「医師と結婚したい」という人はたくさんいるのではないでしょうか。多くの人は、「医師と結婚したら働かなくてすむ」「お金に困らない」「自由な時間が増える」と幸せな結婚生活を想像するのではないでしょうか。しかし、医師との結婚が必ずしも幸せになるとは限りません。医療従事者であれば、医師がどれだけ忙しいか想像は付くでしょう。しかも、相手が医師だからこそ苦労や悩みも多くなります。これから、医師との結婚を夢見ている人のために、メリット、デメリットなどを解説していきたいと思います。
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医師との結婚のメリット
医師と結婚するメリットを紹介します。
- 経済的余裕がある
- 働かなくていい
- 時間が作りやすい
- 長時間一緒にいなくていい
などがあげられるでしょう。
経済的余裕がある
まず、医師と結婚するにあたって金銭面は必ずメリットとして出てくるでしょう。医師の収入は、研修時代は低いにしても、その期間を過ぎれば、働き方にもよりますが、調査では年収1,700万円前後と言われています。一般企業で働く人の約3~4倍の収入を得ていることになります。さらに、自ら開業してクリニックなどを経営すれば、年収も大幅に増えると言われています。これだけの年収があれば、結婚相手はわざわざストレスのかかる職場へ働きに出る必要はなく、子供ができたとしても十分に生活ができて十分な教育を受けさせることができます。経済的に余裕があるので、よっぽど派手な使い方をしなければ、お金に苦労することは少ないでしょう。
働かなくていい
医師と結婚すれば、もう働くかなくてもいいと考えている人も多いでしょう。先輩や上司に怒られたり、同僚などから陰口を言われたりすることをはじめ、後輩への指導など、さまざまなプレシャーやストレスから解放されることになります。
ただし、パートナーが多額の収入を得ていても働いている人もいます。「自分で買いたい物の分は自分で稼ぐ」「いくら収入があっても将来のために貯金する」「家にいるだけではストレス」と思いあえて働きに出ている人もいます。このように考えるのは医療従事者に多いように思います。私の先輩でも医師と結婚した看護師も、一度は「もう働かなくていい、ラッキー」なぐらいで考えていたそうですが、日がたつにつれて、「家にいるだけだと、家のことしかしなくなる」「話し相手のいない」「生活にメリハリがない」と復職しました。看護師は常に忙しい臨床で働いているため、家でじっとしているのは性に合わないのかもしれません。
時間が作りやすい
パートナーの収入が高く、働く必要がなければ、おのずと自由な時間が生まれてくるでしょう。中には、家事は家政婦に任せているという人もいるかもしれません。自由な時間があれば、趣味やフィットネスジムや習い事など楽しむことも可能となります。また、取り組む時間をながく持てるわけですから、趣味範囲を超えるぐらい上達もするかもしれません。
同じ病院で働いていた医師から、「俺は仕事だけど、妻は豪華客船に乗って旅行している」との話を聞いたことがあります。そのときは、「先生寂しいですね」と返しましたが、豪華客船に乗るなんて、それなりに時間とお金がなければできませんよね。
長時間一緒にいなくていい
これはある程度、結婚生活がながくなってきている人に限ってのメリットかもしれませんが、常に忙しく働いている医師は家を不在にしたり、遅くなったりと、家にいない時間も多くあるので、それがうれしいという人もいるでしょう。食事を作らなくてよい、喧嘩をしなくてよいなど、楽さを覚えたり、開放的になったりすることもあるようです。実際に「一緒いる時間が短い方が、ストレスもなくていい。丁度いい」と言っている人もいました。一生懸命働いている医師からすれば寂しいことかもしれませんが、これも医師の宿命なのかと思うところもあります。
医師との結婚のデメリット
相手が医師の場合はメリットばかりではありません。医師だから故に苦労することもあるでしょう。
- 家事、育児に協力を得られない
- プライベートでドタキャンが多い
- 家の管理は相手方がおこなう
- 家族付き合いの疲弊
- 医師の浮気
などが最もあげられる内容ではないでしょうか。
家事、育児に協力を得られない
医師は、収入が得られる反面、仕事は忙しくなります。そのため、家族と時間を作るといったことがなかなかできません。外来は休みであったとしても、病棟はそういうわけにはいかないため、子供の行事があったとしても勤務によっては休暇を取ることが難しくなってくるでしょう。また、相手は医師が激務であることは承知しています。そのため、基本的に相手が家事や育児を担当することになるかもしれません。「少しでも家の手伝いをしてほしい」「一緒に食事をしてほしい」「子供と遊ぶ時間を作ってほしい」と思っていても、一般的にごく普通な出来事ですら、叶わないことも多々あるのです。
プライベートでドタキャンが多い
ある程度経験を積んだ医師であれば、後輩に任せることもできるでしょう。しかし、まだ若手の医師で先輩医師に頼まれれば、断るわけにはいきません。また、担当患者の急変や緊急手術などで病院から呼び出されることもあるでしょう。いつどこで呼び出されるかわからないため、予定が立てづらかったり、飲みに行けなくなったりすることも少なくありません。
わたし自身も、医師と飲みに行く約束、少し遠出する計画を立てたことがありましたが、何度もキャンセルをされた経験があります。そのぐらい、医師の仕事は何が起こるかわからない職業なのです。
家の管理は相手方がおこなう
医師は忙しさから、家にいる時間も少なくなるでしょう。そのため、家のことまでは目が届かず、家の掃除、外の草むしり、ガーデニング、書類関係の整理に至るまで、相手方がおこなうことも多くなってくるかもしれません。これで相手方も仕事をしてなければ、時間があると思われ更に負担は大きくなってくることでしょう。
家族付き合いの疲弊
相手が医師の場合、その家族も医師である場合も多いです。
- 父親が外科医
- クリニック経営しいている
- 病院長
- 母も産科、婦人会
などさまざまです。
兄弟までもが医師や医療機関の教師、医療事業を経営しているといった人少なくありません。そんな家庭環境だけでも精神的ストレスになってしまいますが、さらに子供の教育まで口を出されプレッシャーを感じることもあるようです。そのような家族との付き合いに疲弊してしまい、遠く離れた地で過ごしたと話していたのを聞いたことがありますが、今の医師の仕事を考えると難しいところもあるようです。
医師の浮気
医者は忙しさから常に仕事をしていると思われがちで仕事に行ってくると言われれば、仕事に行くものだと思われるでしょう。しかし、実際は若いスタッフと飲みに行ったり、合コンをしたりする人も中にはいるそうです。いくらお金があったとしても、度を過ぎた遊びはたくさんの人を傷つけるため許されるものではありませんので注意すべきでしょう。
医師との結婚で求めされる7点
医師との結婚を考えるにあたり、メリットとデメリットを解説させてもらいました。この記事を見て共感して頂ける人もいるのではなでしょうか。続いては、これらを踏まえた上で求めされること7つについて解説したいと思います。
- 家事、育児は当てにしない
- いつ呼ばれるかわからないことを肝に銘じておく
- 家にいて当たり前と思わない
- 多少の遊びは多めに見る
- 家族は高学歴の可能性が高いので対応に工夫が必要
- プライドが高いため持ち上げる
- ねぎらう
最低でも以上の7点を受け入れる覚悟があるのであれば、医師と結婚してもうまく行くかもしれません。
1.家事、育児を当てにしない
家事、育児を強要しないことです。手伝えるときに手伝ってもらうぐらいの気持ちの方がよいでしょう。いつも家事、育児を任せっきりにしてとは思わないことです。
2.いつ呼ばれるかわかないことを肝に銘じておく
医師はいつ何時に呼ばれるかわかりません。遊びに行っているとき、食事をしているときかもしれません。いつ呼ばれるかわからないと初めから思っていれば気も楽になるかもしれません。
3.家にいて当たり前だと思わない
家にいて当たり前と 思うよりも、いなくて当たり前と思っていた方がよいでしょう。これも初めからいないと思っていれば、気が楽になります
4.多少の遊びは多めに見る
医師は、高学歴、高収入で一般的に考えてもすごいと思われる職業です。それがゆえに多少身なりが悪くても女性からは人気があります。若い医師であれば尚更でしょう。全員ではありませんが、遊ぶ人は遊びます。お金を使って遊ぶかもしれません。若いスタッフと遊ぶかもしれません。いずれにしても、多少許容はしながらも、眼を光らせておくことも必要になってくるでしょう。
5.家族は高学歴の可能性が高いので対応に工夫が必要
家族の誰かしらが、医師である可能性が高確率であります。高学歴であるだけに、多少クセがあったり、悩まされたりすることもあると思うので身辺調査は大切になってくるでしょう。
6.プライドが高いため持ち上げる
医師と働いていてもプライドは高いです。生活をともにしていく中で気づくこともたくさん出てくるでしょう。そのプライドの高さを受け入れることもうまくやっていく重要な要素になってくるかもしれません。
7.ねぎらう
医師は忙しさのあまり、家事、育児を手伝うことはできないかもしれません。プライベートでも途中でいなくなる、キャンセルする、家にいないなど相手も我慢しなくてはならにところは多く出てくるでしょう。しかし、それでも相手のことをねぎらってこそ夫婦関係を最も良くする方法なのかもしれません。
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ワンポイント
その医師の家庭環境にもよるかもしれませんが、例え高学歴、高収入であったとしても、上の立場にさせないことも良い方法かもしれません。上に立たせた時点で好き勝手にする可能性があるからです。医師は基本ドMとも言われるぐらいです。「尻に敷く」ぐらいが丁度よいのかもしれません。
特徴
対象規模
オプション機能
提供形態
診療科目
この記事は、2021年8月時点の情報を元に作成しています。
執筆 男性看護師ライター | ベル
看護師歴14年目。救急、ICU、外科、内科を経験トラブルも多い看護の世界でいろいろいあってもこの仕事が好きな男性看護師。 現在、管理職として働きながらブログなどでも経験を活かしたノウハウを執筆しています。
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