電子カルテの問題点とは

管理がしやすい、保管スペースを確保する必要がないなど、さまざまなメリットのある「電子カルテ」。2000年代の初めから普及が急速に進み、現在では多くの医療機関が導入しています。しかし、電子カルテには良いところだけでなく、当然ながら「デメリット」も存在します。今回は「電子カルテの問題点」をまとめてみました。

目次
  1. 紙は無料で電子カルテは有料
  2. セキュリティーの面で不安がある
  3. トラブルがあった場合に対応できなくなる
  4. 紙カルテの整理に時間がかかる

紙は無料で電子カルテは有料

電子カルテのネックとして挙げられるのが、「コストがかかること」です。紙のカルテの場合は、管理に手間がかかるものの、保管費用や維持費用などは発生しません(院内に保管する場合)。しかし、電子カルテはベンダーから導入するのが一般的で、導入するためや使い続けることにコストがかかります。例えばイニシャルコストは数十万円、ランニングコストは月に数万円が必要になるケースが多く見られます。月数万円でも、年間で計算すれば高額になります。

セキュリティーの面で不安がある

紙カルテの場合、保管場所に侵入されない限りは盗難などは起こりにくいものです。しかし、電子カルテはパソコンを使用するため、そのパソコンがネットワークに接続されている場合は、常に不正アクセスなどの危険にさらされている状態です。もちろん、コンピュータウイルスによる個人情報漏洩やシステム破壊が起こらないよう、ベンダーは堅牢なセキュリティー性を持つ製品を提供していますが、外部からの不正なアクセスを完璧に遮断するのは困難です。また、スタンドアローンの場合や院内ネットワークの場合でも、不正アクセスが起こらないとは言い切れません。

トラブルがあった場合に対応できなくなる

電子カルテは、インターネット経由でサーバーにデータを保存するクラウド型と、自クリニック内にサーバーなど保存機器を設置するオンプレミス型の2種類があります。しかし、いずれも何か大きなトラブルが起こった場合、例えばネットワークが使えない、保存機器が故障したといったトラブルが起これば、電子カルテは使えなくなります。災害発生時に停電が起こり、システム停止して何もできなくなった、というケースも過去にあったように、電子カルテには信頼性のリスクもあるのです。

紙カルテの整理に時間がかかる

長く紙カルテで診察を続けていた場合は、電子カルテ移行時のデータ変換に時間がかかります。全ての紙カルテの情報を移行するのは膨大な時間がかかるため、データを精査して必要なところから移行しますが、この整理にも時間が必要です。残った紙カルテも順次整理しないといけませんし、その保管スペースの問題もあります。

さらには、電子カルテに対応するために、操作方法などをスタッフに学習させる手間も必要です。いわゆる「学習コスト」が必要なため、この点も問題となります。

一部の医師の中には、電子カルテに入力するために診察中にPCに顔を向ける時間が増え、これまでよりも患者との接点が薄くなったという声もあります。こうした点を踏まえ、「紙カルテのままでもよかった」というクリニックもあるのです。

もはや導入が当たり前になりつつある電子カルテですが、今回紹介したような「問題点」もあります。導入を考えている人は、メリットばかりでなく、デメリットも理解した上で検討してみるといいでしょう。

Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

特徴

1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

オプション機能

オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

提供形態

サービス クラウド SaaS 分離型

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
医療現場の多様なニーズに対応するクリニック向けの電子カルテシステム

特徴

1.首都圏・関西圏トップクラスの導入実績とそれに伴う確かな導入ノウハウ  2.電子カルテ専門メーカーとして開発から販売・保守サポートまでをすべて自社グループ内で完結 3.ユーザー目線を重視した過不足のない機能や操作性の高さ

提供形態

パッケージソフト ハードウェア オンプレミス

対象規模

無床クリニック向け

オプション機能

レセプトチェック データ移行 モバイル端末 往診端末 タブレット対応

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
ORCAを内包し、まるで一体型のような操作感を実現。オンライン診療機能を搭載し、患者アプリと連携。

特徴

1. 「CLINICSオンライン診療」を使うことで、電子カルテ上から患者のアプリとつながる画期的な機能を実現。これにより、患者の通院をサポート  2. 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包しているため、レセプトソフトを別途操作する必要がありません。事務スタッフの受付・会計作業が大幅に削減され、医療現場のスタッフからも高く評価されています。 3. 国際標準規格であるISMSクラウドセキュリティ認証を取得。SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティを実現。

オプション機能

オンライン診療 予約システム タブレット対応

対象規模

無床クリニック向け 在宅向け

提供形態

クラウド SaaS

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

クリニック開業ナビ

執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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