住んでみてわかった、小児科の隣に住んで良いこと悪いこと

わたしは2年前に小児科の隣にある一戸建てを購入し、夫と子どもと暮らしています。小児科の建物とわたしの家は4メートル程しか離れておらず、土地はフェンスで区切られているのみの構造です。実際に住む前から、特徴のある施設の隣に住むということは良いことと悪いことの両方があるだろうと考えていました。そして実際に小児科の隣に2年間住んでみたところ、思った通り良いことも悪いこともありました。どんなことがあったのかをこれからお伝えします。

目次
  1. 良いところの方が多いです!
    1. 子どもが体調を崩したときすぐに来院できる
    2. 保護者が常に小児科の前にいるので防犯上安心
    3. 院長が申し訳ないと思っており色々プレゼントしてくれる
  2. 悪いところ
    1. 家の横をスタッフの方が通る
  3. やはり良いことの方が多い

良いところの方が多いです!

子どもが体調を崩したときすぐに来院できる

隣に小児科があると、何よりも自分の子どもが不調なときに安心です。必要があればすぐに病院に行くことが出来る距離です。体調が悪い子どもを車に乗せて運転したり、駐車場に入ることが出来ずに時間をロスしたりすることもありません。

また日頃の挨拶や、回覧板を回す、地域の情報交換の際などに、子どもと先生が会う機会もあるため、いざ受診するとなったときにすでに子どものことを知ってくれているということも安心につながります。これまでにまだ受診したことはありませんが、受診した際にはありがたみを感じると思います。

保護者が常に小児科の前にいるので防犯上安心

わたしが小児科の隣に引っ越して来たのは、新型コロナウイルスの感染者が都心部で増え始めた頃でした。その小児科では、院内での新型コロナウイルスの感染を予防するために、基本的には診察の順番が来るまで、子どもと親は駐車場の車の中で待機させる方針をとっていました。そのため、小児科の駐車場には常に車に乗っている親子がいました。住み始めた最初の頃は常に、受診待ちの親子が乗った車がいると見られているような感覚があるかも……? と少し不安に思っていました。しかし、住み慣れてくるとほとんど気になりませんでした。さりげなく車内を覗いてみると、テレビを観ている人やスマートフォンをいじっている人が多く、家の方をじろじろ見ている様子はありませんでした。今後、子どもが大きくなって一人で学校から帰ってくるときのことを考えると、小児科受診の順番待ちをしている保護者が、家の隣で車に乗っているというのは、大人の目があるという点で安心です。

ちなみに設計士さんの提案で、小児科側の玄関には目隠しのついたてのようなものを設置しるため、プライバシーは守ることができています。

ここからはおまけのようなものですが、小児科は看板をライトで照らしており、間接的にうちの駐車場が照らされています。その点も夜間の防犯に役立っています。看板のライトは0時には自然に消えるように設定されており、睡眠の妨げになることはありません。

院長が申し訳ないと思っており色々プレゼントしてくれる

わたしが地味に嬉しく、楽しんでいることです。わたしの家の隣の小児科の院長先生は40代半ばの女性です。小児科のため、処置の際やお母さんと離れるときにどうしても子どもが泣いてしまいます。院長先生はその声が漏れて近所迷惑になっているのでは? と心配しています。

わたしも夫も、引っ越す前は「1日中泣き声が聞こえることになるのか?」と少し気にしていました。しかし実際に住んでみると、子どもの泣き声は驚くほどに聞こえません。自宅が防犯ガラスを使用しているのですが、そのガラスに防音効果もあると考えられることや、小児科も防音のガラスを使用して対策してくれているため、わたしの家と小児科の両方が窓を閉めているときには、泣き声が聞こえることはまずありません。わたしの家が換気のために窓を開けていても、泣き声が聞こえることはありません。両方の窓が開いているときはさすがに泣き声が聞こえますが、小児科は1年中空調が入っているため、基本的に開けっ放しのことはありません。そのため、日常的に泣き声が聞こえてきて困るということは全くありません。

しかし小児科の院長先生は、泣き声が聞こえてうるさくないかを常に気に掛けられています。診察や治療の恐怖などがあると泣き声も大きくなることで、余計に心配なのでしょう。

そしてそのお詫びということなのか、本来は受診した子どもたちに渡すと思われるキャラクターのメモ帳やシール、業者からもらえるボールペンやふせんやファイルなどの文房具、試供品の歯ブラシや歯磨き粉などをおすそ分けしてくれます。実際は何も迷惑はかかっていないのに、このように本来手に入らないものをもらえることは嬉しいですし、珍しくて見るのが面白いです。悪いなと思いながら遠慮せずにもらっています。

悪いところ

悪いところというよりは、「少し気遣れする点」という方が正しいです。

家の横をスタッフの方が通る

わたしの家と小児科の建物はフェンス1枚で区切られているのみです。それぞれ建物とフェンスの間は2メートル程で、フェンス内はそれぞれ通路になっています。小児科では先生や看護婦さん、医療事務の方などの職員さんが、病院の裏口から中に入るためにその通路を使っています。そのため、出勤の時間にはその日に勤務される4~5人のスタッフの方が、自分の家の隣の通路を通って出勤することになります。何もしていなければ何も問題ないのですが、引っ越した当初は、洗濯物を干す時間と職員さんの通勤時間が重なり、少し気まずい思いをしました。そのため、今では洗濯物を干す時間を少し遅くしています。気にしなければいいことなのですが、やはり少し気になり時間の調節をするに至りました。

やはり良いことの方が多い

以上が、小児科の隣に住んでみてわかった良いこと悪いことですが、改めて、良いところのほうが多いし、小児科の隣に住んで良かったなと思います。自分も子どもがいることや、院長先生が良い方であるということが、そう思える大きな理由かもしれません。特徴のある施設の隣や近所に住む際には参考にされてください!

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提供形態

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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