボーナスが上がることがあります。

ただし、役職に就いていると残業代が出ない職場もあるため、「却って損をした」と思う可能性もゼロではないため、自院に関してはどういうルールであるのか、事前に確認しておくことをおすすめします。

資格を取得する

資格を取得した場合も、役職に就いた場合と同じく、基本給が上がる可能性があります。そうなると必然的にボーナスの額も上がります。

看護師が仕事に活かせる資格の種類は多いですが、特におすすめは、感染管理や救急看護など、特定の看護分野に役立つ知識や技術を備えていることの証明になる「認定看護師」や、より高度な看護実践能力を備えた「専門看護師」、看護管理のスペシャリストとして活躍できる「認定看護管理者」などの資格です。

参照:

公益社団法人 日本看護協会「認定看護師」

公益社団法人 日本看護協会「専門看護師」

公益社団法人 日本看護協会「認定看護管理者」

転職する

もっとも手っ取り早くボーナスを上げる方法は、ボーナスが高い医療機関などに転職することです。ただし、ボーナスが高ければそのぶん競争率が上がるため、必ずしも希望する医療機関に転職できるとは限りません。

なお、基本給が同じ場合にもっともボーナスの額が高いと考えられるのは、公務員・準公務員として働ける勤務先です。

そこで続いては、公務員・準公務員の看護師について説明していきます。

平均ボーナスは月給の約4か月分!公務員・準公務員の看護師とは?

公務員・準公務員の看護師とは、国が管轄する官公庁で働く看護師、都道府県などの自治体が運営する病院で働く看護師、もしくは公益法人や独立行政法人が運営する公的な病院で働く看護師を指します。

公的な病院で働く看護師は、公務員ではないものの、福利厚生をはじめとする待遇は公務員に準じることから、「みなし公務員」とも呼ばれる準公務員の看護師となります。

それぞれの主な働き先は次の通りです。

国家公務員・自衛隊病院・宮内庁病院・医療刑務所 など
地方公務員・県立病院・市立病院 など
準公務員(みなし公務員)・国立病院機構・労災病院・済生会病院・赤十字病院・国公立大学病院 など

 

また、前述の通り、福利厚生をはじめとする待遇がいいうえ、月給の約4か月分ものボーナスが支給される医療機関が多いことから、就職を希望する看護師はかなり多いと考えられます。

これらの病院は、民間の病院とは異なり、景気や社会情勢が給料やボーナスに影響しないことから、コロナ渦のような特殊な事態にも、収入が減る心配をする必要がありません。

看護師のボーナスの使い道は?

ボーナスの額は月給と比べてかなり大きいため、なかなか買えないものを買ったり、日常的にはできない体験に継ぎこんだりすることも考えられます。では、具体的にはどのようなことにボーナスを使う人が多いのでしょうか?

奨学金の返済

看護師資格を所得するために、奨学金を活用して大学や専門学校で学んでいる看護師は一定数います。奨学金は働きながら返していけば問題ありませんが、「毎月の給料から少しずつ返済し続けるのが辛い」との理由から、ボーナスを利用してまとめて返済する人が多いようです。

ローンの頭金・返済

20代などの若手看護師が、ボーナスを奨学金の返済に充てるケースが多いのに対して、家庭を持っている看護師は、自宅購入時のローンの頭金もしくは返済にボーナスを充てることが多いようです。

旅行

旅行が趣味で、年に1度の海外旅行などボーナスを充てる人も一定数います。近場の温泉をはじめとした国内の宿で、ちょっぴり贅沢な食事や時間を楽しみたいという人も。

買い物

ブランドのバッグや靴、アクセサリーなどの高価なものはボーナスで購入するという人も多いでしょう。男性看護師、もしくは自分からプロポーズしたい女性看護師などは、パートナー用の指輪などをボーナスで購入するケースもあるかもしれません。

美容

美容医療や簡単な整形への関心が高い人は増えていますが、最新もしくは最先端の施術などは高額な場合が多いため、「ボーナスでキレイになろう」と考える人も多いでしょう。また、最近は美容施術を受けるために美容大国・韓国などを訪れる人も増えているため、目的の施術を受けるためには飛行機代や宿代も不可欠というケースもあります。

貯蓄・資産運用

ボーナスをもらっても全額貯蓄や資産運用に回すと聞くと夢がないようにも思われますが、これだけ物価高が続いていると将来への不安は大きいため、堅実に貯金したり、資産形成に力を入れたりする人は多いはず。

ボーナスは勤務先選びの際のひとつの指標にするのが◎

ボーナスの額が高いことは極めて喜ばしいことではありますが、就職先・転職先選びの際には、金銭面以外に関してもしっかりチェックすることが大切です。

有給の取得しやすさや育児支援制度、残業の頻度などまで隈なくチェックしたうえで、長く働ける職場であるかどうかを検討できるといいですね。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、