美容クリニックの開業に「ベストな立地」とは?

美容クリニックを開業したいと考えているなら、立地選びが非常に大切です。もちろん、これはどの診療科にも共通して言えることですが、メインターゲットの性別やニーズを考えてもわかるように、他の診療科とは異なる観点から立地を選定する必要がありそうです。

では、具体的にはどんなことを考えて選定すればいいのかをみていきましょう。

目次
  1. 美容クリニックの開業にふさわしい立地の条件は?
    1. メインターゲットがよく利用するエリア
    2. 広いエリアからの来院が期待できるターミナル駅周辺
    3. 駅近
  2. 条件の悪さを補てんするためにできることは?
  3. ほとんどの条件をクリアできない場合は

美容クリニックの開業にふさわしい立地の条件は?

まずは、美容クリニックの開業にふさわしい立地の条件をみていきましょう。

 

メインターゲットがよく利用するエリア

美容クリニック、美容外科の多くは、「美容に関心の高い女性」をターゲットにしています。そのため、立地を選ぶ際には、「ターゲット層となる女性になじみのある街、なじみのあるエリア」を選ぶことが大切です。

たとえば、20代~40代の女性に人気のブランドを擁したファッションビルが集中しているエリアや、大型商業施設がある街であれば、ダウンタイムのない施術などは、仕事帰りや休日に買い物などの予定と抱き合わせでスケジュールを組もうと考える人も多いでしょう。

ただし最近は美容クリニックに通う男性も増えてきているので、男性をメインターゲットとして取り込みたい場合は、男性目線で立地を選ぶ必要があります。

また、エイジングケアに特化していて40代以上の富裕層にターゲットを絞っている場合は、若者に人気のある街よりも、落ち着いた大人の雰囲気の街を選んだほうが、利用するほうも来院しやすいです。例をあげると、渋谷や原宿の繁華街に店舗を構えても、その街になじみのない40代、50代女性は「足を踏み入れにくい」と敬遠してしまいます。

 

広いエリアからの来院が期待できるターミナル駅周辺

複数の路線が通るターミナル駅近くの店舗なら、より広いエリアから通ってもらえることが期待できます。交通の便がよい街は一般的に賃料が高くなりますが、たとえば首都圏であれば、池袋、大宮、横浜あたりは坪単価が比較的手ごろで開業を検討しやすいでしょう。

また、いずれの街も、女性をターゲットとする場合にも男性をターゲットとする場合にもうってつけ。さらに、幅広い年齢層の人が訪れる街なので、どのようなコンセプトでも受け入れられやすいでしょう。

ただし、とりわけ池袋は東京都内ということもあり、競合も多くなるのがデメリット。自院ならではの強みを強く打ち出して差別化を図っていかないと、せっかく開業に漕ぎつけても短期間で廃業に追い込まれてしまう可能性もあります。

 

駅近

施術にもよりますが、美容クリニックの患者は、メンテナンスのために定期的に来院するケースが多いため、駅から近くて「通いやすい」と思ってもらえることは大切です。たとえば駅徒歩20分の立地に開業したとして、どんなに治療内容がよくても、途中で通うのを辞めてしまう患者が多いことが予想されます。

駅近の物件となると、どのエリアであっても、エリア内でもっとも高額になります。ただし、美容クリニックに来院する人の多くは、「落ち着いた雰囲気で診察・処置を受けたい」と考えているため、賃料が高い1階よりも、2階以上の空中階を選んで問題ありませんし、そのぶん予算を下げることができます。

 

条件の悪さを補てんするためにできることは?

すべての条件がそろっている立地をみつけることができたら、それに越したことはありませんが、条件を満たしている立地であれば、そのぶん競争率や土地代が高くなるのは自明の理。また、理想にぴったりの土地が出るまで待つにしても、何か月、何年もかかって、開業にベストなタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

そのため、多少条件が悪くても決断したほうがいい場合も多いといえます。ただし、「立地が悪いぶん、患者数が少なくても仕方ないと考える」のではなく、条件が悪いぶん、他の要素で集患していくことが大切です。

たとえば、どんな治療を得意としているのか、どんな機器を導入しているのかなど、ホームページやSNSを駆使して積極的に発信していくことはとても大切です。また、美容クリニックを利用したいと考えている人の多くは、芸能人やタレントに人気の施術、最先端の施術に興味があるので、SNSで情報を収集して分析することも重要です。

また、美容クリニックでの施術を検討している人は、「施術を受けることによってどのくらい変わるのか」を知りたいと思っているので、InstagramやYouTube、ホームページで実際の変化を見せていくことが理想です。

ただし、詳細説明のないbefore/afterの写真掲載は医療法によって禁じられているので、法律に引っ掛からないよう、ルールを守って情報を発信していく必要があります。

参照: 医療広告ガイドラインに違反しないためには何に気を付けたらいい?

 

ほとんどの条件をクリアできない場合は

十分な開業資金を用意できず、条件が悪いどころか、ほとんどの条件をクリアできないという場合ももちろん考えられます。

そうなったら開業を諦めるしかないのかというと、そんなことはありません。クリニックの発信力によっては、駅から距離がある立地であっても成功できる可能性がゼロではありません。

ただし、資金が少ないにしてもできる限りよい立地を選定したほうがいいことは間違いないので、診療圏調査は必須!

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建築内容

一般住宅 一軒家 小型店舗 ショップ 事務所 オフィスビル 診療所 歯科医院

職種

設計事務所

依頼内容

デザイン 工事 消防手続き 行政手続き 店舗設計 店舗デザイン 内装施工 インテリアコーディネート

診療科目

内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科

執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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