カルテとレセを比べて点検する必要がなくなり
ミスが減り作業も楽に

嶋尾こどもクリニック
嶋尾智医師
  • 小児科
導入時期
令和3(2021)年秋
導入の背景
紙カルテからの移行
平成4年の開院以降、地域の小児医療に携わって約30年にわたって、病気の治療のみならず、予防接種や健診、保育園や学校医活動などを通して子どもたちの心身をサポートしている。予防接種に関しては、全員に予防接種スケジュール表を作成して今後の進行予定を詳しく説明するなど、わかりやすい説明を心がけている。丁寧な診療が支持されていることから、三世代にわたるかかりつけ患者も多く、溜まっていく一方の紙カルテから脱却するためにCLIUSの導入を決めた。
導入前の課題
  • ・膨大な量の紙カルテがあり、保管スペースを減らすためにも電子カルテに切り替えたいと考えていた
  • ・年齢的にも新しいシステムを導入するのは最後のチャンスだとの考えがあり、スムーズに導入できる電子カルテを求めていた
  • ・小児科クリニックで活用しやすい電子カルテを希望していた
導入後の効果
  • ・紙カルテの保管スペースが削減された
  • ・レセプト点検の時間が半分以下になった
  • ・レセプトのミスが減った

紙カルテから電子カルテへの切り替えは少しでも若いうちが楽だと思う

CLIUS導入のきっかけを教えてください。

開業以降、30年間にわたって紙カルテを使っていたのですが、月日が積み重なるほどに容量が増え、保管スペースを確保することが大変になっていきました。もちろん、すぐに取り出せる場所に並べているのは半年以内に来院があった患者の紙カルテだけ。しばらく来院していない患者さんのものは別の場所に保管しているのですが、その方が来院したときに探し出すには時間がかかります。さらに、夜間に救急で来院した際などは、スタッフがおらず自分だけで探し出さなければならないことにも困っていました。


そこで、ORCAのサポートをしてくれている会社に、電子カルテを導入したい旨と、希望の条件を伝え、紹介してもらいました。

電子カルテの選定条件を教えてください

小児科は、レントゲンなどの機器を使う検査が少なく、電子カルテに画像を取り込む必要性なども少ないです。そのため、基本的な操作をスムーズにおこなえることが理想でした。

わたしが開業した30年前には電子カルテがなかったので、当然操作したこともなく、高性能なカルテを選定しても使いこなせる自信がありませんでした。実際、同じく開業医であるわたしの兄は最初から導入を諦めています。
NECのPCが初めて日本で発売されたのは、わたしが大学に勤務していたころなので、それより上の世代の人にとっては実際のところハードルが高いと思いますし、自分の年齢でもギリギリでした。

実際に導入してからは問題なく使えていますか?

今でもまだ慣れない部分はあり、完璧には使いこなせていないかもしれません。
導入時に必要な操作はレクチャーいただき、僕よりも事務員のほうが飲みこみが早かったですね。今でも、わからないことがあったら事務員に聞いているくらい。事務員はITに親しんでいる世代が多いので、問題なく使えるのでしょうね。

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CLIUSを導入して良かった点を教えてください

一番良かったのは、レセプト点検が楽になったことです。
月末からレセプト提出までの期間に何度かチェックするようにしているのですが、1回のチェック時間が大幅に短縮されたことから、再度チェックする余裕が出てきました。
紙カルテの時代は、不備が見つかったものを何十冊と重ね、レセプトと見比べていました。今は画面を見るだけで一目瞭然なのがうれしいです。処方した際の病名が抜けていてもすぐにわかるし、修正も楽。点検にかかる時間は半分以下になり、集中して作業できるぶんミスも減りました。

当初の目的である、カルテの保管スペースの削減は実現できましたか?

今のところ、紙カルテを完全になくすと万が一のときに困りそうなので躊躇しています。ただ、電子カルテに患者情報を入力するようになったことで、患者一人あたりの紙カルテの枚数を最小限に抑えられ、スペースも減りました。いろんな機能を使いこなせるくらいITリテラシーが高ければ、他にも楽になることがたくさんあるのでしょうけど、いっぺんに覚えるのは難しいので、一つひとつゆっくりマスターしていければと思います。

最後に、長年にわたって地域のみなさんのかかりつけ医であり続けるため、心がけてきたことを教えてください

親身になって診ることでしょうか。小児科クリニックは、ご両親に信頼していただくことが重要です。そのことを念頭に置いて丁寧に診察を続けることが、王道ではありますが、やはり一番大事です。丁寧な診察をし続けることで、子どもや孫の世代にまでつながっていくと思います。

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