電子カルテ「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の評判は?

電子カルテの種類は年々増えています。メーカーによってこだわって開発した点が異なるので、操作性や機能はものによってマチマチです。そのなかから今回は、病院用電子カルテシステム「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」について詳しくみていきます。

目次
  1. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」とは?
    1. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の製品ラインナップは3種類
      1. MI・RA・Is / AZ
      2. MI・RA・Is / AZ Mix
      3. MI・RA・Is / AZ Lite
    2. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の特徴的な機能
      1. クリティカルパス機能
      2. レジメンオーダ機能
      3. コミュニケーションフォルダ機能
      4. 他科紹介機能
      5. 看護業務紹介機能
      6. 経過記録機能
      7. 経過一覧表機能
  2. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の導入状況は?
  3. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の評判は?
  4. 「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の注意点は?
  5. 複数の診療科を有したクリニックなどにはおすすめ

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」とは?

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」とは、『株式会社シーエスアイ』によって開発された電子カルテシステムです。“地域包括ケアシステム実現に向けた最適なソリューションとなること”や、“より早く、より見やすく、よりやさしい操作性”にこだわって開発された電子カルテシステムで、全国で900を超える医療機関によるノウハウによって、医療安全・経営改善・業務効率向上をサポートしています。また、さまざまな施設と接続可能なマルチベンダー方式・標準インターフェース、クラウドに対応したシステム基盤であることも特徴です。

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の製品ラインナップは3種類

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」には3種類の製品ラインナップが存在します。

MI・RA・Is / AZ

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の基本となる、一般病院向けのパッケージです。基本でありながら豊富な機能を搭載しており、各医療機関のニーズに柔軟に対応します。

MI・RA・Is / AZ Mix

療養病床や精神病床を有した病院向けのパッケージです。治療や手術、術後のケアからリハビリまで幅広くサポートしてくれる仕様です。

MI・RA・Is / AZ Lite

「Lite」という言葉が示す通り、低価格で導入可能な小規模病院向けパッケージです。「ノンカスタマイズで構わないから短期導入を実現したい」というクリニック向け。

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の特徴的な機能

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」にはいくつかの特徴的な機能があります。

クリティカルパス機能

外来から入院まで連続して、患者の状況に合わせた柔軟なパス管理が可能です。

レジメンオーダ機能

患者一人ひとりに合わせて病院が定めた投薬量、生涯投薬量の管理などの複雑な運用をサポートします。

コミュニケーションフォルダ機能

チームの目的に合わせたカルテ管理ができます。たとえば、メールにカルテを添付することなどができます。

他科紹介機能

診察目的や経緯などのこれまでの情報を、他科に伝達するための機能です。他科への紹介状況は外来患者一覧上に通知され、未読/既読および返書状況なども確認できます。

看護業務紹介機能

経過記録の漏れや介入項目のチェック漏れ、看護計画や看護必要度の評価漏れなどの進捗確認を一画面でおこなうことができます。

経過記録機能

経過記録の入力文は、定型文から選択することができます。看護記録の表示、看護必要度の結果を参照しながら登録することができます。

経過一覧表機能

バイタル、オーダ、介入項目、看護必要度の結果、看護記録の有無を表示します。

そのほかにも、「画像オーダ」「病名オーダ」「手術オーダ」「栄養指導オーダ」「輸血オーダ」「注射オーダ」「処方オーダ」「食事オーダ」「リハビリオーダ」「病理オーダ」などのさまざまなオーダリング機能や、「精神科機能」「病名・処方監査機能」「地域連携室機能」などの幅広い機能を有しています。

参照:株式会社シーエスアイ「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の導入状況は?

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の導入状況は、2001年にわずか29件だったところ、年々導入医療機関数が増え、2023年9月時点では全国で917件の医療機関に導入されています。このことからも、「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の評価が年々向上していることがわかります。

参照:株式会社シーエスアイ「お客さま事例」

「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の評判は?

続いては、「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」のユーザーの声をみていきましょう。

  • 「紙運用を許さず、すべての情報を蓄積したいと考えて、経営や人事システム・就業システムなどの総務システム、自動精算機やPOSレジまで連携できるミライズを選びました。その結果、ヒューマンエラーによるミスや不安がなくなり、レセプトチェックにかかる時間を大幅に削減できました 」
  • 「“放射線レポートの確認漏れがある” “医学管理料が適切に算定されていない”の2つの課題解決のために役立つ電子カルテを探していました。その旨を担当者に説明したところ、“2つの課題に必ず対応する”と約束してくれたことが選定の決め手です。前者に関しては、部門側でレポートが作成されるとナビゲーション機能に【結果有り】と表示されると同時に依頼医にもレポート作成が通知されることで、未読がなくなりました。後者に関しては、診察終了時に医学管理サポートの機能が起動されることで、算定候補、医学管理料、カルテ記載に必要な指導内容などを確認できるようになりました 」
  • これらの声から、機能が充実しているだけでなく、サポートする側も万全の体制でユーザーのニーズに応えてくれていることがわかります。

    参照:株式会社シーエスアイ「お客さま事例」

    「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」の注意点は?

    「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」はWindowsにしか対応していないので、クリニックのパソコンがMACの場合は導入することができません。

    システム要件は以下の通りです。

    サーバー
    対応OS Windows Server 2012 Standard 64bit
    Windows Server 2012 R2 64bit
    Windows Server 2016 64bit
    Windows Server 2019 64bit
    Windows Server 2022 64bit
    メモリ 24GB以上
    ディスク容量 OS領域として100GB以上
    Dドライブ:100GB以上
    Eドライブ:100GB以上
    Fドライブ:100GB以上
    クライアント
    対応OS Windows10 Pro バージョン 21H1以下(64bit)
    Windows10 Enterprise 2019 LTSC (64bit)
    Windows11 Pro バージョン21H2以下(64bit)
    メモリ 8GB以上
    ディスク容量 OS領域として100GB以上
    ネットワーク 1000BASE-Tを推奨
    100BASE-T以上
    ディスプレイ フルHD(1920×1080)

    参照:株式会社シーエスアイ「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」

    複数の診療科を有したクリニックなどにはおすすめ

    本記事で説明した通り、「ミライズ / エーズィー(MI・RA・Is / AZ)」は基本的に小規模クリニックよりも複数の診療科を有したクリニック向けの電子カルテであるといえます。ただし、MI・RA・Is / AZ Liteなら小規模クリニックにも向いているので、他メーカーの電子カルテとの比較候補と考えたいなら、まずはメーカーに問い合わせて詳細を教えてもらうのがおすすめですよ。

    Mac・Windows・iPadで自由に操作、マニュア ルいらずで最短クリック数で診療効率アップ

    特徴

    1.使いやすさを追求したUI・UX ・ゲーム事業で培って来た視認性・操作性を追求したシンプルな画面設計 ・必要な情報のみ瞬時に呼び出すことが出来るため、診療中のストレスを軽減 2.診療中の工数削減 ・AIによる自動学習機能、セット作成機能、クイック登録機能等 ・カルテ入力時間の大幅削減による患者様と向き合う時間を増加 3.予約機能・グループ医院管理機能による経営サポート ・電子カルテ内の予約システムとの連動、グループ医院管理機能を活用することにより経営サポート実現 ・さらにオンライン診療の搭載による効率的・効果的な診療体制実現

    対象規模

    無床クリニック向け 在宅向け

    オプション機能

    オンライン診療 予約システム モバイル端末 タブレット対応 WEB予約

    提供形態

    サービス クラウド SaaS 分離型

    診療科目

    内科、精神科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、、循環器科、小児科、外科、整形外科、形成外科、美容外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管科、小児外科、皮膚泌尿器科、皮膚科、泌尿器科、性病科、肛門科、産婦人科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、麻酔科、心療内科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、、、、