近年、POSレジを導入するクリニックが増えています。それに伴い、POSレジを提供するメーカーも増えています。そのなかから今回は、ポスタス株式会社が提供する「ポスタス(pos+)」について詳しくみていきましょう。
POSレジとは?
POSレジとは、商品やサービスの提供時に生じる金銭のやりとりなどの情報を、金銭が発生した時点で記録・集計するシステムを完備したレジのことです。記録した情報は後から売り上げ分析などにも使うことができます。こうしたシステムを「POSシステム」といい、POSシステムを搭載可能な端末は「POSレジ」として使用できるということになります。
そのため、レジ専用機器以外でも、クラウドサービスを利用して、PCやタブレット、スマホなどで使うことのできるPOSレジも増えています。
ポスタスとは?
ポスタスのメイン機能は、iPadを使った「モバイルPOSレジ」です。オールインワンのキャッシュレス端末、セルフレジなどとしても使用可能で、セルフオーダー、テイクアウト、在庫管理、予約管理、DM配信などもおこなうことができるため、さまざまな業種で活用されています。
ポスタスの機能は?
ポスタスには、業務効率化に役立つさまざまな機能が備わっています。どの機能を使うかによって、大まかに4つのプランが用意されています。内訳は、小売店向け「POS+retail」、飲食店向け「POS+food」、小規模飲食店向け「POS+lite」、美容・サロン向け「POS+beauty」ですが、売上分析などに役立てたいなら、「POS+retail」、美容クリニックでスタッフの売上などを管理したいなら「POS+beauty」が適しているといえるでしょう。
「POS+retail」で使える主な機能は、レジ機能、在庫管理機能、売上分析機能、キャッシュレス決済機能、自動釣銭機能などです。「POS+beauty」で使える主な機能は、レジ機能、予約管理機能、DM機能、WEB予約機能などです。
レジ機能
iPadアプリを使ったレジ機能です。会計操作をおこなうと自動的にデータがクラウドサーバーに上がるため、レジ締め作業や売上報告などの作業時間を削減することができます。
在庫管理
在庫照会、入出荷、検品、棚卸まで管理することができます。院内処方のクリニックなどであれば使い勝手がいいでしょう。
売上分析
月・日・時間・曜日などの時間軸、現金・クレジットカード・電子マネーなどの決済方法別など、さまざまな視点から売上を分析することができます。
キャッシュレス決済
クレジットカード決済、電子マネー決済、コード決済などに対応した複数の決済端末と連携可能です。
自動釣銭機能
現金を投入すると自動で釣銭を払いだします。レジミスの解消とレジ締めの労力削減につながります。
予約管理機能
予約管理がおこなえるスケジュール台帳機能を搭載しています。連携サービスとの連携などによって、電話予約とweb予約を一元管理することもできます。
DM機能
メールアドレスを登録している患者にダイレクトメールを送信することができます。自動送信/手動での送信は設定可能。テンプレートを作成しておくことができるので、文章作成もスムーズです。
WEB予約
会員登録が不要なため、初診の患者でも直感的に予約操作可能です。また、予約はPOSと連携しているため、予約が重複する心配もありません。
スタッフの目標管理
スタッフ別の目標や売上、施術内容の管理が可能。美容クリニックなどに役立ちます。
ポスタス導入のメリットは?
ポスタスには業務効率化に役立つさまざまな機能が備わっているため、導入することによってスタッフの負担が減ったり、患者満足度が高まったりといったメリットがあります。また、コールセンターが10時から22時まで対応しているため、わからないことがあるときにすぐに対応してもらいやすい点なども魅力です。
ポスタス導入のデメリットは?
導入することによるデメリットは特にありませんが、レジ機能のみで十分だとの理由から「POS+lite」を選んだ場合、アンドロイドアプリしか使えないため、不自由に感じることがあるかもしれません。
ポスタスは薬局やドラッグストアでの導入が多い
ポスタスは、小売店向け「POS+retail」、飲食店向け「POS+food」、小規模飲食店向け「POS+lite」、美容・サロン向け「POS+beauty」の4つのプランに分けられていることもあって、「クリニック向けではないのでは?」と考える人も多いかもしれません。確かに、クリニック専用というわけではありませんが、売上分析やスタッフ管理などの役立つ機能もたくさんあります。特に、美容・サロン向け「POS+beauty」なら、美容クリニックにとっては使いやすい機能がそろっているので 、導入候補の1つとして考えてみるのはアリかもしれませんね。
特徴
オンライン診療機能
システム提携
診療科目
この記事は、2023年7月時点の情報を元に作成しています。