【WEB集患・増患施策】ネット集患の教科書 |クリニック経営を安定・成長させるには?

※この記事は2021年8月25日に行われたセミナーの模様を書き起こし、編集したものです。

パート1の内容はこちらから!

【WEB集患・増患施策】かかりつけクリニックに選ばれるまでの5ステップ

目次
  1. ネットは現代の「鉄砲」である
    1. 検索結果ページの上位に表示させる必要性
    2. 表示される順番は…
  2. クリニックのSEO対策について
    1. ホームページ制作会社の選び方選び方
    2. 地域名+科目名で上位表示させるには
    3. クリニックのホームページを作るうえで気をつけたいポイント
    4. 上位表示されやすいクリニックのホームページの構造
  3. クリニックのMEO対策について
    1. Googleビジネスプロフィールの充実度を高めるには?
      1. MEOについて、その他の「知っておいた方がいい」こと
  4. クリニックの検索連動型広告について
  5. 人はなぜ口コミを投稿するのか?
  6. ネット業者に騙されないために
    1. ホームページ制作費・管理費の相場
  7. 競合クリニックの新規開院対策
    1. ホームページの充実具合を確認
    2. 検索連動型広告の出稿状況を確認
    3. 良い口コミを増やす
    4. 好立地の場所に移転する
    5. 医療機器を充実させる
    6. 診療体制を充実させる
  8. 開業医のよくある悩み5つ
    1. 番外編:電子カルテの保守が悪い
    2. 5位:子供が医者になれない
    3. 4位:ネット業者が信用できない
    4. 3位:毎日同じことが繰り返しで飽きた
    5. 2位:経営状態が良くない
    6. 1位:スタッフとの人間関係が良くない
  9. エンディング~蓮池先生公式HPのご紹介~

ネットは現代の「鉄砲」である

ここからは、患者さんがネットで病院を選ぶときにどうやっているのか?どこを基準にしているのか?ってことを詳しく説明していきたいと思います。

ネットってのはいうなれば、現代の「鉄砲」なんですね。鉄砲の使い方を知っているかどうかによって、クリニックの新患数や業績は大きく変わると言えます。

開業医はネットから逃れることができないと私は思ってます。

70歳以上の開業医であれば逃げられるかもしれないですが、5-60代の先生たちも逃げられないと思います。

地域や国によってネットで検索する人数は違いますが、多くの人がスマホで探していますので。

じゃあどんなキーワードで探しているのかっていうと、これも統計的に決まっています。

結論から言うと「地域名+科目名」で検索しているんです。

もちろん、科目名だけで検索するパターンもないわけじゃないんですけどね。

検索結果ページの上位に表示させる必要性

また検索の結果では、ページの上位に表示されないと、サイト(クリニックのホームページ)をクリックする機会が少なくなるため、結果としてサイト自体が見られなくなります。

スマホとパソコンとでは見え方も違いますけど、とくにスマホだと検索結果では地図ぐらいしか見えないと思うんです。画面も小さいので、地図と広告だけで埋まってしまうケースもあるでしょう。

そうなると、上位に表示されないと見られないってのはやっぱりそうなんだなって思いますよね。

表示される順番は…

検索結果での表示される順番としては、

1.検索連動型広告(リスティング広告)

2.MEO(地図情報)

3.SEO(通常検索結果)

の順になっています。ですから、できるだけ上位に表示されないと、そもそも画面の中に表示されないこともあるんですね。6位以下だともうダメだと思います。

クリックされる割合を具体的な数字として挙げていきますと、広告が10〜5%前後、地図情報が10%〜5%、自然検索が1位で30〜20%、2位で15〜10%。6位だと5〜2%とかで、僕も不公平だと思うんですけどこれが現実なんですね……。 そこで、次の話につながってきます。

クリニックのSEO対策について

ホームページ制作会社の選び方選び方

医療のSEOは特殊(※)なので、ホームページ会社は詳しくないこともあります。

※編集部脚注

医療分野は主に、Googleが定める “YMYL領域” に属しているため。これは「Your Money Your Life」の頭文字を取ったもので、Googleユーザーの「お金」「生活・命」などに関わる分野のコンテンツに関して、正しい知識を掲載していると判断されないと、評価されづらくなっている。評価されるには、専門家であることの証明などが必要とされている。

ですので、医療専門のところにお願いするのがいいと私は思います。

この場合、安ければ安いほどいいってわけじゃなくて、高くても高品質なものの方がいいってこともあります。これも地域と科目によって結構違ってきますね。

たとえば一般内科で、地方で、かつ競合があまりいないんだったら、製作費が2〜30万円で月額1万〜1万5000円ぐらいのホームページ制作会社でもいいかなとは思いますが。

制作会社を選ぶときは、上位表示されている地域名なども含めて、上位表示されている実績があるところを選んだ方がいいと思います。 

よくご自身でクリニックのホームページを作る先生もいるんですけど、私は絶対やめた方がいいと思っています。理由として、たとえばデザインとかの知識は専門の方と比べたらないわけじゃないですか。

仮に自院のページが上位表示されたとしてもデザインがおかしかったりすると、10人患者さんがいたら、患者さんに選ばれないことも増えるわけです。あくまで理論上ですが、わからない話ではないと思います。

僕はホームページ制作会社の回し者ではないですが、 やっぱりそのあたりは大事だし、リスクを取るべきじゃないと思います。

地域名+科目名で上位表示させるには

地域名+科目名で上位表示させる方法にはいろいろあるわけですけど、まずは「トップページのタイトルに地域名と科目名を含める」という方法があります。

それから、病院検索ポータルサイトにクリニックの情報を掲載すること。ほかには、関連性のある外部サイトから、自院のホームページへのリンクをもらうことも大切です。(※)

他のクリニックのホームページでもいいですし、医師会や学会などのサイトに自院のURLを載せてもらって飛べるようにしておくってことですね。変わったところだと、商店街とか地域のサイトでもいいと思います。

※編集部脚注

Googleとしては、外部リンクの数が多いとそれだけ「いろんな人がおすすめしているもの≒ユーザーにとっていいもの→たくさんの人に紹介すべき」となり、その結果、上位表示されやすくなるのだとか。

あとはですね、よく「SNSやった方がいいか」って聞かれるんですけど、これは絶対やった方がいいと思います。

とはいっても、毎日の様に投稿する必要はないとも思いますけどね。公式アカウントを作っておいて、開院したときとかに「いいね」をもらっておくとかは大事です。それだけ患者さんからの信頼・信用にもつながるでしょうし。

あとは季節性の…たとえば春頃の花粉症が流行る時期には、「花粉症対策やってます」等の情報を投稿すると患者さんの目にも止まりやすくなっていいと思いますし。

クリニックのホームページを作るうえで気をつけたいポイント

それから、ホームページを作る際には、「スマホでの見え方をベースに考える」のが大事です。

パソコンでの見た目だけを考えて作られているページが昔のものとかだとあるんですけど、今はもう皆さんネットを見るときはほとんどがスマホなんですね。だからスマホでの見え方を意識していないと、それだけで直帰率(※)が上がってしまうんです。

※編集部脚注

直帰率とは、ページに入ってきて、そのままほかの行動をせずに出て行ってしまうユーザーがどのくらいいたのかを示す割合のこと。お店に入ってきて何も買わずそのまま出ていった人の数だとイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

つまり「満足度と信頼度の高いホームページを作る」ことが大事なんですね。

「満足度が高い」っていうのは、ユーザーの行動を指標にして考えます。

滞在時間(※)とかページビュー(※)、直帰率などを見ます。読了率(※)やコンテンツのオリジナリティーも大事ですね。

「信頼性」については、やっぱり外部リンクの数と質が大事になってきますね。ほかには自サイトから他サイトへの発リンク、薬機法や医療広告ガイドラインを遵守することも重要です。

また、クリニック名で検索される「指名検索」の回数も見ていきたいですね。ほかにも、アクセス数やそのドメインでのサイト運営期間も影響すると言われています。

※編集部脚注

  • 滞在時間……ユーザーがページ内にとどまっていた平均時間。これが長いほど、Googleは「コンテンツを読み込んでいる」可能性が高いと判断する傾向にある。
  • ページビュー……そのページが見られた回数。多ければ多いほどGoogleは「このコンテンツは人気がある(≒多くのユーザーから求められているものだ)」と判断する傾向にある。
  • 読了率……そのページに訪れたユーザーの中で、そのページ内のコンテンツを最後まで見たユーザーの割合。多いほど「ユーザーにとって、内容が充実しているコンテンツだ」と判断される傾向にある。

上位表示されやすいクリニックのホームページの構造

いろいろ細かいところがあるんですが、いろんなページを作って、いろんな患者さんを集めてきたとしても、来院率が上がらないともったいないので、やっぱり一番は「閲覧した人が来院したくなるページ」を作ることが重要です。 

ありがちなのが「とりあえずなんか作らなきゃ」と思ってブログとかで大量に記事をアップしまくることなんですけど、そうやって作られた記事って、結果としてGoogleから「低品質なページ」だと認識される可能性が高いです。低品質な記事がたくさんある状態は、SEO的には良くない状態です。リスクになりますのでやめたほうがいいです。

※編集部脚注

とくに「医療」はYMYL分野でもあるため、「低品質」の基準がほかの分野よりも厳しくなることもあります。

病名や症状名の記事も作りがちなところなんですけど、上位表示を目指すのは難易度が高いので、 基本的にはおすすめしません。

ただ、そうですね……マイナーな科目とかであればやってもいいかなとは思います。産婦人科とか精神科とか、集患方法のメインがネットになる診療科であれば、病名での上位表示を目指してもいいかなと思います。ちょっと技術は要りますけどね。

クリニックのMEO対策について

次はクリニックのMEO(マップエンジン最適化)についてです。

これもすごく大事ですね。3位以内に入らないと地図情報の1ページ目に出ないので……。

Googleマイビジネス(現:ビジネスプロフィール)の内容を充実させておく必要があります。位置情報はどうしようもない部分がある(ユーザーの現在地次第であるため)んですが。

Googleビジネスプロフィールの充実度を高めるには?

このMEOの話題の中で、一番大事なスライドこちらですね。

いろいろあって、全部やった方がいいんですけども、まずは「カテゴリー」の設定ですね。

メインのカテゴリをしっかり設定したうえで、診療科目名まで追加したりとか。

ほかにも営業時間や定休日、写真などを追加しておくことも大事です。

ビジネスの所有者情報も重要です。たとえば「女性の医師が運営している」ことなどは、それを求める患者さんには大事な情報になりますよね。

そういったところも、説明文にキーワードとして入れ込むのが大事です。そのうえで、口コミの確認・返信をしていくといいと思いますよ。

MEOについて、その他の「知っておいた方がいい」こと

一般的に、SEOよりもMEOのほうが結果が出るまでに時間がかかると言われています。

その他にもですね、タイトル(ビジネスネームの箇所)には施設の正式名称を入れることが大事です。

その点を考えても、クリニック名に科目や地域名が含まれてる方が有利ですね。 

たとえば新宿にあって、診療科が内科だったら、その2つは含めたほうがいいと思います。「新宿蓮池内科」とかね。

また最近の流れとして、「単科のクリニックの方が上位表示されやすい」っていうのがあります。うち(新宿駅前クリニック)みたいに診療科を3つぐらい持っていると上位表示されづらいんですよ。グーグルの考えもあると思うんですけどね。

※編集部脚注

医療はYMYL分野に該当するため、「専門性」が重要視される傾向が強くなっています。診療科においても、1クリニックに1つだけの方が専門性が高いと判断しているのかもしれません。

Googleビジネスプロフィールを確認するときは、スマホよりもPCからの方がいいです。スマホだと確認できない設定などもありますので。

クリニックの検索連動型広告について

次は検索連動型広告(リスティング広告)についてです。

これを出すか出さないかってのは、競合の数とかそういうのにもよりますが、代理店に頼むよりも自分でやっちゃった方がいいと私は考えてます。

もし広告を出すなら、まずキーワードは「地域名と科目名の掛け合わせ」で設定しましょう。

キーワードが完全に一致するかどうかも重要です。

そのあと広告の本文を最適化(※)して、配信する地域を限定して、配信時刻によって入札価格を変化させるってことが大事だと思います。 最初はちょっと手間取るかもしれませんけど、やっていくと慣れていくと思います。

※編集部脚注

・広告の本文を最適化

検索連動型広告(リスティング広告)は、1クリックにつき○円、という形式で金額が決まっています。クリックされる程に広告費がかかるため、必要としていないユーザーからのクリックが発生した場合、その分コストが無駄になってしまうのです。こうしたケースをできる限り避けるため、広告文などを変更し、求めるユーザーのみがクリックする状況を作る(広告効果向上を目指す)ことを「最適化」と言います。

・配信時刻によって入札価格を変化させる

広告は、時間帯によってもその入札価格が変化します。そのため、配信時間を少しずつ変えて、最もコストパフォーマンスが良い時間帯を探ることが重要です。

「広告費はどれぐらいかければいい?」とよく聞かれるんですけど、これはもう本当に地域によって違いますね。でも自分でやるなら、最初は数万円でいいと思います。

あと「(1クリック当たりの)入札価格をいくらに設定すればいいか?」ともよく聞かれるんですけど、 だいたいまずは100円以下でいいと思います。50〜100円以下でまずは試してみてください。

もし怖かったら、50円ぐらいでもいいと思います。もう大体それで収まるので。

人はなぜ口コミを投稿するのか?

人ってやっぱり、「あそこ行ったらよくなかった」とか「よかったよ」とか、そういう情報を伝達するようにできてるんで、ある程度しょうがない部分あると思うんですけどね……。

とは言っても、悪い口コミばかりだと新規の患者様は減りますし、逆にでも口コミが良すぎても期待値が高くなりすぎて「大したことなかった」なんて言われることもありますし。

そこら辺はやっぱりね、「書かれてもしょうがないなって」っていう鈍感力が大事だと思います。

口コミの返信には3パターンぐらいあるんですけど、そういうのを見てると面白いですね。先生の性格が出ますから。

反論型とか確認できませんでした型、謝罪型ってのがあります。

基本的には悪い口コミに対しては謝罪したほうが常識的なクリニックだなと思いますし、患者さんから「院長、癖あるな……」とか思われない方がいいと思います。

あえて強い反論して変な患者さんを減らすっていう発想もあるんですけど、それは高度な技なので……。 

ネット業者に騙されないために

「本当にこれ大丈夫なのかな」とか「本当に契約しようかな」とか、悩んでる先生も多いかもしれないんですけど、自分で基礎知識を持っていれば、ちゃんと判断できるようになります。

逆に、私の知り合いの制作会社なんかからは、クリニックの方が過剰に期待をしてしまって、「裏切られた」とか「騙された」とか後から言われた……みたいなそういうのも結構聞きます。

どっちもどっちって部分もあると僕は思うんですけどね。そういうことを避けるためにも、自分でちゃんと正しい知識を身につけた方がいいと思いますね。

やっぱり基本になるのはクリニックのホームページ制作会社です。

そこだけはちゃんとしたところ選ぶべきかなと思います。

会社はもちろんなんですが、結構、属人的な部分もあるんで、担当者の質も大事です。

中には全然詳しくなくて、「よくこの会社で営業できるね?」みたいな営業の方もいらっしゃいますし……。

ホームページ制作費・管理費の相場

一般的には、製作費に30万円で、管理費が月に1万円とか2万円ぐらいのイメージですかね。

高いところでも、制作費が100〜150万円ぐらいで、管理費が月3万円あたりが相場になってくると思います。

とはいえ、できあがってくるものの中身も会社によって全然違うので、よくわかんなかったらやりやすいとこから始めるって考えもあります。

クリニック同士の競争が激しい地域だと、ホームページもいいものを作った方がいいとは思います。相対的な比較優位性が大事になってきますので。

競合クリニックの新規開院対策

いま、自分の中の流行は「競合クリニックの新規会員対策」なんです。

変な話、「 開業されたら負け」なんですよ、新規にね。戦わずして買つ。戦ったら負け。みなさん、そういうところがあると思うんです。

できるだけ(自院の近くに)開院される確率を下げるためにできることってのはいくつかあります。

ホームページの充実具合を確認

新規開業してる先生は、競合になりそうなクリニックのホームページをただ見るだけじゃなく、地域名と科目名で検索したときに上位表示されるかどうかを見てください。

もし上位に表示されていたら、「なんでそれが上に上がってるか?」を考えるのは非常に大事です。

「ここだったら勝てそうだな」とか「ここちょっときついね」みたいなこともあると思います。地域ごとにレベル分けもできますし、本当にもうピンキリですよ。

検索連動型広告の出稿状況を確認

ネット集患に詳しい先生や、クリニックのコンサルタントだったら、まず見ていますね。

もちろん、出てない方が良いわけです、自分が出したときに目につきやすくなりますから。

最初はどうしても、SEOもMEOも上がってくるまで時間がかかるので、その分広告でも患者さんが増えるならいいんじゃないかなと思います。

良い口コミを増やす

良い口コミを増やすためには、Googleビジネスプロフィールのレビューや病院検索サイトの口コミを見て、そのクリニックや先生の評判を確認しておくのも有効です。

真に受けすぎない方がいいってのもあるんですけど、 要はこういうことやってない先生ってのは、 確率を上げてるわけですよね。 

好立地の場所に移転する

好立地の場所に移転するだけで、新規開院しにくくなります。

良い場所ってなかなかないですが、ただクリニックは必ずしも拡大移転だけでなく縮小移転というのも選択肢になると思います。

たとえば、もともと駅徒歩5分のビルの2階、坪1万m、60坪の物件で開業していたとします。

あるとき、駅徒歩3分以内で1階、半坪2.5万、30坪の物件が空いたら、移転もアリかなと思います。

たしかに狭くなりますし、坪当たりの家賃も高くなりますが、競合は開業しづらくなるはずですよね。

競争が激しい場所ってのは本当は、「小さく」やった方がいいんですけどね、理論上は。

患者さんは取り合いになっていて少ないはずだから、最初は小さく開業しておいて、患者さんがいっぱい来てくれるようになったら大きくしていくっていう方が、私は良いとちょっと思っています。

医療機器を充実させる

検査機器や手術などの医療設備を充実させておくと、より広域からの来院も見込まれます。

それから、やっぱり設備が充実しているクリニックがあると、競合もやだなって思うわけですよね。

診療体制を充実させる

診察時間を延長して夜遅くまで診察したりとか、新たに医師を雇用して今までの休診日にも診察診療するとかがありますね。

繁盛してるクリニックだと、待ち時間が長い場合があります。このときも医師を雇用して2診体制にする方法もあります。そうすると待ち時間を解消して患者さんの流れを予防することができます。

ただこれもバランスを見ながらですけどね。多くの患者さんを見ることで結果自分のQOLをガクッと落としてしまうのはダメだと思いますし。

開業医のよくある悩み5つ

私もいろんなクリニックの開業支援だったりとかコンサルティングをやってきまして、開業医の悩みってのは大体この5つぐらいに集約されているなと思います。

番外編:電子カルテの保守が悪い

まず番外編としてなんですが、「電子カルテの保守が悪い」です。これ結構あるんですね。

場合によっては「どんだけ期待してるんですか先生!?」とかちょっと思うときもありますけど、いろんな選択基準の中で、やっぱり結構それがストレスになっている先生もいますね。

5位:子供が医者になれない

私立の医学部も早慶以上の難易度で、狭き門になっています。

とくに地方では後継者不足が問題になっていると聞きます。

私の母校の帝京大学医学部も今や 早慶の理系ぐらい難しくなってるんで、非常にやっぱ厳しいってのはありますね。

最近だと売っちゃったりする先生もいますけどね、承継できなかったら。

あとは子供のパートナーに継いでもらうなんてテクニックもあります。

4位:ネット業者が信用できない

契約しているサービスが本当に効果があるのか?ってところですね。

あんまりいないですけど、電話かかってきたりするのはよくないですかね。

ネットのサービスだったらネットで集客しようよ!って思います。

ほかには、担当者は悪い人じゃないんだけどモヤモヤするケースも聞きますね。

契約したら急に顔出さなくなっちゃったりとか、レスポンス悪くなっちゃったりとか……。

まあでもそれは、自己責任だとは思うんですけどね。無知な先生が悪いんですよ。損するのも先生だし……。

だからこそ、業者に「ネットは任せた!」って態度でいるんじゃなくて、ちゃんと勉強しておきましょう。クリニック開業の必修科目です。

3位:毎日同じことが繰り返しで飽きた

開業医の悪いと言いますか、特徴として、やっぱり勤務医と違って転勤がないこともあって、毎日同じことの繰り返しになりがちですね。

医療設備も大学病院とは違うので、モチベーションが落ちてしまってる先生も実は多いですね。

あそこのクリニック、開業したときは評判よかったけど、最近態度悪いよね……みたいな口コミも結構見ます。

どうやって自分のモチベーション上げていくかとか、下げないかってことも大事ですね。

ある程度はどうしようもない部分もありますけどね。

中には自己啓発セミナーに行く先生もいますけど、そんな無理しない方がいいっていう考えもありますし。

2位:経営状態が良くない

とくに都市部を中心に競争が激化していて、立地が悪いクリニックは苦戦しやすい傾向にあります。

開業したものの、思ったように患者が集まらず悩んでる開業医も少なくないです。

やっぱり、なかなか声を出せないというか……人知れず閉院してしまうクリニックもあります。

僕が思うには、立地が問題であることが多いです。

僕の中では「山手線下半分理論」というのがあって、そのあたりは患者さんが少ないのに家賃は高く、人件費も高い傾向があるんで、そのエリアから離れるほど競争が穏やかになるので、できるだけ離れた方がいいんじゃないかと思いますね。

お医者さんって所得が多い人が多いので、「いいとこ住みたい」「いい教育受けさせたい」ってことで、そこら辺に住みがちなんですけどね。

1位:スタッフとの人間関係が良くない

これには、「定着しない」「なかなか辞めてくれない」の2つがありますね。

繁盛していて、外から見ると悩みのなさそうなクリニックでもですね、実は労務トラブルで苦労しているケースが多いです。

うちも苦労してます。偉そうなこと言ってますけどいろいろね……。

本にも書きましたけど、大変でした。

エンディング~蓮池先生公式HPのご紹介~

私自身ホームページを運営していてですね、定期的に最新の情報を追加更新しています。

蓮池林太郎ホームページ、ぜひご覧いただければと思います。

※画像クリックでリンク先にジャンプします。

3月に「競合と差がつくクリニックの経営戦略」っていう内容の本を出版しました。

開業志望の先生、開業の先生に経営のアドバイスを行っております。

新宿駅周辺のなじみの居酒屋などで無償で行っていますので、もしご希望あればご連絡いただければと思います。本当に無償でやってるんで、紹介したからといって裏でやってもらってたりとかよく言われるんですけど、趣味の一環です。

講演会取材協力記事執筆なども行ってますので、ご興味いただいた方はお気軽にご連絡ください。ご清聴、ありがとうございました。

患者を集める・患者数を増やす、クリニックのファン化をオールインワンで実現

特徴

・創業事業のSEOで磨き上げたアルゴリズム分析による精度の高い内部最適化と効果の高い外部対策により、上位表示施策97%の実績 ・カスタマーサクセスによるきめ細かく手厚いフォロー体制 ・社内で開発しているため、アップデートが速い ・GMOインターネットグループが保有する豊富なドメインなど上位施策に必要な資産の活用が可能

その他特徴

集患支援 実績多数 セキュリティに強い

対応業務

SEO対策 リニューアル

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、
集患が期待出来るホームページ制作と納品後サポートでクリニック開業時から開院後の様々なお悩みを解決!

特徴

貴院のスタートアップに欠かせないライバル他社に負けないホームページ制作だけでなく、リリース後の集患施策に定評があるのが弊社の特徴です。ECサイトや集患メディアサイト、医療系システム開発まで携わっておりますので弊社でしたら貴院の発展のお力添えが可能でございます。

対応業務

デザイン作成 SEO対策 広告運用代行 ライティング サーバー保守・管理 キャッチコピーコンテンツ作成 撮影 SNS運用支援

その他特徴

集患支援 実績多数 UI/UXに強い 地域密着型 LP制作に強い ロゴ制作対応 セキュリティに強い

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、

蓮池 林太郎

取材協力 医療法人社団SEC 理事長/新宿駅前クリニック 院長 | 蓮池 林太郎

2009年に新宿駅前クリニックを開設。現在は自院経営を通じて培ったネット集患の知見をもとに、クリニックの開業支援およびコンサルティングを実施。多数の書籍執筆やセミナー、メディア出演も行っている。著書に『競合と差がつく クリニックの経営戦略ーGoogleを活用した集患メソッド』(日本医療企画)、『患者に選ばれるクリニック: クリニック経営ガイドライン』(合同フォレスト)など。


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執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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