MEO対策がクリニックの集患・増患を成功させる!クリニック集患セミナー

※この記事は2022年2月24日に行われたセミナーの模様を書き起こし、編集したものです。

クリニックへの集患を考えたときに、近隣へのチラシ配りなどオフラインの手段はもちろんのこと、Webサイトや広告を活かしたオンラインの方法も忘れてはいけません。

今回はそんなWebの集患において大切なMEOについて、過去のセミナーの模様をお届けします。

講師は、 GMO TECH株式会社様より、樺島佑介(かばしま ゆうすけ)様 です。

目次
  1. オープニング
  2. インターネット検索20年の変化
    1. 検索で行動に変化があるユーザーは6割以上
    2. 検索エンジンの変化
    3. Googleマップの情報を充実させると…
    4. 0(ゼロ)クリック検索の増加
  3. そもそものMEOとは何か?
    1. MEOとは?
    2. Googleビジネスプロフィールとは?
    3. Googleビジネスプロフィールの悪用事例
  4. Googleマップでの上位表示ロジック
    1. MEOにおける上位表示ロジック
      1. MEOロジック1:情報の充実
      2. MEOロジック2:被リンクの獲得
      3. MEOロジック3:レビューシグナル
      4. MEOロジック4:リンク先ページの要素
      5. MEOロジック5:サイテーションシグナル
      6. MEOロジック5:その他
    2. 内部施策でできること
    3. 外部施策でできること
  5. Google Mapでの口コミ対策方法
    1. 口コミの削除申請
    2. 全ての返信対応のマスト化
    3. 再登録
    4. ツールを使用する
      1. 予約システムとの連携
  6. 数字による効果実績事例
  7. アフタートーク(Q&A)
    1. Q.開業したばかりのクリニック、Web広告費用に売上対比でどれぐらいを見込んでおくとよい?
    2. Q.業者さんを選ぶときのポイントについて
    3. Q.郊外と都心、Web広告の出し方の違いはありますか?

オープニング

司会者)

皆様Web集患にもご興味をお持ちかと思いますが、本日はその中でも「MEO対策」に焦点を当てたセミナーを行ってまいります。

本日の講師の方はGMO TECH株式会社様より、プロダクトマーケティング本部の本部長・樺島佑介(かばしま ゆうすけ)様をお迎えしております。よろしくお願いいたします。

樺島様)

ご紹介預かりました、樺島です。

今日ですね、Googleマップを活用して集客を最大化する方法について、共有していければと思います。

=GMO TECH株式会社・会社概要=

GMO TECH単体の会社概要はこちらなんですけれども、堅実にここ3年売上を伸長している会社です。

(今回のセミナーの趣旨でもある) MEOとか、店舗の集客以外でも、スマホのアプリ(の開発)だったりも行っています。

実店舗をお持ちでなくても、WebサイトやECサイトなど、検索領域での集客のお手伝いを総合的に行っています。

インターネット検索20年の変化

まずインターネット検索20年の変化、というところなんですけれども、20年ぐらい前にGoogleとかYahoo!(の検索エンジン)が出てきて、2004年ぐらいからFacebookとか(SNSのページ)が出てきて、Googleマップは2007年くらいに始まっています。

その後はUberが出てきたりとか、Instagramやメッセンジャーアプリが出てきたり。今は音声検索やVR・ARなどいろいろあるので「検索するタッチポイントが増えている」というのが、ここ20年でのインターネット進化です。まずはこれを前提としてセミナーを行っていきます。

検索で行動に変化があるユーザーは6割以上

こうした進化によって、いろいろな情報が得られるんですけど、結局は「検索」ですね。“ググる”って言われるような。実際、何かを探すとき、検索してアクションを起こすユーザーが約60%以上っていう状況です。

インターネットはいろいろと変化してるんですけども、検索に関しては、普遍的に「ユーザーの行動につながるニーズが高い」というのが出ています。

検索エンジンの変化

検索結果について、これもしかしたら皆様も普段インターネットで検索するときになんとなく気づいているかと思うんですが、もともとGoogleで検索すると、青い文字のリンクと説明文しかないような検索結果の画面でした。

ところが最近は……、たとえばこの図は日本の面積を検索したときの検索結果なんですが、どこかをクリックしなくても、検索結果の一番上に、かなり目立つような形で回答が入っています。

ほかにも、「情報カード」と言われてるところに、日本の(そのほかの)情報が国旗つきで入っていたりもします。GoogleマップもGoogleの検索結果と同じように、今までよりもリッチに、ユーザーにとって必要な情報を「クリックしなくても見られる」表示に変わってきています。

Googleマップの情報を充実させると…

Googleマップの中の「情報」はいま、いろいろと入れられるものが増えてるんですけども、

そのGoogleマップの中の情報を充実させると、自然検索の検索結果にも、Googleマップの情報が差し込みで入るようになっています。つまり、「スマホの検索をジャックできる」……と言うか、網羅できるんです。

この図はアパレルの企業様の例ですが、商品を登録しておくと、その商品の画像がGoogleマップの方から出てきたりとか、内観・外観・口コミ・混雑時間帯なども差し込みで入っていますね。

この辺りをうまくやると、スマホで検索したユーザーに対して、かなりブランドの認知を高められます。

0(ゼロ)クリック検索の増加

「0クリック検索」と言われているんですが、Googleの検索結果の充実に伴って、クリックしなくても(≒Webサイトに流入しなくても)情報を得られるような時代になっています。ユーザーさんが少ない行動で情報を探せるような状況になっているんですね。

Googleマップと連動する部分では、「近くの○○」って検索するユーザーが、5年前ぐらい前からすごく増えています。

GoogleがCMを打ったということもあるんですけど、この「近く」などの“位置情報”をもとにした検索(ローカル検索)を行ったユーザーさんの76%が、その日のうちに来店する。……という情報も出ております。

ローカル検索をかけてるユーザーさんをしっかり来店まで結びつけるためにも、Googleマップの情報を充実させるのは、やはり重要かなと思います。

そもそものMEOとは何か?

ここから、そもそもMEOってなに?というところをお話しできればと思います。

MEOとは?

MEOとは「Map Engine Optimizathion」(日本語では地図エンジン最適化)の略です。

具体的には、ユーザーの検索行動にGoogleマップの情報を最適化した上で、(自らの施設や店舗などを)上位表示させる取り組みのことを、一般的にMEOと呼んでいます。そのMEOの中でGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)っていう言葉がたまに出てくるんですけども。

Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィールは、Googleマップに記載する情報の管理や更新をするツールです。

Googleマップにある自分の店舗の店舗名、住所、電話番号などをしっかり登録したいときには、Googleビジネスプロフィールにログインをして編集していきます。

この図は実際の検索結果画面です。ちょっと「港区 インプラント」で歯医者さん関係のキーワードで検索してみました。

「地域名+集客したいキーワード」で検索したとき(ローカル検索。この例だと、地域名は「港区」で集客したいキーワードが「インプラント」となる)、広告枠のすぐ下に地図付きで、かなり目立つ形で、上位3つがダイレクトで表示が出るようになっています。

この(黄色くなっているMEOの)枠に表示されると、他の位置よりもはるかにクリック率・アクション率が高いという統計データが出ています。検索した人の3割以上は何かしらのアクションを起こしているんですね。(通常の検索結果よりも高い数字が出ている)

ここにうまく自分たちのビジネス商圏エリアのキーワードや集めたいキーワードで表示できると、爆発的に効果が上がるだろうと思います。

Googleビジネスプロフィールの悪用事例

そんなGoogleビジネスプロフィール(GDP)について意外に知られていないところで、 第三者が簡単に情報の編集ができるプラットフォームである、ということがあります。

電話番号がオレオレ詐欺で使われた電話番号に勝手に変えられていた……ということもあるようです。「正確な情報を入れたから一安心!」ではなく、しっかり管理・保守が必要なものでもあります。

Googleマップでの上位表示ロジック

ここから、「Googleマップでどうやったら上に上がるんだろう?」というところ、専門的なお話をしてまいります。

基本的な考え方なんですけれども……MEOだけではなく、いわゆるSEOと言われる、自社Webサイトの順位も一緒に上げたいなっていうときの考え方も基本的には同じなんですが、「内部施策」と「外部施策」、2つの観点から強化をしていく必要があります。

内部施策の方はですね、Googleマップで表示される情報を最適化して充実させるというところがまず大前提としてございます。

外部施策の方はですね、自社Webサイトを、Googleの「クローラー」と呼ばれるロボットが閲覧して、そのWebサイトやページをいろいろな基準で見て、表示する順位を判断してるんですけども、(基準の1つとしては、)自社以外のWebサイトからも評価が高いことが挙げられます。

具体的には、「被リンクが多い」等で、GoogleはそのWebサイトを判断しています。(※編集部脚注:ほかのサイトからリンクをもらえる→他人が人に教えたくなるほど有益な情報を掲載しているサイト→良いサイトとしてGoogleでは基準を定めている)

そのほかにもいろいろな外部要因があるんですけども、この辺の評価が合算になって、最終的な評価が決まります。そこをもう少し噛み砕いた図がこちらです。

MEOにおける上位表示ロジック

MEOの上位表示を決めている要因というのが、図の左下にある8つの項目で、この8つの項目のそれぞれが持つ上位表示ロジックに対しての影響度をパーセンテージで示したのが、図の中央の円グラフです。

MEOロジック1:情報の充実

円グラフの中で1番高い25%のところは、先ほど申しあげたように「そもそもGoogleマップ内の情報がちゃんと充実している(最適化されている)か?」というころです。

MEOロジック2:被リンクの獲得

次の17%は、外部施策と書いてありますね。優良で関連性の高いサイトからの被リンクをどれぐらいもらえているか?というところです。

MEOロジック3:レビューシグナル

その次、15%のところも外部施策で「レビューシグナル」とありますね。これは口コミの件数や点数だったりとか、返信のしている数だったりとか。口コミにアクティブかどうか?がこの15%に入っています。

このデータは、アメリカのモズっていうSEOの調査会社で非常に権威がある会社が2年前に出しているデータなのですが、直近は多分、レビューシグナル(がMEOに与える影響)はもう少しパーセンテージ高いかなと、現場で感じているところはございます。

MEOロジック4:リンク先ページの要素

その横の14%も外部施策で、「リンク先ページの要素」とありますね。多くのWebサイトで、GoogleマップからWebサイトに遷移できるようにURL貼ってあると思いますが、その貼ってあるURLがちゃんと最適化されているか?が見られています。

「(Googleマップでの検索やローカル検索の大半は、その場所の)位置が知りたい」っていうのが前提にあるので、ランディング先がちゃんと電話番号や住所が入っているページに設定されてるかとか、基本的な部分から見ています。

そのあたりをGoogleにより明確に示すためにも、Webサイトのページの中に「構造化マークアップ」っていう、ちょっと専門的なことをやるといいんですけども……

ホームページ側の中に、(Googleにむけて)「ローカルに力入れてるんですよ」っていうマーキングをHTMLソースコードレベルで埋め込んでおくと、Googleが気づいたときに「このサイトはローカルにすごく力を入れてるんだな」っていうのを判断してくれて、結果的に、マップでも上位になりやすいところがあります。

MEOロジック5:サイテーションシグナル

次は11%のところですね。「サイテーションシグナル」というものです。

「サイテーション」って聞き慣れないと思うんですけれども……飲食店を例に説明すると、自分の店舗のWebサイトにある情報と、ほかのグルメサイトなど、自分のWebサイト以外のところにも同じように店舗の名前や住所、電話番号あたりは必ず載っていると思います。

お店を探す上で一番大事な「店舗名」「住所」「電話番号」の3つの情報が、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)に書いてある情報とピタッと合っているかどうか、というところが重要視されています。

具体的な例だと、グルメサイトでは「○丁目」と書いてるのに、Googleマップでは-(ハイフン)で書いてあるとかになると、 Googleのクローラー情報を見にきたときにどうしても読み取りづらいんですね。

なので、Googleマップの方にでも表記を合わせておくと、他の所との比較で実在証明の数も増えますし、評価のポイントになります。

MEOロジック5:その他

ちょっとグレーアウトしてるところですね、「パーソナライゼーション」とか「ソーシャルシグナル」っていうものが当てはまるんですけど。(ユーザーそれぞれが)よく検索するキーワードだったりとか、よく行く場所や位置情報など、個人の情報に連動して順位が変わるところでもあります。

なので、この辺はちょっといじれないところがあるんですけども、それ以外の部分、僕が申し上げたところですね。だいたい全体の80%ぐらいに相当するんですが、この辺りを意図的に強化していくと、上位表示に非常に役に立ちますよ、という説明でした。

内部施策でできること

ちょっと細かいんですけれども、25%の影響度があるGoogleビジネスプロフィールの内部施策についてです。

Googleビジネスプロフィールの項目ってどれぐらいあるの?っていうと、約50項目あります。これらは当然、すべてしっかり埋めていきたいところです。情報を充実させればさせるほど上位表示ってのはしやすくなるので。

内部施策というところではほかにも、内観とか外観をビジュアル的にイメージしてもらえると足を運んで頂きやすいので、写真を工夫をするですとか、

「最新情報」ってところでは、たとえばInstagramとかFacebookで更新してるような内容でも構わないんですけども、今だと「コロナ対策でこういうことをやってますよ」とかも含めて、画像とテキストとアクションボタン(予約ボタンやWebサイト遷移ボタンなど)をどんどん更新できます。

更新はたぶん……1〜2週間に1回ぐらいでされた方がいいですね。

こういうことをやっておくと、ユーザーさんに対して最新の情報が届けられますし、Googleビジネスプロフィールの情報の充実度という部分でもいいですよね。テキストも入れられるので、(検索で)上げたいキーワードを織り込んで対策を行う、みたいな工夫で使える部分になっております。

外部施策でできること

先ほど申し上げたサイテーションと言われているところで、Googleビジネスプロフィール以外に、地図とか店舗の電話番号を載せられるパブリッシャーの一覧です。

InstagramとかFacebookでも、店舗名、住所、電話番号などの「ローカル情報」を載せられるところがあります。Foursquare(フォースクエア)っていうのはLINEさんと提携していて、LINEで検索したときの位置情報とか提供してる会社だったりします。ほかにはゼンリンさんとかもありますね。

なんですが、この辺り1つずつ「この住所に変えてください」って申請を行ったりするのは非常に大変です。我々はこの辺りはパブリッシャーと連携して、ボタン1つで(情報が)連携ができるようなこともできるので、ご紹介しています。

Google Mapでの口コミ対策方法

ここから、Googleマップでの口コミ対策方法をご紹介します。

今、「口コミ周りで困っている」というお声が非常に増えております。先ほどもドーナツ型の図を用いて、影響度は15%で、もう少し今高くなってる可能性があります。とお伝えしたところなんですけどもーー。

Google公式の(Googleビジネスプロフィールの)ヘルプページに、「口コミに返信することがユーザーを尊重したビジネスである」というような形で、口コミへの返信を公式が推奨しているんです。

Googleはあくまで、「(Googleの)ユーザーにとって、一番ほしい情報を一番先にお返しする」ということだけにこだわっている検索エンジンです。

ですので、「こうすると順位に影響しますよ」っていう明確なことは滅多に言わんないですけれども、口コミに関しては明確にしています。このことからも、口コミの重要度が伺えます。

口コミの対策に関して、大きく4つ、我々の方で分類いたしました。

口コミの削除申請

知っている方も知らない方もいらっしゃるかと思いますが、削除申請は誰でも申請が可能になってます。

ボタンがあるので、そこをポチポチ入っていただくと、削除の申請理由がですね「公序良俗に反する」とか、いろんな理由で申請ができるんですけれども、実際はなかなか消すのが難しいところもあります。(※編集部脚注:Googleでは独自のガイドラインを設けており、AIによる判断を行っている。そのため、すべての申請が通るわけではない)

全ての返信対応のマスト化

こちらも誰でもできることとして、すべての口コミには必ず返信しましょう、というところですね。

再登録

残り2つは裏技的なものになってるんですけども、本当に口コミでどうしても困っているというお客様に関しては、Googleマップに登録されている施設の情報をを一回削除することをおすすめします。

登録ごと全部削除した後に再登録をすることで、それまでのコメントがすべてなくなることを期待するものです。

ただしこれは、成功するかかどうか、ちょっとやってみないとわからないところがあるんです。なので、成功した場合のみ成果報酬でという形で対応されるのを推奨しております。

ツールを使用する

4番目はですね、ツールを入れて悪い口コミを抑える、という対応方法です。

我々は「口コミ返信の代行」のような業務もお手伝いすることがあるんです。具体的には、ポジティブな投稿とネガティブの投稿に分け、返信文を作成したのちにお客様に確認して返信を行っていたりもします。センシティブな部分でもありますので、必ず確認を入れた上で返信を行っております。

こちらの図は、ガソリンスタンドの口コミと返信の例です。

「〇〇店をご利用いただき~」などのワードは赤字で書いてあるんですけども……Googleマップでの上位順位を決めるときの1つのロジックとしてはやはりテキスト(キーワード)をクローラーが読み込んだ上で順位を判断します。

Googleビジネスプロフィールには、自由にテキストを入れられる箇所が実はそんなに多くありません。なので、編集を行うときに(検索された時に上位表示させたい)キーワードをうまく織り込んで返信をするのが、運用のコツとなっています。

ほかにも、検索順位が測れたり、口コミが返信できたりするツールのご提供もしております。

弊社のツールですと、投稿日の降順・昇順を選んで見られるツールのご提供もしております。ここから返信も可能です。

返信の内容についても、いくつかのパターンを決めてテンプレートを登録しておくと、「星4の口コミにはこの返信パターン」といった形で簡単に返信ができるようにもなっています。良い口コミだけをGoogleマップに反映させるようなツールについてですが、これも仕組みは簡単です。

QRコードの書かれたポップを店舗や施設に置いて頂く必要があるんですが、お客様にアンケート、という形でお伝えいただいたうえで、質問に対して

  • 非常に満足
  • 満足
  • どちらでもない
  • 不満
  • 非常に不満

の5項目を選択していただくと、Google の方の口コミ画面に遷移するような導線になっております。

中でも3点以下になるアンケート結果についてはどちらでも、Googleには反映せず、弊社で用意した口コミ確認ツールの投稿画面に保管されるようになっています。

人目には触れさせずに自社へのダメ出しを確認して、その内容をもとにオペレーションに役立てていただける、ということです。これによって、Googleでの点数は星4〜5点で評価されるようになります。

予約システムとの連携

ここがですね……図には「フード業界マスト確認」と書いてあるんですけども、可能であればクリニック様の方でも使用されたほうがいいと思います。

Googleマップと予約システムの連携もできるようになっています。やり方は2つありまして、

  • Googleで予約(Googleビジネスプロフィールからのダイレクト予約)
  • 予約リンクを設定する(予約機能のあるポータルサイトに遷移してもらう)

ですね。クリニックでもオンライン予約は増えてきてると思いますので、できればGoogleビジネスプロフィールと連携できる予約システムを使って貰えるといいかなと思います。

もしくはこれから検討されるのであれば、図にも記載している「パートナー」の中から予約システムを選ぶと、ユーザーも比較的ストレスなく予約できると思います。

司会者)

ここで、頂いている質問がございます。

「先ほどお話の中で『各種媒体に載っている記載を一致させた方がよい』と言うものがありましたが、対策のためにフェイスブックアカウントを作った方がよいのでしょうか?また、作成後は更新しないと意味がないのでしょうか?」

樺島様)

ご質問ありがとうございます。とりあえず、作るのは作った方が絶対良いですね。さっき申し上げたように、Googleビジネスプロフィールと同じ医院名、電話番号、住所を設定していただけるといいですね。

もちろん更新もできる限りしていただいた方がいいんですが、まずは作って頂いて、。店舗情報っていうものをしっかり Facebook とかインスタグラム等でも設定しておくこととが大事だと思います。

司会者)

もう1つございまして、「順位を検索するには、ツールを入れないとだめなのか?」というご質問です。

樺島様)

順位については目視でみていただくか、ツールを入れていただくかしかありません。ただ、目視はどうしても手間がかかってしまうと思うので、推奨するのは、やはりツールでトラッキングしていただく方法ですね。

司会者)

ありがとうございます。それでは引き続きご講演をよろしくお願いします。

数字による効果実績事例

いきなりアピールで大変申し訳ないんですけれども、3位以内率(検索時に3位以内に入る率)97%で、1位というところを謳わせて頂いております。

導入企業数ということで1位を謳わせてもらってるんですけども……。

我々はずっとSEO(検索エンジン最適化)をやっていたので、2011年ぐらいからは、SEOの派生でMEOもやっています。

今はだいたい約3000社様ぐらいのお客様にご提供してまして、他社さんに比べて非常に差をつけているんじゃないかと思います。

飲食のお客様だったり、美容院、歯医者さんだったりと、街に必ずあるような店舗ビジネスの様々なお客様で「売上高2倍近くになったよ」という声もいただいております。

こちらの図は、Googleマップ上での自院の表示回数がどれぐらい増えたか、Googleビジネスプロフィールを経由してどれだけ電話につながったのか、それからWebサイトにはどのくらいの数のユーザーが遷移したのか?

という3つの導線があるんですけども……施策4ヶ月で(検索結果画面での)表示回数が3倍になったり、アクション数がそれに比例して2倍に上がったりするという結果が出ています。

アフタートーク(Q&A)

Q.開業したばかりのクリニック、Web広告費用に売上対比でどれぐらいを見込んでおくとよい?

A.最大で売り上げの10%ぐらいをマーケティングの投資費用として年間の予算組み中に入れといて頂けるといいと思います。

街のクリニックですと、近くの駅に屋外広告を打ったりですとか、オフラインの広告も必要になると思います。ただ今はネット予約やオンラインでの集客のほうが効果が可視化しやすいと思うので、それなりに必要かなと。

Q.業者さんを選ぶときのポイントについて

A.安かろう悪かろうじゃないんですけど、大体月3万円くらいが相場感なので、そこを基準として見ていただい手もいいかなと思います。

MEOってあくまでSEOのGoogle の自然検索の上位表示対策なので、その会社参加がMEOだけいきなり何年か前からスタートアップ的な感じでベンチャーでやりだしたのか、もともとSEOとか他の Web の検索中の集客を行っていく中で、お客様の課題解決のためにやられているのかみたいなところは会社概要の事業から多分見れると思うんですね。

そういうところチェックいただくっていうのとあと金額の相場観はさっき申し上げたんですね大体施策まで全部なんかこうやるみたいな感じになると、大体月3万ぐらいになってます。

あまりにも安すぎた上にその後何をしてくれるかが結構ふわっとしている施策の内容が内容ですので、細かく80%ぐらい「こういう手法でやっています」みたいなところを選ぶと、後で面倒になるかもしれません。

ほかにも、「具体的にどんな施策をしてくれるのが箇条書きでくださいね」と言ったりして見てもいいかなとは思います。

Q.郊外と都心、Web広告の出し方の違いはありますか?

A.競合さんの数が多ければ多いほど、上位3位枠に入るっていうのが非常に難易度が高まってくるので、もちろん違います。

都心はやっぱり「いかに上に出すか」だと思うんですけど、郊外の場合、クリニックが3つしかないとすると、Googleマップ上にはその3つともビジネスプロフィールが表示されるわけです。すると、上位はあんまり関係なくなりますよね。

その場合はMEOではなく、来ていただくための施策や、他のことに投資していただく方が良いと思います。

あくまであの競合さんが結構いて、駅名だったりとか、市区町村レベルで検索をかけたときに20位からどうしても上がってないなとか、そこから逆算して導入を検討された方がいいかなと思います。

ただ、郊外の場合は駐車場があるのはすごく大きいと思うので、そういったことはしっかり書いたほうがいいと思います。

患者を集める・患者数を増やす、クリニックのファン化をオールインワンで実現

特徴

・創業事業のSEOで磨き上げたアルゴリズム分析による精度の高い内部最適化と効果の高い外部対策により、上位表示施策97%の実績 ・カスタマーサクセスによるきめ細かく手厚いフォロー体制 ・社内で開発しているため、アップデートが速い ・GMOインターネットグループが保有する豊富なドメインなど上位施策に必要な資産の活用が可能

その他特徴

集患支援 実績多数 セキュリティに強い

対応業務

SEO対策 リニューアル

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

取材協力 GMO TECH株式会社 樺島 佑介

2007年 GMOインターネット入社
2009年 2008年から2年連続GMOグループアワードノミネート。
2017年 営業管理職を経て、GMO TECHでのWeb集客専門の営業組織構築に参画。同年、GMO TECH社内営業MVP受賞。GMOグループアワードノミネート
2019年 営業部長 就任
2021年 副本部長 就任
2022年 本部長 就任
10年以上、MEO・SEO・検索連動型広告など一貫して検索集客をメインに、中小企業様向けの小規模~大手クライアント様向け大規模サイトの集客課題の解決に従事。


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執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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