クリニック向けPOSレジのAirレジ(エアレジ)にできることは? メリット、デメリットは?

業務効率化のためにPOSレジ導入を検討中なら、どんなメーカーがあるのか、各メーカーのPOSレジにはどんな特徴があるのかを知っておきたいところです。そこで今回は、いくつかのPOSレジのなかから、「Airレジ(エアレジ)」に焦点を当てて紹介していきます。

目次
  1. POSレジとは?
  2. POS機能が搭載されているレジ/されていないレジの違いは?
  3. POSレジ機能の充実度はメーカーによって差がある
  4. Airレジ(エアレジ)とは?
  5. Airレジ(エアレジ)のメリットは?
    1. 初期費用も月額利用料も無料
    2. サポート利用料無料
    3. Airペイ(エアペイ)も一緒に使えばキャッシュレス決済にも対応可能
    4. 会計するだけで自動的にデータが集計される
  6. Airレジ(エアレジ)のデメリットは?
    1. ORCAと自動連携できない
  7. Airレジ(エアレジ)の口コミは?
  8. 機能、価格、使い勝手などさまざまなポイントをチェックしてベストなPOSレジを選ぼう

POSレジとは?

POSレジの「POS」とは、“Point of Sale”の頭文字を並べた言葉で、日本語にすると「販売時点情報管理」となります。商品やサービスが利用された時点で、金銭のやり取りなどに関する情報を記録・集計する「POSシステム」を完備したレジのことで、集計したデータをもとに、売り上げ分析や顧客管理などもおこなうことができます。さらに、複数の店舗などで集計・記録したデータを瞬時に統合することも可能であるため、たとえば分院展開しているクリニックであれば、分院と本院の売上管理を一元化することもできます。
また、POSシステムの搭載が可能な端末であれば、POSレジとして使用することができるため、PCやタブレット、スマホなどにアプリをインストールしてクラウドサービスを利用する形でPOSレジを導入するパターンも増えてきています。

POS機能が搭載されているレジ/されていないレジの違いは?

POS機能が搭載されていないレジスターは、上記のように、「いつ」「どこで」「どんな商品やサービスが(クリニックの場合は医療が)」「どんなお客に(どんな患者に)」利用されたのかがリアルタイムで記録されません。また、レジシステムに溜まったデータをもとに売上管理や顧客(患者)分析をおこなうこともできません。

つまり、業務効率化を考えると、従来のレジスターよりも断然、POS機能が搭載されているレジスターのほうがメリットが大きいということになります。

また、前述した通り、POSシステムはPCなどにもインストールして使うことができるため、従来のレジスターのように、そのためだけに設置場所を確保しなければならないということもありません。

POSレジ機能の充実度はメーカーによって差がある

「リアルタイムでデータが記録・集計される」という点においては各社共通のPOSレジ(POSシステム)ですが、細かな仕様はメーカーごとに異なります。そのため、購入検討時には各社の機能をよく比較することが大切です。ほしい機能を搭載していないメーカーを選んでしまうと後悔することになりますし、逆に機能が多すぎて使いこなせないとなると、「もっとシンプルなものでよかった……」と後悔することもあるでしょう。

Airレジ(エアレジ)とは?

続いては、POSレジのひとつである「Airレジ(エアレジ)」について詳しくみていきましょう。

Airレジ(エアレジ)は、リクルートが提供している業務支援サービスです。『ホットペッパーグルメ』や『じゃらん』といった同社の媒体運営を通して、各店舗の会計にまつわるコストや手間を削減すべく開発されたものです。

Airレジ(エアレジ)のメリットは?

続いて、Airレジ(エアレジ)メリットを説明します。

初期費用も月額利用料も無料

Airレジ(エアレジ)を導入するにあたって、契約料が月々の利用料などは用意する必要がありません。すべての機能を無料で利用することができます。ただし、Airレジ(エアレジ)の利用に必要なiPadとレシートプリンター、インターネット環境は用意する必要があります。
そもそも、Air(レジエアレジ)が無料で利用できる理由は、周辺機器や周辺サービスを有料にすることで運営会社が収益を得られる仕組みにしているからですが、レシートプリンターもそのひとつ。iPadやインターネット環境は自分で用意する人がほとんどだと考えられますが、レシートプリンターのほかに、釣り銭や売上金を入れておく「キャッシュドロア」や、iPhoneを注文・オーダー端末として使うためのアプリである「Airレジ ハンディ」、また、「バーコードリーダー」なども有料となっています。

参照:Airレジはスマホやタブレットで使う無料のPOSレジアプリ、利用者の評価は?

サポート利用料無料

Airレジ(エアレジ)はサポートセンターの利用も無料です。電話、チャット、メールで対応してくれるサポートセンターは平日10時~19時に稼働しています。

Airペイ(エアペイ)も一緒に使えばキャッシュレス決済にも対応可能

クリニックで使用する場合、予め治療や処置の単価を登録しておけば、会計時に逐一金額を打ち込む必要がありません。さらに、Airペイ(エアペイ)と一緒に使えば、キャッシュレス決済も簡単です。ただし、キャッシュレス決済を利用する際は、事前にAirペイ(エアペイ)を導入しておくことが不可欠です。

Airペイ(エアペイ)は、クレジットカードや交通系電子マネー、Apple Pay、iD、QUIC Payなどに対応していますが、「Airペイ(エアペイ)PR」に同時に申し込むと、PayPayやd払い、au PAYなどにも対応可能になります。

会計するだけで自動的にデータが集計される

日々の売上や患者数が記録・集計されるため、経営状況の分析に役立ちます。PCを使えばCSVデータをダウンロードすることもできるので、売上UPのためのヒントが見つかりやすいでしょう。

Airレジ(エアレジ)のデメリットは?

続いては、Airレジ(エアレジ)のデメリットです。

ORCAと自動連携できない

ORCAで金額を出した後、自動連係でAirレジ(エアレジ)に入力できません。ただし、手入力は可能です。一方で、たとえば「NOMOCA-Stand」など医療機関での利用に特化しているPOSレジであれば、診察券アプリケーションとの連携なども簡単におこなえます。電子カルテとレセコンとの連携を第一に考えて作られている「POSCO」なども、クリニックにとっては使い勝手がいいPOSレジであるといえるでしょう。

参照:Airレジ(エアレジ)

参照:Airペイ(エアペイ)

参照:NOMOCA-Stand

参照:POSCO

Airレジ(エアレジ)の口コミは?

続いては、Airレジ(エアレジ)の口コミをみていきましょう。

  • 「メンテナンス中はQR決済が利用できない」
  • メンテナンス期間中はQR決済が利用できなくなるため、SNSを通してユーザーに呼び掛けている店舗が存在します。ただし、どの業界でもユーザーニーズが低い時間帯にメンテナンスしているため、クリニックにとってはほとんど問題とはならないでしょう。

  • 「Quick PayやiDの決済手数料が下がるのがうれしい」
  • Airレジ(エアレジ)の旧手数料は3.74%でしたが、2023年4月1日から一部取扱いブランドの決済手数料が3.24%になることが発表されています。これを受けて、「手数料が管理しやすくなる」とツイートする人も。

  • 「Airレジ(エアレジ)と弥生会計を連携しているので確定申告が楽」
  • Airレジ(エアレジ)を弥生やfreeeと連携させて時短を実感している人は多いようです。ただし、逆に「会計処理が難しい」という声も。慣れたら便利なシステムであっても、慣れるまではかえって負担に感じてしまうことがあるかもしれません。

    機能、価格、使い勝手などさまざまなポイントをチェックしてベストなPOSレジを選ぼう

    業務効率化に役立つ機能を十分に使いこなすことができるなら、医療機関での利用に特化したPOSレジを選ぶのもいいですが、日々の診療に追われていて最低限の操作しかできそうにない場合や、導入コストをかけたくない場合などは、最低限の機能を備えたシンプルなものを選ぶのが得策である場合もあります。まずは自院のニーズを洗い出すことで、後悔のない選択ができるといいですね。

    Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

    特徴

    1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

    対象規模

    無床クリニック向け 在宅向け

    オプション機能

    オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

    提供形態

    サービス クラウド SaaS 分離型

    診療科目

    内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、