近年、クリニックの業務効率化や患者満足度向上のために、診療予約システムを導入するクリニックが増えています。診療予約システムを提供しているメーカーはいくつかありますが、そのなかから今回は、株式会社エヌオーシーの診療予約システム「チェック・オン」の機能や使い勝手、評判を紹介します。
診療予約システムとは?
診療予約システムとは、スマホやタブレットの端末などを通して、オンライン上で診療の予約をとることができるシステムのこと。来院順の予約となる「順番待ち予約」、決まった時間に予約をとる「時間指定予約」、10時-11時などの時間帯の枠ごとにたとえば20人などの人数を設け、時間帯に来院した順番に診察する「時間帯予約」の主に3種類の予約方式があります。
チェック・オンの予約方式は?
チェック・オンの予約方式が前述の3種類のうちどれに対応しているかというと、「順番待ち予約」「時間指定予約」に対応しています。また、2つの方式を組み合わせることも可能。つまり、自院の診療スタイルに合った方式を採用できるということです。また、たとえば一般診察は順番待ち予約で受け付けて、予防接種は時間指定予約で受け付けるということも可能です。
時間指定予約に関して、予約の変更があった場合は、ドラッグアンドドロップで簡単に入力箇所を移動させることができます。また、診察の内容によって確保する予約時間をフレキシブルに変更できることや、週間表示・月刊表示で混み具合を確認できること、調整用空き枠を採用していることなども魅力です。
患者の予約方法は?
チェック・オンを導入しているクリニックに患者が予約をとりたい場合、3種類の方法から予約することができます。1つめは、スマホ、パソコン、ガラケーなどの端末からの予約方法。画面上で、現在の混雑状況や、キャンセル・変更・予約確認をおこなうことも可能です。2つめは、電話から予約する方法です。患者は、音声案内に従って0~9および#をプッシュして予約可能。この方法であれば、パソコンやスマホを持っていない患者でも自宅から予約できます。3つめは、院内の端末から予約する方法です。タッチパネル、バーコード、リライトカードなどで患者自身が受付をおこなうため、スタッフの受付業務短縮につながります。
また、予約した順番が近づいた患者に、メールまたは電話、LINEでお知らせする機能も搭載しているので、患者の順番待ちストレス軽減に役立ちます。
チェック・オンの便利な機能は?
チェック・オンにはさまざまな便利な機能があります。
予防接種機能
インフルエンザワクチンを含む予防接種の予約に役立つ予約接種機能は、ワクチンの在庫管理、在庫量に応じた予約管理にも活用できます。
診察券表示機能
患者のスマホに専用アプリをダウンロードしてもらって、クリニックの情報や診察券番号などを登録すれば、スマホに診察券バーコード・QRコードを表示できます。ちなみに、複数のクリニックの診察券を登録できるアプリなので、エリア内にチェック・オンを導入しているクリニックが多ければ、患者が既にアプリをダウンロードしている可能性が高いので、患者から受け入れてもらいやすいでしょう。
集計機能
過去一年分の予約状況を閲覧したり、予約情報をファイル保存・印刷したりすることができます。複数科目・複数医師の予約一覧表示や、順番受付情報と時間予約情報を混在させた表示も可能です。
問診機能
質問に〇か×で回答してもらう「簡易問診」、複雑な質問に記述式、選択式、多答式によって回答してもらう「問診Plus」の2種類の問診機能を利用できます(ただし問診Plusは要契約)電子カルテによっては、問診の回答内容を連携させることも可能です。
院内ディスプレイ表示機能
案内中の予約番号を院内ディスプレイに表示できます。表示内容はカスタマイズ可能で、背景画像やイラストも多彩に搭載されています。
発券機能
サーマルプリンターを活用して、予約・受付情報はもちろん、印刷したいそのほかの患者情報もプリントアウトすることができます。
そのほか、各種電子カルテやレセコンとの連携が可能などのメリットも あります。たとえば、クラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」とも連携が可能です。
チェック・オンの口コミは?
チェック・オンを導入しているクリニックからは以下のような口コミがあります。
予約システムを提供しているメーカーは数あれど、なかでも多くのクリニックから支持されているチェック・オン。その理由は、「年配患者も使いやすい」「予防接種機能が充実している」などの特長と関係しているのかもしれません。
院内サーバーが不要なクラウド型で導入がスムーズ
チェック・オンはクラウド型の予約システムなので、院内サーバーを用意しなくても、インターネット環境さえ整っていれば容易に導入することができます。また、バージョンアップが自動でおこなわれるため、いつでも新機能を利用できるのも大きな魅力。システムの保守や運用も自動で管理されているので、スタッフの労力軽減にもうってつけですよ。
特徴
対応言語
システムとの提携
予約・受付機能
提供システム
その他機能
診療科目
この記事は、2023年7月時点の情報を元に作成しています。