クリニックの掃除は自院でおこなうべき? プロに頼むのが正解?

クリニックを開業するにあたっては、やらなければならないことが山積みになりがちです。医療行為だけに集中できればいいですが、開業医になれば経営者でもあるわけですから、経営に関してはもちろん、スタッフの教育や経理など、勤務医時代に経験してきてないことにも目を配らなくてはならなくなります。そのうちのひとつが、クリニックを清潔に保つことです。クリーンな状態をキープするためには毎日の掃除が欠かせないのはもちろん、定期的な大掃除も必要でしょう。ベストな状態を保つためにはどんな点に心がけたらいいのか、早速解説していきます。

目次
  1. クリニックの掃除は誰の仕事?
  2. スタッフから苦情が出るのを防ぐコツ
  3. クリニックの規模やレイアウトによっては自動掃除機も役立つ
  4. 週1~プロの掃除も取り入れればさらに清潔に
  5. 見た目の美しさだけではNG! 除菌も必須!
  6. 費用を抑えて掃除する方法もある

クリニックの掃除は誰の仕事?

クリニックの掃除に関して問題になりがちなのが、「誰が掃除を担当するべきか」ということです。事実、「看護師として雇われたはずなのに掃除を命じられた」として声を上げるスタッフも少なくありません。過去に個人病院で働いたことがなく、看護師や医療事務としての仕事"のみ"しかしたことがないスタッフにとっては、当然の言い分なのかもしれません。しかし、町の小さな診療所などでは、清掃専門のスタッフを雇うことは金銭的にも難しい場合があるでしょう。そこで大切になってくるのが、採用時に、清掃業務なども付随することをきちんと伝えることです。

また、クリニック側が「看護師や医療事務が掃除を担当するのは当たり前」という認識でいるとトラブルになりやすいので注意が必要です。

スタッフから苦情が出るのを防ぐコツ

看護師や医療事務のなかには、自分も掃除しなくてはならないことを快く思わない人がいるかもしれません。それでも、自院で働いてもらう以上、清掃業務にも関わってもらいたいと考えているなら、まずは清潔な空間を保つことが大切だという意識を全員でシェアすることが大切です。

加えて、清掃業務を勤務時間内におこなってもらうこともポイントです。業務開始前や終業後に掃除しなくてはならないとなると、「なんでタダ働きしないといけないの?」と不満が出やすいですし、清掃業務に手を抜く人も出てくるでしょう。

クリニックの規模やレイアウトによっては自動掃除機も役立つ

クリニックの規模やレイアウトによっては、床拭き・水拭きできるロボット掃除機を導入するのも一手です。最近は、「衝突防止機能」「段差検知」「自動帰還」などの便利な機能を備えたものもさまざまに開発されています。また、Wi-Fi搭載型であれば外出先からも稼働させることができるので、診療時間ギリギリにクリニックに着くスケジュールの日でも、朝から清潔な空間で気持ちよく仕事ができます。

ちなみに、自動掃除機といえばルンバという認識の人も多いかもしれませんが、最近は性能が良くてリーズナブルなことからAnkerの人気も高まっています。そのほかにもさまざまなメーカーのものが登場していて価格はピンキリですが、あまり安すぎると段差を上がれないなどのデメリットもあるので、メーカーの説明のほかに購入者の口コミなどもよくチェックしてから選ぶことをおすすめします。

参照:Amazon ロボット型クリーナーの売れ筋ランキング ※ランキングは1時間ごとに更新されます

週1~プロの掃除も取り入れればさらに清潔に

毎日の掃除に加えて、週1程度でプロの掃除を利用するのもおすすめです。「スタッフが毎日掃除していれば十分」と思うかもしれませんが、普段の掃除では落としきれない汚れも落としてくれるのがプロなので、一度依頼してぜひ違いを実感してみましょう。

たとえばサニクリーンなら、床材に付着した黒ずみや油汚れなどを徹底的に落とす床(フロア)清掃が得意です。床材がPタイルであれば、ポリッシャーと専用洗剤で汚れを落とした後、清掃後の仕上げにワックスを塗るのが基本。床表面の汚れの付着がひどい場合やワックスが劣化している場合は、古いワックスを剥がす「ハクリ作業」もおこないます。床材がカーペットであれば、ポリッシャーと専用洗剤によって汚れを落とす「ウェットコース」、もしくは繊維の根本から汚れを浮かび上がらせる「スチームコース」のいずれかで清掃。スチームの場合、ダニの死滅や除去も期待できます。

床材が、大理石や御影石、セラミックタイルなどの石材の場合、ポリッシャーや専用洗剤で汚れを落として、光沢感を復元させます。通常の清掃で落としきれない汚れがある場合は、石材の表面を削る「ダイヤモンドパット施工」を提案されることもあります。

ちなみにサニクリーンの場合、床清掃は24時間対応しているので、早朝や深夜に清掃してもらうことも可能です。

また、靴底についた菌の侵入を防ぐのにも役立つ玄関マットは、サニクリーンをはじめとする清掃業者に定期的に掃除してもらうという選択肢のほかに、ダスキンなどのレンタルを利用する選択肢もあります。

参照:ダスキン 事業所用衛生商品 マット

見た目の美しさだけではNG! 除菌も必須!

自分たちで掃除する場合に関しても、言うまでもなく、消毒や除菌も意識しながら掃除することが必須です。コロナをきっかけに最近では除菌・消臭アイテムは様々なメーカーが出していますが、衛生面には特に気を付けたいクリニックで使用するなら、精度にこだわって選ぶことが大切です。

費用を抑えて掃除する方法もある

「クリニックスタッフによる毎日の掃除+定期的なプロの掃除」は理想ではありますが、実際は残業続きで掃除の時間捻出が難しかったり、まだクリニックが回っていなくて金銭的に余裕がなかったりといったパターンもあるでしょう。その場合、近隣の主婦などにアルバイトとして手伝ってもらうことなどを考えてみてもいいでしょう。また、「くらしのマーケット」などのサービスを利用すれば、プロの業者に安くお願いできる場合もあります。

参照:くらしのマーケット

そのほか、求人情報サイト「Indeed(インディード)」でクリニック清掃のアルバイトを募集している会社が結構あるので、自院のエリアで検索をかけて条件に合う会社を見つけるのもいいでしょう。

参照:Indeed

先輩開業医たちにも意見を聞きながら、よりよい方法を模索してみてくださいね。

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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