待合室に観葉植物を置く効果は?効果的な置き方とは

観葉植物を待合室などに置くクリニックが多く見られますが、観葉植物はどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか? また、観葉植物を置く場合は、その「効果的な置き方」も気になるところです。観葉植物のレンタル・販売を行っている「株式会社グッドグリーン」の上垣宏貴さんに、観葉植物がもたらす効果や適切な置き方を伺いました。

目次
  1. 見る者の心を和らげ、落ち着かせることが最大の効果
  2. 効果的に置くポイントは?
  3. 植物の種類と置き場所を考慮する

見る者の心を和らげ、落ち着かせることが最大の効果

――観葉植物がもたらす「効果」を教えてください。

観葉植物がもたらす効果として、「加湿効果」や「マイナスイオン効果」が挙げられます。といっても、実際の効果は白物家電には及びません。加湿効果やマイナスイオン効果だけを求めるのなら、加湿器など家電製品に頼る方がいいと思います。しかし、植物には人の心を落ち着かせる、リラックスさせるといった効果もあり、クリニックさんの場合は特にこちらの効果の方が大きいといえます。

――インテリア的な意味でも置く効果はありそうですね。

そうですね。医療施設はどうしても無機質なものが並びがちですから、「少しでも落ち着く空間にしたい」という意味でも、観葉植物を置かれるクリニックさんが多いのかなと思います。

効果的に置くポイントは?

――クリニック内に観葉植物を置く場合、どこに置くケースが多いのでしょうか?

診察室に置くというケースも少なからずありますが、待合室に置かれるクリニックさんがほとんどです。

――待合室に「効果的に観葉植物を置くこつ」を教えてください。

私どもがクリニックさんから相談を受けた場合、やはり「どこから見ても目に付く場所」というのを意識してアドバイスをしています。また、動線の邪魔にならない場所や、万が一倒れたときのことを考えるなど、安全面も考慮して場所のご提案をしています。

これらの条件を踏まえた上で、患者さんがソファーに座った際に目に付く場所や、ちょうど対角になる位置に置くと効果的なのではと思います。実際に置くことが多い場所としては、クリニックに入ってきてすぐの場所や、横長のソファーの横が挙げられます。また、クリニックの外から中が丸見えにならないよう、入り口付近に大きめの観葉植物を置かれる場合も少なくありません。

――パーテーションとして置くケースもあるのですね。

そうですね。実際にパーテーションを置いてもいいのですが、どうしても圧迫感が出てしまいます。「適度に隠れる」という意味でも観葉植物が適しているのではないでしょうか。ほかには、受付台の上に小さめの植物を置くことも多いです。「入口」「ソファー横」「受付台の上」の3つが、置き場所のテンプレートだといえますね。

植物の種類と置き場所を考慮する

――観葉植物を配置する際の注意点を教えてください。

観葉植物の性質と置き場所を考えることが重要です。例えば、太陽の光をたっぷり浴びないといけない植物を日があまり差さない場所に置くなどです。しかし、一般的にデザインや金額面を重視して植物を選ばれる方が多いので、設置場所と植物が合致せず、結果的に枯らしてしまうことが多いのです。

植物に興味がないと難しいかもしれませんが、できれば植物の特性を調べてから、購入や設置場所を決めるといいでしょう。また、エアコンの風が当たる場所も避けるべき。直風が当たる場所は乾燥しやすく、枯れやすくなってしまいます。

「見栄え」の話になりますが、どんなに良い植物でも鉢次第で見た目が大きく変わってしまいます。できれば買ってきた鉢をそのまま使うのではなく、新しく鉢を買って、美しい鉢に着替えさせてあげてほしいですね。

――設置した後の「管理」で注意すべき点を教えてください。

「水の与え過ぎ」に注意しましょう。観葉植物の成長に水は必要不可欠ですが、あまりに頻繁に水を与えると根腐れが起こり、植物が弱ってしまいます。

――水やりのポイントは何でしょうか?

水は一度にたっぷりと与えてください。ただし、一度水やりをしたら、土の表面が乾くまで時間を置いてください。また、受け皿に水がたまることも根腐れの原因となるので、受け皿に水をためないようにしましょう。

――観葉植物はただ置けばいいものではないのですね。

観葉植物も生き物ですから、できればしっかりと管理してあげてほしいですね。観葉植物のレンタルサービスを利用していただいた場合は、置き方のアドバイスからメンテナンス、観葉植物の交換サービスもセットになっていることがほとんどです。管理が不安な人はレンタルで利用するといいと思います。

――ありがとうございました。

マイナスイオンや加湿効果が期待できる観葉植物ですが、それ以上に人の心を和らげ、リラックスさせる効果が大きいとのこと。特に医療施設の待合室は、病気で苦しんでいたり、気分が落ち込んだりしている人が多いですから、観葉植物を置いて少しでも気持ちを落ち着かせてあげたいですよね。もちろん、観葉植物を置くからにはしっかりと管理しないといけません。もし管理が不安な場合は、上垣さんがお話しされていたように、メンテナンスもセットになったレンタルサービスの利用も検討するといいでしょう。

取材協力:観葉植物のレンタル・リース「GOOD GREEN」

https://goodgreen.jp/

人に伝えたくなる医療福祉施設創り 口コミで広げたい居心地の良い空間作りのプロフェッショナル

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・来院された方が家族やお知り合いに話したくなるクリニック創り ・ドクターやスタッフがより良い医療を提供できる働きやすいクリニック創り ・オリジナリティーあふれるクリニック創り ・災害に強く、安心・居心地の良いクリニック創り ・自社の作品に固執せず現状に満足しないこと

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診療科目

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中田ボンベ@dcp

執筆 ライター | 中田ボンベ@dcp