クリニックのスタッフ採用面接の理想的なフローや質問とは?

クリニックのスタッフ採用面接においてはいくつかの大切なポイントがあります。そのひとつが「フロー」です。

事前にフローを決めていなければ、面接にきた求職者を待たせてしまうこともありますし、大幅に時間がかかってしまうこともあります。

そこで今回は、クリニック採用面接時のフローの理想について考えていきます。併せて、求職者に質問すべきことや、面接時に意識すべきポイントなども解説していきます。

目次
  1. クリニックのスタッフ採用面接のフローは?
    1. 求職者への面接連絡は3日~2週間前
    2. 事前アンケートに記入してもらう
    3. 事前アンケートおよび履歴書を見ながら、志望動機や職務経歴について質問する
    4. 勤務時間など、働く条件に関しての希望を確認する
    5. クリニックに対して質問がないかどうかを応募者に確認する
    6. 採用・不採用の連絡は1週間程度
  2. 応募者もクリニックを評価していることをお忘れなく!

クリニックのスタッフ採用面接のフローは?

まずは、クリニックのスタッフ採用面接のフローをみていきます。

求職者への面接連絡は3日~2週間前

まず、求職者への面接連絡は3日~2週間前には行いたいところです。「X月X日のX時」とピンポイントで指定しても応募者が対応できない場合もあるので、日程候補はいくつか出しましょう。もしくは、対応可能な日時を指定したうえで、応募者に第3希望までの希望日を出してもらうのも一手です。

事前アンケートに記入してもらう

面接当日、応募者が来院したら、希望時間や扶養範囲の希望、喫煙の有無など、面接時にしっかりと確認したいことを改めて確認するために、事前アンケートに記入してもらいます。

事前アンケートを記入してもらうことには、「その内容を確認しながら面接を進めることでお互いが話しやすい」というメリットがあるだけでなく、「記入してもらっている間に、服装のTPOや清潔感を確認できる」というメリットもあります。

事前アンケートの記入が終わるといよいよ面接です。

事前アンケートおよび履歴書を見ながら、志望動機や職務経歴について質問する

面接では、主に志望動機や職務経歴について質問することになりますが、志望動機に関してはどうにでも取り繕うことが可能なので、職務経歴を掘り下げることに重きを置きましょう。

たとえば、医療機関での受付事務経験者であっても、レセプト業務まで手掛けていたのかそうでないのかで、できることが大きく異なってきます。

また、レセプト業務を行ううえでどんなソフトを使っていたのか、補佐的に仕事をしていたわけではなく自分ひとりでもレセプト請求作業が可能であるのかなど、自院で働いてもらうことになった場合を想定しながら、スキルなどに関しても詳しく確認していきます。

また、職務経歴を確認するうえでは、「辞めた理由」を確かめることも大切です。明らかに職場側に非があるケースであれば問題ありませんが、自己都合での退職を何度も繰り返しているようであれば、採用してもすぐに退職してしまう可能性が高いといえます。

ただし、なかには自己都合での退職であったことを認めようとしない応募者もいます。たとえば、遅刻やミスが多いことから昇給できていないのに、「院長に嫌われていたからいつまでたっても給料が上がらなくて辞めました」などと説明する人もいます。

詭弁を100%見破れるかというとそうではありませんが、応募者の説明に違和感を覚えたときには、上記ケースであれば「遅刻やミスはまったくなかったのですか?」などと聞き返して、「うちに採用になった場合、勤務時間はきちんと守れますか?」など確認することが望ましいでしょう。

勤務時間など、働く条件に関しての希望を確認する

応募者の職務経歴や人となりが掴めたら、働く条件に関しての希望を確認します。

勤務時間に関しては、扶養の範囲内で働きたい人もいれば、できるだけたくさん働いてたくさん稼ぎたいと考えている人もいます。

それぞれの希望に合った働き方でなければ、条件に妥協して働き始めてくれたとしても、途中で辞めてしまう可能性が高いです。

しかも、無理矢理条件を飲んでもらった結果、その人が耐えきれなくなって急に辞めたら、結果として困るのは人手が足りなくなるクリニックのほうです。そのため、面接時にしっかりすり合わせておくことが大切です。

クリニックに対して質問がないかどうかを応募者に確認する

クリニックから応募者に訊きたいことをすべて訊いたら、最後に、応募者からクリニックに対しての質問がないかどうかを確認します。

医療業界への求職者に限らず、面接を受ける人の多くは「質問はありますか?と訊かれたら質問したほうがいい」と認識しているので、予めなんらかの質問を用意している応募者もいるでしょう。

そのため、質問の内容に関してはあまり気に留める必要はありませんが、たとえば「時給をもっと上げてほしいのですが可能ですか?」などの不躾な質問が投げかけられることがあれば、採用を見送るのが賢明です。

採用・不採用の連絡は1週間程度

面接が終わったら、採用であっても不採用であっても必ず応募者全員に連絡します。不採用であるからといって連絡しなければ、「失礼なクリニックだ!」と口コミに書き込まれることなどもあるので注意が必要です。

では、いつまでに連絡すべきなのか?ですが、一般的には1週間前後とされています。

ただし、面接当日に「ぜひ採用したい」と思っているのに1週間待ってから連絡をいれる必要はなく、面接翌日に連絡をするのでもまったく問題ありません。早めに連絡をいれることで、いい人材を他のクリニックにとられるのを防ぐこともできます。

また、面接当日、「X日以内に連絡します」と伝えてあげられると、応募者は「まだかまだか」とやきもきした気持ちで待たずに済むので親切です。

応募者もクリニックを評価していることをお忘れなく!

クリニックが採用面接で応募者の適性や人となりを見極めるのは当たり前ですが、それと同じように応募者一人ひとりも、応募した職場が働きやすい環境であるのかどうかを見極めようとしています。

そのため、面接で応募者に対して失礼なことを言ったり不適切な対応をしたりすると、悪いうわさが広まる事態にもなりかねません。

それを防ぐためにも、応募者一人ひとりに対して誠実に対応することを心がけてくださいね。

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執筆 CLIUS(クリアス )

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