お知らせ

コラム

《スタッフコラム》Health 2.0 Asia – Japan 2018ブース出展に際し

 

2018年12月4日(火)〜5日(水)にヒカリエホールで開催されたHealth 2.0 Asia – Japan 2018にて、CLIUSのブース出展を行いました。
多くの方々にお立ち寄りいただきました事を心より御礼申し上げます。


今年7月に無床診療所向けのクラウド型電子カルテCLIUSをリリースして以来、今回が初めてのブース展示となりました。
今まではお問合せをいただきました先生方へ、ご訪問やオンラインデモなどで個別に製品のご説明させていただいていたCLIUSを、不特定多数の方々に実際にご覧いただく初めての機会と捉えていた事もあり、興味を持っていただく事ができるか、市場に受け入れていただく事ができるのかなど、開催前は多くの不安がありました。


ですが会場で先生方に電子カルテの導入を前向きにご検討いただき、また各種医療メーカー様に電子カルテとの連携を模索していただけました事から、私たちのCLIUSが医療の現場に受け入れていただいたことを実感、不安を払拭することができ安堵しています。


弊社がCLIUSの開発に着手しましたのは、医師が日々の診療で行う電子カルテ入力業務の手間を限りなく短縮化することができたらという想いを発端としています。
そしてゆくゆくは医療の中核を担う存在となり医療に関わる全ての人を支えたいと考え、中核を意味するnucleusを語源として「クリアな医療社会の明日をつくる」サービスを目指し「CLIUS(クリアス)」と名付け、この世に送り出しました。
この名前の通り、 日医標準レセプトソフトウェアORCAを始め各種検査機器との連携や、来年からは在宅医療へも携わらせていただくなど、僭越ではありますが少しずつ中核を担わせていただけるような存在になってきたのではないかと感じています。


今回のHealth 2.0 Asia – Japan 2018では一般参加登録も行いましたので、ご高名な先生方の講演を拝聴する機会もいただきました。
やはり気になるのは医療IT、その中でもクラウド型というCLIUSの特性を活かすことのできるシステムとの将来を見据えた連携です。


これに関し、医療法人同友会 産業保健部門の大室 正志先生をモデレーターとしてディスカッションが行われた「患者中心のオンライン診療を実現する」では、遠隔診療に用いられている各種機器のデモを実際に自分の目で見ることができました。
心音と心電をデータ化することで診断をアシストするという聴診器のデモでは、クリアな心音に感服していたところに、それでも100Hz以下は音が壊れるということのご説明と、合わせて壊れる前に可視化しているというデータが表示され、医師の耳の代わりのみならず医師が聞き分けられない音を拾うことを目指していらっしゃるというお話を伺いました。
ちなみに健康診断の聴力検査で流れる低い方の音が1000Hz、高い方の音が4000Hzということを考えると、70Hzの心音の異常を聞き分けるシステムがいかに優れているかを実感できるかと思います。


CLIUSのバイタル記録機能では、受診毎のデータの数値とそのグラフが表示されています。またファイル添付機能からは画像や文章のデータを添付することができます。将来的にはこのふたつの機能を横断するような形で、心音のような音声データまで可視化されたものがバイタルと同様に表示され、そしてそのデータを保存し一括管理できるようになるかもしれないと想像するだけで夢が広がりました。


そう考えるとその他にデモを拝見した、心臓病再発の予防を目的として行う運動療法・生活指導・患者教育・カウンセリングなどの活動プログラムを遠隔で行う心臓リハビリシステムも、データの一括管理および保存という観点から電子カルテで担える部分があるのではとも考えました。


手前味噌ではありますが、この辺りのシステム連携などは弊社CLIUS開発チームが得意とするところで、医療IT化のスピードを追い越すようなペースで開発を進めていくことができると自負しています。


お陰様でCLIUSは、内科・皮膚科・アレルギー科・外科・整形外科・小児科・心療内科・精神科、代謝内分泌内科、脳神経内科…と、実際に稼働している診療科も増えてまいりました。
これらの実績をもとに、今後この度の講演で拝聴した遠隔治療のシステムとの連携を模索できないか、そしてこれらのシステムが有用とされる超高齢化社会を迎えるに当たり、CLIUSも医療業界で何かしらの貢献をしていくことができたらと強く思った2日間でした。


次回CLIUSのブース展示は、来年1月23日(水)〜25日(金)に東京ビックサイトで開催される「ヘルスケアIT 2019(第4回)」です。
その後は1月下旬に開催される日本医師会ORCA管理機構様主催の「第2回ORCAカンファレンス」、そして4月下旬に名古屋で開催される4年に一度の「日本医学会総会( 第30回 )」へと、弊社スタッフ一同CLIUSを携え走り抜ける予定です。


CLIUSのロゴが映えるオリジナルクリアファイルにリーフレットを入れ、ご来場いただきました方々へお渡しさせていただいています。
会場でCLIUSブースを見かけましたらお気軽にお立ち寄りいただけると幸いです。


皆様にご利用いただき、少しでも医療に関わる全ての人のお役にたてますよう、今後もCLIUSは電子カルテとしての責務を担っていく所存です。
引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

■「CLIUS(クリアス)」概要
「CLIUS(クリアス)」は医師にとって効率的なカルテ入力作業を実現し、患者様と親密な診察時間を設けることができる電子カルテサービスです。診療の中核として開発され、直感的な操作を実現し、自動学習機能やレセプト分析サポートでクリニックの時間創出のお手伝いを行い、他医療機関や周辺システムと連携しやすい設計となっております。
公式サイトURL:https://clius.jp/

 

文/宮原

かんたん登録でCLIUS(クリアス)をお試し