スタッフの混乱もなく
『CLIUS(クリアス )』にカルテ移行できました

医) 弘正会 ふくだ内科クリニック
福田 正博 医師
  • 内科
  • 糖尿病内科
導入時期
令和2(2020)年2月
導入の背景
他電子カルテからの移行
糖尿病を中心とする生活習慣病治療に特化した、完全予約制のクリニック。初診では患者さまの運動・食事習慣、既往歴等を丁寧に確認しながら、患者さまが主体的に考えて実践できる改善案を提案し、柔軟にサポート。特定健診・特定保健指導も実施している。
院長の福田正博医師は、多数の書籍出版やイベント登壇をし、糖尿病患者に向けた積極的な情報発信をしている。著書に「糖尿病は『腹やせ』で治せ!」(アスキー新書)などがある。
  • 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル2F
  • URL : https://dmclinic.jp/
  • TEL : 06−6398−0203
導入前の課題
  • ・医師しかカルテ操作ができないが、今後は他のスタッフとも情報共有を実現したい
  • ・受付スタッフの混乱が少ないカルテを見つけたい
導入後の効果
  • ・検査技師や看護師にもカルテを共有できている
  • ・ORCA連動型のカルテへ移行したので、スタッフの混乱なく運用できている

カルテ操作が属人化されない 使いやすいカルテを探していました

電子カルテの導入前に、どのような課題や要望をお持ちでしたか?

もともと自作の電子カルテを開業当初から使っていたので、自分しかカルテを触れない状態が問題でした。他のスタッフも閲覧でき、情報共有しやすい環境を作りたかったです。

そして、カルテのセキュリティーを保つにはより高度なスキルも必要になってきて、カルテの整備にかける時間も多くなる点から、メンテナンスの手間などがなくセキュリティーが堅牢なクラウド型電子カルテへの移行を検討し始めました。

CLIUS導入のきっかけを教えてください。


ORCAとの連動型であることがまずひとつのポイントです。これまで自作の電子カルテと紙カルテを併用し、レセコンはオンプレORCAを使用していました。
今後はクラウドORCAにする予定で動いていたため、これまでの患者データがスムーズに移行できるORCA連動型のカルテを探しておりました。

その条件でカルテを調べていて、CLIUSを検討し始めました。

余談ですが、CLIUSと私との出会いは実は数年前に遡ります。CLIUSの開発プロジェクトがスタートしたころ、CLIUSのスタッフの方が、実地医家の現状や意見のヒアリング等に来られました。何度かお話をさせてもらい、後にCLIUSとして上市されているのを知りました。CLIUSを拝見すると、開発当時の課題が少しずつ実現されてることが分かったんです。

圧倒的にシンプルで、カスタマイズしやすい点が魅力でした

CLIUSのどんな点に魅力を感じましたか?

Mac歴30年のMac Freakの私としては、デザイン性が高く、Macのような洗練された画面とシンプルな操作性が大きな魅力でした。セット登録や、オーダー入力に必要なボタン等も無駄のない設計で良いと思います。

なぜシンプルなカルテが良いのかというと、連携面を強化でき、必要な機能だけ追加できるからです。
電子カルテは、先生の診療スタイルや専門によって使い勝手が大きく異なります。
例えば同じ内科でも、消化器内科なら画像を細かくデータベース化する機能が重要ですが、糖尿病の専門なら、血糖値や血圧が見やすくグラフ化されることが大事です。

そういった意見を全てまとめた電子カルテを作ると、自分の診療科目では使わない機能が多すぎて、操作にストレスがかかります。
シンプルな電子カルテをベースとし、それぞれのアプリケーションと連携すれば自由にカスタマイズでき、圧倒的に使いやすくなります。当院では、データベースソフトウェア「Claris FileMaker」で患者の検査データを管理、解析、医用画像ビューアシステムの「OsiriX(オザイリクス)」やデータファイリングシステムの「RS_Base」とCLIUSとのID連携をしたりと、柔軟なカスタマイズをしながら、今までのデータも活用しつつ運用しています。

CLIUSの料金面はいかがですか?

月額費用が安いと思います。導入費用等も、検討しやすい価格であることはとても大切ですよね。

過去に、大きな専業メーカーさんが高額でカルテを提供していたこともあるので、ベンチャー企業であるDonutsさんがリーズナブルな価格で運営している点は好印象です。

株式会社Donutsは医療業界で歴史が浅いですが、信用面の不安はありませんでしたか?

レセコンにしても電子カルテにしても、クリニックでは長く使う前提で導入しているので、たしかに突然「やっぱり電子カルテ事業を辞めました」と言われるのが一番困ります。

そういう意味では、医療ではない他のジャンルで、IT企業としてしっかり経営されているバックグラウンドが分かっていたので安心できました。特別「医療業界の中でどういう立ち位置か」ということにこだわらず、会社全体のビジネスを捉えていたので大きな不安はなかったです。

カルテデータの移行はクリップボード機能で対処できました

導入時に不安だった点はどこですか?またそれをどのように解決しましたか?

今まで当院で使っていた「Claris FileMaker」のデータをどう移行すればいいのかが不安でした。

今は「Claris FileMaker」のデータをCLIUSのクリップボード機能を使って2号用紙に転記できるので、非常にスムーズです。
とはいえ、今までの30万件以上の膨大なデータは一気に移行できません。この過去のデータはCLIUSと併用する形で、「Claris FileMaker」で管理しながら活用していきたいと思います。

カルテ移行で役立った機能は何ですか?

先述した通り、クリップボード機能です。
「Claris FileMaker」のデータを2号用紙に転記していく作業は、このクリップボードの活用によってスムーズになっています。クリップボードは患者サマリ、予習カルテ、未来カルテの役割を果たします。
処方も含めた「Claris FileMaker」のカルテデータを、診察日の前日にクリップボードに貼り付けておけば、翌日の診療では、クリップボードから2号用紙へDoするだけでカルテ入力が可能です。

電子カルテを替えると、新しいカルテに慣れない上に、データを入れ直す作業も多くなり、診察時間が遅れる可能性があります。そういったトラブルや患者さまからのクレームもなく、スムーズに移行できてよかったです。(※♦︎新機能追加♦︎ クリップボード(未来カルテ・サマリ)機能をリリース!

当社のサポート体制はいかがですか?

メールや電話で問い合わせると、スピーディーに対応してくれます。ただ、今後CLIUSを利用する医師の中には夜間診療をする方も多くなると思うので、あらゆる時間帯に対応できるサポート体制が必要になってくるかもしれません。(2020年6月現在の電話受付時間は、平日の10:00〜12:00 / 13:00〜18:00)
どの医師も、診療時間中はサポートしていただけるとよりありがたいと考えているはずです。

CLIUSはどんな方におすすめですか?

まず、すでにレセコンでORCAを使っている方は移行しやすいのでおすすめです。
CLIUSそのものの、シンプルな使い勝手は紙カルテに近いところがあるので、紙カルテからの移行も比較的しやすいのではないかと思います。これまでの紙カルテや紹介状も、スキャンして、クリップボードに貼り付けておけば運用しやすくなりそうです。

また、当院では今まで栄養指導室や検査室には電子カルテの端末を置いていなかったのですが、CLIUSに替えたことで他のスタッフも操作できるようになり、データの共有がしやすくなりました。
受付一覧で患者さまのステータスも一目瞭然なので、他のスタッフとの情報共有をスムーズにしたい医師にもおすすめだと思います。
実際にCLIUSに触れてみる

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