スタッフ応募が少ないクリニックの特徴は?

スタッフを募集しても、いつもなかなか応募がない……という悩みを抱いているクリニックは多いもの。しばらく待っても応募がなければ、募集媒体や応募条件を変えることが必要となってくることもあれば、それでもなお応募数が増えず、万年人手不足ということもありえます。しかし一方で、募集を出すたびに応募が相次ぎ、すぐに採用者が決まるクリニックも存在します。その違いは何なのでしょうか? 今回は、スタッフ応募が少ないクリニックの特徴をみていきましょう。

目次
  1. 【長期目標】時間をかけて改善するべきこと
    1. 成長戦略がない
    2. 評判が悪い
    3. どんなクリニックなのかわかりにくい
  2. 【中期目標】改善までにやや時間がかかること
    1. 狭い、暗い
  3. 【短期目標】比較的楽に改善できること
    1. 勤務条件・職場環境がわかりにくい
    2. 募集していることが知られていない
  4. ホームページ上の採用ページには進捗を明記しよう

【長期目標】時間をかけて改善するべきこと

成長戦略がない

開業したてのクリニックなどは、採用に最低限の予算しか充てられないこともあるでしょう。場合によっては、エリアの相場以上の給与を提示できないこともあるかもしれません。では、「それでも応募したい」と思ってもらえるクリニックがあるのはなぜなのかというと、応募者にとって、給与や福利厚生以外に惹かれる点があるからです。
「家から近くて通いやすい」などもそのひとつとしてあり得ますが、多くの人が注目しているのは会社の将来性です。「●年以内に法人化を目指しています」などの具体的目標を掲げて、「一緒にがんばってくれる仲間を探しています」の一言を添えるといいでしょう。
また、「デジタル化が進んでいる」「地域の人のニーズが高い治療に力を入れている」「最先端の医療を取り入れている」などがよくわかる募集内容およびホームページであれば、「このクリニックでなら、自分も成長していけるに違いない」と思ってもらえるはず。求職者にそう思ってもらうためにも、まずは自院の成長戦略を練ることは非常に大切です。

評判が悪い

応募者は、募集内容以外にクリニックの口コミなども確認するのが一般的です。大半はGoogleの口コミをチェックすることが考えられますが、院長の人柄やクリニックの清潔感に関してなどのネガティブな声が多いと、応募を躊躇しても当然です。
よい口コミを増やすためにも、悪い口コミで指摘された点に関しては改善していくことが望ましいです。また、悪い口コミに対しても「貴重なご意見ありがとうございます」の一言を添えて、改善していく旨を伝えるようにすると、返信を見た人から好感を抱いてもらいやすいです。

どんなクリニックなのかわかりにくい

ホームページや募集内容を見ても、どんなクリニックなのかわかりにくいと、積極的に応募しようとは思えません。たとえば、診療可能な科目をとりあえず列記しているようだと、どんな治療が得意でどんな治療方針なのかが見えづらいです。内観の写真がなければ、クリニック内の雰囲気がわかりません。院長の写真や院長からのメッセージがなければ、「会ってみて怖い人だったらどうしよう……」と敬遠されることもあり得ます。つまり、「このクリニックで働きたい」と思ってもらえなければ、応募数が増えにくいということです。
その状態から脱却するためにも、まずは自院の魅力、いいところを改めて考え、それを求職者に伝えるためにはどんな言葉、どんな写真が望ましいかを考えます。同時に、働きやすい雰囲気作りも意識して、ともに働くスタッフのためにどんなことに取り組んでいるか、取り組んでいきたいと思っているかなども、募集記事に盛り込んでいきましょう。

【中期目標】改善までにやや時間がかかること

狭い、暗い

日当たりなどが影響して、写真を撮ってもどうしても狭くて暗いクリニックに見えることがあります。また、実際のところ狭いということもあります。そうなると、「こんなところで毎日働くのは精神的にも辛そう」と思ってしまう求職者は多いでしょう。
しかし、動線を見直したり、空気の循環を意識して備品を設置したりすることで、見た目の印象は大きく変わる可能性があります。また、もしも紙カルテの保管スペースが必要で空間が狭くなっているなら、電子カルテを導入することでスペースを大きく開けることができます。

【短期目標】比較的楽に改善できること

勤務条件・職場環境がわかりにくい

求職者が知りたい情報を明記しておらず、勤務条件がわかりにくいようなら、すぐに改善すべきです。勤務体制や仕事内容のほかに、残業の有無や福利厚生についても明記したいところ。また、「どんな人と一緒に働くことになるのか」「感染症対策はしっかりしているのか」などが気になる求職者も多いので、既に開業しているクリニックであれば、現在のスタッフの平均年齢や働いている人の声を載せるのも得策でしょう。

募集していることが知られていない

どんなに丁寧にまとめた求人票であっても、求職者の目に留まらなければ意味がありません。また、見てくれる人の数が多ければいいかというと、それも違います。どういうことかというと、マッチングについて考えていなければ、理想的な人材からの応募につながらないからです。
もちろん、人材紹介会社や派遣会社を利用すれば、間に入っている会社がマッチングしてくれますが、無料の媒体などを使って募集するなら、「自院と相性のいい人材にどれだけたくさん見てもらえるか」についても考えなければいけません。たとえば、地域密着型のフリーペーパーなら無料で人材募集記事を載せられるとしても、たとえばそのフリーペーパーのメインターゲットが学生なら、「だめもとで一応載せよう」ということにしかならないでしょう。そうした事態を防ぐためにも、たとえば無料の媒体に載せるのであれば、複数社の媒体を利用するなどの工夫が必要です。
もしくは、ITに明るいクリニックであれば、SNSを駆使することによって求職者の目に留まりやすくなるので、ハッシュタグなどをうまく活用して実践するのもありですよ。

ホームページ上の採用ページには進捗を明記しよう

求人を出す際には、自院のホームページにも採用ページを設置することが大切ですが、採用者が決まった後も採用ページを残しておくと、その後も応募が続く可能性があります。それを防ぐためにも、「募集は終了しました」のメッセージをしっかり載せることが大切。「ページごと削除」もいいですが、その場合、万が一また募集することになったときに再度採用ページを使えるよう、サイトのデータ自体は保管しておきましょう。

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執筆 コラム配信 | クリニック開業ナビ

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