美容外科・美容皮膚科は儲かる?平均年収はどのくらい?

美容外科、美容皮膚科は儲かるというイメージを抱いている人は多いでしょう。特に規模の大きいクリニックは、TVCMも盛んに流していますし、お金をかけているというふうにみえるかもしれません。

では、実際のところ美容外科、美容皮膚科を開業すると、どのくらい稼ぐことができるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

目次
  1. 美容皮膚科と美容外科の違い
  2. 美容皮膚科と美容外科の給与水準はどのくらい?
    1. 美容皮膚科と美容外科の給与水準に差が出る理由は?
  3. 美容外科医になったら必ず高い給料が得られる?
  4. 開業予定地に目途がついている場合は、エリア名で検索すると目安となる金額がわかる

美容皮膚科と美容外科の違い

美容皮膚科と美容外科は、いずれも“美容系クリニック”にカテゴライズされますが、診療内容には大きな違いがあります。

まず、美容皮膚科は、審美的な観点から皮膚の治療を行います。具体的には、シミやシワ、くすみ、たるみ、ニキビなどの肌トラブルを、レーザーやピーリング剤を用いて改善へと導いていきます。

一方、美容外科は、主に外科的処置によって患者の「美」を追求する診療科です。具体的には、脂肪吸引、豊胸手術、ワキガ・多汗症治療、二重・目元整形、鼻整形などが挙げられます。また、ボトックス・ヒアルロン注射やシミ取りレーザーなど、美容皮膚科でも行われているメニューを扱うクリニックも多く存在します。

 

美容皮膚科と美容外科の給与水準はどのくらい?

美容皮膚科、美容外科はともに医療保険が適用とならない自由診療がメインとなるため、医療機関が自由に治療費を設定できることから、給与水準が高くなる傾向にあります。

美容皮膚科、美容外科単体の給与水準として国が公表している正式なデータはありませんが、求人媒体が提示している年収などを参照するに、年収1,800万円~2,500万円前後であることがわかります。

また、個別の給与水準(収入額)に関しては、参照した求人情報によって開きが出ていますが、美容皮膚科は2,000万円前後、美容外科は2,500万円~5,000万円以上と示されていることもありました。

美容皮膚科と美容外科の給与水準に差が出る理由は?

美容皮膚科と美容外科の給与水準を比べたとき、美容外科のほうが高い傾向にある理由はいくつかあります。

まず、美容外科は外科的処置を行うため、美容皮膚科と比べて高度な知識や技術が求められるといえます。

また、一度メスを入れたら簡単には元の状態には戻せないこと、計画通りにはいかない可能性がゼロではないことから、トラブルや訴訟に発展する可能性が高いのも美容外科。そのため、プレッシャーも大きく、それに見合った給与が用意されることが考えられます。

 

美容外科医になったら必ず高い給料が得られる?

美容外科医の給与水準が高いとされていることから、内科や産婦人科医をはじめとする、美容とは無縁の診療科から転職して美容外科医になる医師も存在します。

しかし、給与水準が高いからといって、誰でも稼げるというわけではありません。

ドクターの腕やクリニックの評判によっても売り上げは変わってきますが、それ以前にまず、立地によって、売り上げに大きな差が出ます。

美容クリニックは、美容外科であれ美容皮膚科であれ、他の診療科とは異なり、病気を治療するわけではないので、「診てもらわないと命に関わる」ものではないことから、どこの都道府県にも一定数の医療機関が存在するというわけではありません。多くは、人口の母数から必然的に“美意識が高い人”がより多く存在する、と考えられる都市部に立地するため、自ずと都市部での競争率が高くなります。

一極集中するとその結果として、知名度がそこそこのうちはライバル店よりも安い価格に設定しなければ増員が期待できないという側面はありつつも、たとえばインスタグラマーの来院などをきっかけに人気に火がつくと、一気に年収UPする可能性があります。

一方、地方は競争率が低いことから自院で患者を独り占めできる可能性があるというメリットがある反面、そもそものパイが少ないため稼ぎをそこまで大きくはしにくいというデメリットもあります。

 

開業予定地に目途がついている場合は、エリア名で検索すると目安となる金額がわかる

美容皮膚科、美容外科ともに国や都道府県単位での給与水準は公表されていませんが、開業予定地が決まっているなら、求人サイトなどでエリアを絞って「美容皮膚科 ドクター」などと検索すると、おおよその目安が出てきます。雇用される場合の目安金額がわかれば、開業した場合の稼ぎにも目星がつくので、ぜひ一度検索してみてくださいね。

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提供形態

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執筆 CLIUS(クリアス )

クラウド型電子カルテCLIUS(クリアス)を2018年より提供。
機器連携、検体検査連携はクラウド型電子カルテでトップクラス。最小限のコスト(初期費用0円〜)で効率的なカルテ運用・診療の実現を目指している。


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